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穂志もえかのバンクーバー通信「colorful days」【連載・第2回】エネルギーを与えてくれるもの 穂志もえかのバンクーバー通信「colorful days」【連載・第2回】エネルギーを与えてくれるもの

穂志もえかのバンクーバー通信colorful days連載2回目
連載 #穂志もえかのバンクーバー通信 colorful days

ハリウッドドラマ FX「将軍 SHOGUN」の撮影のため、昨年9月からカナダのバンクーバーに滞在している女優・穂志もえかさん。初めての海外生活で感じているさまざまなことを、リンネル.jpの連載で綴っていただきます。第2回目の今回は、現地に来てからの穂志さんに、よい心の変化やエネルギーをもたらしてくれるもののお話です。

目次
穂志もえかのバンクーバー通信「colorful days」【連載・第2回】エネルギーを与えてくれるもの
  1. 穂志もえかのバンクーバー通信「colorful days」第2回
  2. 穂志もえかさんプロフィール

穂志もえかのバンクーバー通信「colorful days」第2回

こんにちは! 2回目の更新です。

先日、スタンレーパークという大きな公園を散歩しました。

もののけ姫を彷彿とさせるような森、、
本当に久しぶりの森林浴、とても気持ちよかったです。
目に見えないけれど、明らかに何かをもらい、よくないものが浄化されていく感覚…。

自然のエネルギーで心が上向きに

バンクーバーで撮った写真を見返していましたが、
思っていたよりも自然の写真が多くて驚きました。
少し歩けば海があり、森があり、街の中にも緑がありますし、
高層ビルもありますが、その向こうには山が見えます。
人の多さも程よく、私はとても好きです。

森林浴も、雨季にはよりありがたみを感じる日光を浴びたときにも思うのですが、
自然のエネルギーって存在するなあと身に染みて感じています。

穂志もえかのバンクーバー通信colorful days連載2回目。バンクーバーの自然

そういえば、先日、可愛いチューリップを買ったのですが、
次の日の夜にはそのうちの一本の頭が下を向いていて、茎も折れてしまったように見えました。
急いで水切りをして、寝て、次の日の朝、
折れてしまったと思っていたお花がどれだったかもわからないほど
全てのチューリップが元気に上を向いていました。
水を吸い上げ、今が盛りです!と言わんばかりに全員ピンとしていて、
ハツラツさ、新しさすら感じました。
その日は生憎、朝から空がグレーの日で、そんな日は気力をも吸い取られがちなのですが、
チューリップの復活にやる気をもらい、
お花、もともと好きでしたが、お花の持つエネルギーをひしと感じた日でした。

穂志もえかのバンクーバー通信colorful days連載2回目

バンクーバーの人々が発する言葉によって、変わってきた気持ち

“自然”からもらう心の栄養についてお話ししましたが、
バンクーバーでは“人”からもよいエネルギー、考え方、感覚をもらっています!

まず、私生活でも仕事でも
相手に、自分の気持ちを言葉で伝えるということがごく自然に行われています。

よい感情もそうでない感情も伝わってきますが、
嘘がないように思えるので私はこれも好きです。

相手を褒めることもとても一般的です。
特に私の心に変化をもたらしてくれたのが、この、
褒める、認める、ということです。

たとえば、街中で、知らない人に、
「あなたが着てるそのコートめっちゃ好き! どこで買ったの?」と聞かれたりすることも普通にあります。

仕事のときも、監督は、俳優たちに
beautiful, excellent, greatといった言葉を、ほぼ毎回、カットがかかる度に伝えてきてくれて、その後に指示が続きます。
とにかくひとまずこちらの仕事を認めてくれる、というわけです。
OKが出たときは、具体的にここが素晴らしかったということも伝えてくれます。

他者に目を向け、よいと思ったことを口にし、相手に伝える。
すると相手の反応が返ってきて、ときにはその後コミュニケーションが続いたりもして、信頼関係を作るきっかけにもなります。

また、相手に興味を持つことが、自分に対して興味を持つことにも繋がるのかな、と感じています。

他者や自分を認めて褒める、その言葉のパワーが自信につながる

最近よく耳にするのが、“自分で自分を褒めてあげよう”というワード。
もっと自分自身を認めて愛していこうよ!という、
日々を幸せに気持ちよく過ごせるよう、自己肯定感を高めていくための言葉でもあると思いますが、
なかには、自分の褒め方がわからない、
という人もいると思います。
私もわりとそうでした!

そういう人は他者からのエネルギーに救われたりするものです。
他者に期待をしようという受け身の話では全くなくて、
むしろ逆で、人に与える、という能動的なパワーの存在に気づきました。

私も一切期待していないときや思わぬタイミングで、
しかし継続的に、シャワーのように浴びせられる私を認めてくれる言葉によって、以前より明確に、自分に自信を持てるようになってきました。

私自身も人にそういったエネルギーや、自信を与えられる存在になれるのだなと
自ずと自覚するようになりましたし、
日本にいるときよりも、ポジティブな感情を口にし、相手に伝えています。
何より、褒められて嫌な想いをする人ってあまりいないように思います。
私は褒められ慣れてないから未だに戸惑ってしまうことはあるんですが!

自分が満たされてくると、自分の外側にも意識がいくようになります。
他人に興味を持つと、自分はどうだろう、と自分にも目が向く。
褒め方がわかると、自分のことも褒められるようになる。
相手を大切にすると、自分も同じくらい大切にしたくなる。
カナダの人たちの伝える、外に放出するエネルギー、相手に与えるエネルギーに触れていくなかで、
心によいサイクルが生まれているように思います。

そうすると、さまざまな面で前向きになってきたりするもので!
今までできなかったこと、苦手なものにも挑戦してみようという気持ちにもなってきました。

小さな挑戦を積み重ね中です

こんな真面目な話をした後に急に規模感ちっちゃくなって申し訳ないですが、
私にとっては勇気を出した小さな出来事がいくつかあります。
生牡蠣デビュー、ミントチョコアイスデビュー、
海外での一人カフェ/ミニシアターデビューなど…

穂志もえかのバンクーバー通信colorful days連載2回目。バンクーバーの牡蠣、オイスター
穂志もえかのバンクーバー通信colorful days連載2回目。バンクーバーのミニシアター
穂志もえかのバンクーバー通信colorful days連載2回目。バンクーバーのカフェ

小さな挑戦をすると、いけた!
と自信がつき、ちょっとだけ世界も広がり、
もう少し大きな挑戦や新しいものにも目がいくようになりますよね!


真面目な話をしてしまいました〜。
読んでくださった皆様も少し疲れたのでは……?
今度はきっと、もう少しライトな話題でお会いしましょう!笑
ではではこの辺で!

日々、日本のコロナ情勢のニュースを見ては、心配な気持ちになっています。
Stay safe…!!


PROFILE

穂志もえかさんプロフィール写真
穂志もえかさん
女優。1995年生まれ、千葉県出身。講談社主催「ミスiD2016」にてグランプリを受賞。2018年公開の映画『少女邂逅』で初主演を務めたほか、映画『愛がなんだ』、『街の上で』などでも注目を集める。連続ドラマCX「アンサング・シンデレラ」や、KTV/CX「大豆田とわ子と三人の元夫」など話題作に多数出演。現在は、ハリウッドドラマFX「将軍 SHOGUN」撮影のため、カナダのバンクーバーに滞在中。
Instagram:@moekappa823

連載・第1回はこちら! 女優・穂志もえかさんのバンクーバー通信「colorful days」始まります


photograph:Jun Imajo[profile]
※写真・文章の無断転載はご遠慮ください

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