LIFESTYLE
:イデーの小林夕里子さんが暮らす 朝が待ち遠しい陽当たりのよいリビング
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好きなものや生活スタイルに合った部屋は、暮らしをますます豊かにしてくれます。自分らしく暮らすことが一番幸せ。今回はイデーの小林夕里子さんの気持ちのよいリビングに伺いました。
イデーの小林夕里子さんが暮らす 朝が待ち遠しい陽当たりのよいリビング
朝ごはんの時間で
本日のエネルギーを充電
以前住んでいた東京から神奈川へ引っ越した小林夕里子さん。新居のリビングに通してもらうと、そこはまるでセンスのよいカフェのよう。冬なのに窓から明るい日差しが燦々と差し込み、部屋には温かな空気が流れていました。
「中古のマンションを購入して、リノベーションしたんです。このリビングにはもともと3部屋あって。狭さを感じたので、壁をすべて壊して部屋をひとつにしました」
開放感のあるリビングには、空間に合わせてオーダーメイドした収納棚が配置され、今まで収集してきた雑貨やアートがズラリ。
「竹村良訓さんや和田麻美子さんの花器、グイド・デ・ザンさんや林志保さん、坂本紬野子さんのオブジェなど、作家さんも買った場所もバラバラ。でも、眺めているとフッと気が抜けて、楽しい気分になるんです。テーブルに座って、棚に並ぶ好きなものを眺めながら、朝ごはんを食べる時間が一日のうちで一番好きですね」
そんなリビングの横には、料理がさほど得意でなかった小林さんを料理好きに変えたオープンスタイルのキッチンが。ここに立つと東向きの大きな窓と対面する形になり、窓の向こうに広がる大きな空が見渡せます。調理する時間も炊事する時間も、すべて心地いい。それまでは仕事が忙しく、家での食事もせわしなかったという小林さん。明るい気持ちに浸れるキッチンとリビングができたことで、自宅での食事を大切にしたいと思うようになりました。
そんなお気に入りの調理場にはリビング同様、小林さんのインテリアセンスがちりばめられています。器や鍋に交じって、雑貨やアートがさりげなくお目見え。
「海外ではキッチンに絵を飾る家庭が多くて、そういうセンスが素敵だなって思っていたんです」
食器を収納するラックにバナナを吊るしたり、プレッツェルのオブジェを飾ったり。眺めているだけでワクワクする仕掛けに。空間が白いので雑貨で色を加えるのが楽しい、と小林さん。好きなものに囲まれた時間が、大切なエネルギーチャージになっています。
いろんな場所で収集してきた
オブジェを眺めてリラックス

テーブルに座るとお気に入りの収集品が目に入る。大きな絵はパリのギャラリー「イヴォン・ランベール」で購入したサイ・トゥオンブリーのもの。帰国してから部屋の雰囲気に合わせて額装をオーダー。
次は何を作ろうか?
新居で開花した料理への興味

明るく広々としたキッチンに立つと、おいしいごはんを作りたい気持ちが不思議とムクムク。今まであまり興味がなかった料理に対して、初めて意欲的になったという小林さん。
イデーの初任給で購入した
思い出深いソファ

「イデーに勤めて初めて出た給料で買ったのが、このソファなんです」と、嬉しそうに話します。長年使い続け、ところどころ見られる傷や汚れも愛おしい経年変化。
お話を伺ったのは……小林夕里子さん
PROFILE
こばやしゆりこ/オリジナルの家具をはじめ、国内・海外からセレクトした雑貨や家具を扱うインテリアショップ「イデー」のVMDを務める。著書に『暮らしを愉しむお片づけ』(すばる舎)がある。
photograph: Miho Kakuta text: Tokiko Nitta web edit:Masako Serizawa
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
リンネル2019年4月号より
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