北欧
:サウナ&寒中水泳で北欧の「冬季うつ」を乗り越える 【ヤン二さんの北欧旅レポート2】
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スウェーデン出身でアウトドア好きのタレント・モデル、ヤン二・オルソンさん。2022年末、久しぶりに里帰り。ノルウェーやスウェーデンでの冬のアクティビティやホリデーシーズンの街の様子など、この季節ならではの北欧旅の魅力を教えてくれました。
サウナ&寒中水泳で北欧の「冬季うつ」を乗り越える 【ヤン二さんの北欧旅レポート2】
●北欧旅レポートを届けてくれたのは……
ヤン二・オルソンさん
スウェーデンのヨーテボリ出身のタレント・モデル。幼少の頃から自然が身近にありSDGsへの取り組みが当たり前である環境で育ったため、アウトドアが大好き。日本で暮らす今も、アウトドアフィーカを楽しむ時間を大切にしている。NHK WORLD-JAPAN 『Trails to Oishii Tokyo』レポーターとして出演中。自身のドキュメンタリー番組『Getting Dirty in Japan』を4月中に公開予定。
Instagram: @janni_olsson
北欧のライフスタイルは「冬季うつ」と戦う方法
‟ウインター・ブルー″という言葉を聞いたことがありますか?
北欧の寒く暗い日々はとても長いので、秋から春までの間にやる気がなくなったり気持ちが沈んだりする人がたくさんいます。特に女性がなりやすいそうです。皆さんはこういう経験はありませんか?
実は、日本人が憧れる北欧の暮らしには、暗闇や寒さが引き寄せる「冬季うつ」を乗り越えるための工夫が多くあるんです。ろうそくやブランケットなどを使い、家の中に心地よい空間を作ったり(ヒュッゲ)、仲間とゆったり過ごすフィーカタイムだったり。ライフスタイルでありながら暗闇や寒さに負けない対策にもなっています。

香りや音を楽しめる薪ストーブはさらにリラックス気分を呼び起こす。
冬季うつ対策にもなる北欧のライフスタイルは様々ありますが、昔から北欧各国で人気なのが寒中水泳とサウナ。別々で楽しむのも十分健康的ですが、この2つのアクティビティを合わせると最高のコンビになります。
実はサウナと寒中水泳は似たような効果があります。どちらも気分を高めたり、ストレスレベルを下げたり、エネルギーを増加させたりすします。そしてこの2つを組み合わせるとさらに効果が上がるといわれています。

サウナが近くになければ、焚き火の前で体をゆっくり温めてもとても気持ちよくリフレッシュできます。
サウナと寒中水泳は気分を高める最高のコンビ
昔からサウナと寒中水泳は北欧各国でリフレッシュする方法として認識されています。冷水に体が沈むと、体がショックを受けて、体に刺すような痛みを感じますが、そのおかげでそれ以外に何も考えなくなります。仕事のメールや書類の締め切りなどのストレスがすべて頭の中から飛んでいきます。

冬の海に飛び込むのはためらいますが、何も考えずにサウナから出てすぐ入った方がいい!
冷水に入ると、幸せホルモンといわれているエンドルフィンが体内に分泌されてハッピーな気分にもります。その後サウナに入り、十分に温まってから寒中水泳をすることによって、血液循環を活性化し、その効果をさらに上げることが期待できます。
私は新しい年が始まった頃に必ず寒中水泳をしますが、目がパッと覚めて、頭も体もリセットされているように感じます。サウナでまたゆっくり体を温めてリラックスをすると、幸福感がMax !セルフケアに最高の締めをしたいなら、最後にろうそくで薄暗く照らされた部屋の中でコーヒーを飲み、ゆっくりくつろいでください。こうして一日を過ごすと、ストレスや暗い気分が飛んでいきます。
皆さんも冬季うつのようにやる気がなくなった日にはこんな北欧式のメンタルリセット方法を試してみたらいかがでしょうか?

冷水に飛び込んだ直後はテンションMAX!
スウェーデンでの寒中水泳&焚き火フィーカの動画! 興味ある方はぜひご覧ください
※自身の健康状態によって寒中水泳をすべきでない方もいますので、医師の判断に従ってください。
photograph:Anton Engblom, Christian Olsson text : Janni Olsson
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