LIFESTYLE
:【素敵なおうち訪問:DIY】 賃貸でもここまでできる。探すと作るで理想のインテリアに(Sakiさん宅前編)
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素敵なおうちを訪ね、家づくりにおいてこだわったところやお気に入りのポイントなどをお聞きする連載「素敵なおうち訪問」。
今回訪れたのは、賃貸住まいながら、DIYによって自分らしいインテリアを楽しんでいるSakiさん宅。この前編では、複数のアイデアが掛け合わされたディスプレイを見せていただきました。「そんなことまでDIYでできてしまうの?」と驚かされることがいっぱいです!
SakiさんのおうちDATA

・間取り:2LDK 70㎡
・世帯人数:二人暮らし
PROFILE
Sakiさん(グラフィックデザイナー/レタッチャー)、Jensさん(プログラマー/データサイエンティスト)
Instagram:@jaspandii
デンマーク出身のJensさんと二人暮らしのSakiさん。コロナ禍を機に、夫婦揃って仕事に集中できる環境へ転居。引っ越した先は賃貸物件ですが、好みのインテリアやDIYによって理想の空間を作り上げていました。
DIYで壁面ディスプレイを楽しむ
リビングを好みの空間に近づけるきっかけになったのが、DIYでつくったテレビ壁。
「賃貸マンションなので、壁に大きな穴は開けられない、かつ石膏ボードで強度面も心配だったため、強度のある2×4材で、収納も兼ねたテレビ壁をつくりました」

アートと共存するテレビ壁
「我が家を語る上で外せないのが、カインズの2×4材用つっぱりアジャスターです。他社の類似商品を使ったこともありますが、金属製で長期間使用してもしっかりホールドしてくれることと、壁を作る際に板材の収まりもよいため、我が家ではこれ一択です」

DIYで作ったとは思えない、収まりのきれいな壁面
DIYは、グラフィックデザイナーのSakiさんがソフトで設計図を書き、それをもとに木材を購入。取り付けなどは、Jensさんに手が届かないところのサポートもしてもらいながら製作されているそう。

The poster clubのポスター
テレビ壁には、テレビ以外にも複数のアートを飾って楽しんでいるSakiさん。
「元々同じアーティストの作品を持っていたのに加えて、新たに買い足しました。前の住まいが手狭だったので大きなアートはなかなか飾れなかったのですが、今回の住まいで十分な広さも得られたことからたくさん飾って楽しめるようになりました」
家具もほんの少し手を加えることで家にフィットさせる

ACME Furnitureのコーヒーテーブル
「テレビ壁と収納を作ったことでリビングスペースが狭くなったのに加え、部屋と廊下を仕切るドアの位置の関係でソファを置く向きとスペースが固定されてしまうため、ソファ周りのインテリア選びは少し苦戦しました。そのなかで見つけたACME Furnitureのコーヒーテーブルは、限られた空間に収まるサイズかつデザインがとても好きで気に入って使っています。買った当初は明るめの無垢材の色でしたが、自分でオイルを塗って濃くしたことで、より好きな家具のひとつになりました」
色の統一感を意識して、縦格子の壁を設けたキッチン

DIYしたキッチンスペース
DIYで、既存のアイテムも上手く活かしながら好きな景色をつくることができたと話すのがキッチンスペース。
「キッチン家電は、前の住まいでこげ茶だったキッチンに合わせて黒に揃えていました。それが今回の真っ白なキッチンにはどうしても浮いて見えてしまって、最初は冷蔵庫など白く塗ろうかとも考えました。ただ、それだと機能に影響が出たらいけないと思って断念しました。その代わりに作ったのが縦格子の壁です。壁を使って隠す方法で、間取り的には不思議な感じになりましたが、色味に違和感のないキッチンができたと思います」

DIYによって飾り棚もつけられるように
「テレビ壁と同じく、キッチンも2×4材で壁を作りました。好きな塗り壁を作れ、ディスプレイスペースも設けられるようになったため、使い勝手も見た目もかなりよくなりましたね」
スイッチ類も上手に隠して

給湯器のスイッチも、上手く隠すことに成功
「好みの空間にできた一方で、最近になって夫とは退去するときが怖いねと話しています。すべて原状回復できるようなDIYにしていますが、解体作業によってかなり廃材が出る想定なので、その処理のことを考えるとこの住まいにはできる限り、長く住み続けられたらと思っています」
ドライフラワーでキッチンに色をプラス

TODAY'S SPECIALのドライフラワー
キッチンに華やかな雰囲気を加えてくれていたのが、TODAY'S SPECIALのドライフラワー。
「SNSでキッチンの写真を見るなかで、お花を上から吊り下げているお部屋に惹かれました。ただドライフラワーって自分で作ると理想の色にならなくて、TODAY'S SPECIALさんのものは、ドライフラワー専用に作られていて、花本来の綺麗な色合いが長持ちするのが気に入っています」
デッドスペースも有効活用したサニタリースペース
サニタリースペースのDIY収納は、収納不足という問題を上手くクリアした場所になっています。

こだわりの洗面台
「洗面所のDIYは、前の住まいでもしてはいましたが、今回の住まいでより本格化させました。その背景には、収納の少なさがありました。家自体はリノベ済み物件ですごくオシャレな半面、収納が少なくて……。どうにかしないととなったのが本格化させていくきっかけだったと思います」
サニタリーはデッドスペースを有効活用

洗面台と浴室の間にあったデッドスペースが、DIYで収納スペースに大変身。
「リビングやキッチンと同じように、格子やツーバイ用のパーツを使ってフラッシュドアをつくりました。中には無印の収納アイテムを使って洗濯物や化粧品のストックを入れられるようにしています」

無印などの収納用品を使って、中の収納は小分けに
「洗濯機もあるし、お風呂への動線もあるしと一筋縄にはいきませんでした。扉が上手く開かなかったり、ものが上手く取り出せなかったりと何度もやり直したのでその分愛着もありますね」
アートで作る空間の雰囲気

メインスペースと同様にアートを飾ることで、雰囲気がグッとよくなる空間になっています。
「オーク無垢材ポスターフレーム にGurillaという北欧デンマーク出身のアーティストのポスターを飾っています」
これからも手をかけて


賃貸だからと諦めず、試行錯誤を重ねて理想の空間に近づけているSakiさん。今はリビングにあるデッドスペースを有効活用することを検討中だそう。
「洗面台と同じような窪みのデッドスペースがリビングにもあり、有効活用したいなと思っています。アーチの垂れ壁を取り入れたい思いがあって、収納スペースも兼ねてニッチを作るつもりです」
次回は、結婚を機に訪れたデンマークで触れたヒュッゲな暮らし。現地のアイデアを取り入れた暮らしのお話を伺っていきます >>
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photograph & text:Tsubottle
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