LIFESTYLE
:【素敵なおうち訪問】 かごやボックス収納と、場所を選ばず使える愛用家具で、日々の暮らしを心地よく(江成さん宅後編)
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:素敵なおうちを訪ね、家づくりにおいてこだわったところやお気に入りのポイントなどをお聞きする連載「素敵なおうち訪問」。今回訪れたお宅は、四季を色濃く感じることができる長野県にお住まいの江成さんの一軒家です。後編では、大切に使い続けている愛用家具と収納の工夫について紹介します。
江成さんのおうちDATA
結婚を機に夫の実家の横に建てた住まいは、長野県松本市の中心地から離れた山の中腹に位置する一軒家。新築時は二人暮らしだった住まいも、子どもが生まれたことにより、部屋のインテリアや使い方が変化。自然豊かな静かな環境で子どもの成長を身近に感じながら、日々変化する暮らしを楽しんでいます。
・間取り:1LDK
・世帯人数:三人暮らし
PROFILE
江成さん(IFUJI工房スタッフ)、夫(会社員)、お子さん一人
ボックス収納を活用し、ものの居場所を決める

部屋の各所に置かれたかごやボックス
家族が増えて、日々の暮らしも忙しくなるなか、考えられるようになったと話すのがものの一時置き場だったそう。
「片付けが苦手なので、書類など探しものが多いのが悩みでした。対策を考えるなかで、ものの居場所がないことが原因だと気付き、最近は意識してものを自分で決めた場所に置くようにしています」

ダイニングの棚に置いた書類をまとめたボックス
「例えば郵便物などは、期限があるものとそれ以外に分けて、机の上に置くのではなくファイルボックスにしまい、時間ができたら整理をする。週末や月末溜まってくるとどうしても気になるので、そのタイミングにまとめて整理するようにしています」
お気に入りはFOUND MUJIのコシャー箱

書類から食器まで、幅広い収納に便利だと話す、FOUND MUJIのコシャー箱。

見た目も使い勝手もよく、使わなくなった器類などもここに保管しています。
「雑誌で見て興味を持ち、リビングやクローゼットなどで使っています。書類や薬、出番の少ない来客用のお皿やコップなどを収納しています。並んでいるとかわいいのでサイズ違いでもいくつか持っています。手軽に買い足せるほかの無印の収納ボックスともなじみやすくサイズ感も合わせやすいので、使いやすいですね」
バスケットを一時置きスペースに


リビングの一角に置いたバスケット。散らかってしまったカバンや衣類は一旦ここにまとめ、布を被せると目隠しもできます。
「ちょっとした外出のときに使うカバンや朝、忙しいと散らかってしまう洗濯物などはザッと入れてもOKなかごを設けています。リビングと洗面スペースに置いていて、日によって入れられているものは違うのですが、忙しくてもかごに入れることで部屋が散らからず、洗濯もしやすくなりますね」
洗面カート下にある収納スペース

「自分だけでなく、家族もわかりやすい収納を試行錯誤している最中です。決めすぎない、頑張りすぎない収納を考えることが私には必要だなと思っています」
日々、無理の少ない暮らしを考えることが生活を楽にして、住まいについて考える時間を作ることにも繋がっているそうです。
ローテーションして使える家具選び

家具の使い方も変えながら楽しむ
暮らしの変化も大きいなかで、新しくものをすぐに加えるのではなく、今あるものの使い方を考えながら住まいを作っていると話す江成さん。
「新しく家具を迎えるとき、家のなかで一か所に限らずいろんな場所で使えるかを想像してから買うようにしています。毎日暮らしているとどうしてもインテリアに飽きやマンネリを感じてしまいますが、少し家具の配置や使い方を変えるだけで新鮮な気分になる気がします」
キッズコーナーのローテーブル

子どものものをまとめたローテーブル
「キッズスペースのローテーブルは元々、ソファとセットで使っていたものでした。まだ子どもが小さいので部屋の真ん中は広く取れたらと思って、壁付けにして子どものおもちゃや衣類収納としても使えるようにしています」
おもちゃを取り出し、そのままリビングスペースで遊ぶことができ、片付けも楽になったそう。
洗面所のオールドベンチ

メインスペースで使われていたオールドベンチは、現在は洗面所で使用。
「その時々で、家具が必要となる場所に合わせて上手に使ってあげられるとその家具への愛着も更に増して暮らしが少し楽しくなる気がします。生活のスタイルに合わせてよりよい使い方を常に考えていきたいです」
家族みんなが居心地のよい空間を考える

子どもとの暮らしに合わせて変わったダイニングの家具
前編でも伺ったとおり、たくさんのこだわりを持って建てられた住まい。家族との暮らしを考え、楽しんでいけたらと江成さんは話します。
「家を建ててから早5年、家族も増えてライフスタイルが大きく変わりました。でも自分の好きなものは変わらない……。もちろん子どもの安全が一番なのですが大人も自分たちの好きを諦めず、家族みんなが居心地のよい空間になればいいなと思っています」
大人も子どもも使えるチェア


子どものものだからと妥協せず、長く使いたいと思えるものを探して選んでいます。たとえば、高さを簡単に変えることが可能なMOIZIのベビーチェア。
「MOIZIのベビーチェアは、いつか子どもが生まれたら欲しいと思っていたドイツ製のベビーチェアです。座面の高さが調節できるので今は大人が座ったり、娘が手を洗うときにステップ台としても使っています。座り心地がよいし大人も子どもも一緒に使えるところがお気に入りです」
毎日使う、IKEAのテーブル

ダイニングの中心は、家族が囲めるイケアの円卓。食事をするときはもちろん、ときには調理の作業台としても活躍。
「自分の好きなものも少しずつ変化してきているのを感じています。家を建てた当初は古道具ばかり揃えるようにしていましたが、今は白っぽい家具や洗練されたデザインのインテリアにも関心が高くなっています。
子どもがまだ小さいので、急いで何かを変えるということはありませんが、成長に合わせて危険や不安が少なくなったら、また違う雰囲気のお部屋も楽しみたいですね」

「子育てに加えて、仕事復帰もして毎日があっという間です。日々の暮らしを大切にしながら、少しでも作業効率の上がる収納や動線探しも続けていけたらと思います」
子どもの成長に合わせて、家も暮らしに合わせて育てていく。生活を豊かにするアイデアや空間が今後もさらに増えていきそうな江成さんの住まいでした。
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photograph & text:Tsubottle
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