北欧

フィンランドが世界幸福度ランキング第1位の理由を探る:現地在住の島塚絵里さんの暮らしより フィンランドが世界幸福度ランキング第1位の理由を探る:現地在住の島塚絵里さんの暮らしより

夫が作るフィンランド家庭料理の味
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連載 #素敵なおうち訪問

世界幸福度ランキングでなんと5年連続1位のフィンランド。 フィンランド在住でフリーランスデザイナーの島塚絵里さんに、自身や友人の暮らしから感じた小さな幸せを綴っていただきました。

目次
フィンランドが世界幸福度ランキング第1位の理由を探る:現地在住の島塚絵里さんの暮らしより
  1. お話を伺った 島塚絵里さん profile
  2. ささやかな日常にあるたくさんの「小さな幸せ」
  3. フィンランドの小さな幸せ #01
    プレゼントされた アイラおばあちゃんのレシピ
  4. フィンランドの小さな幸せ #02
    テラスハウスでつながったご近所付き合い
  5. フィンランドの小さな幸せ #03
    木のぬくもりのある家具とテキスタイルで楽しむインテリア
  6. フィンランドの小さな幸せ #04
    夫が作るフィンランド家庭料理の味
  7. フィンランドの小さな幸せ #05
    海や森がある自然が身近な場所での暮らし

お話を伺った 島塚絵里さん profile

沖縄で英語教員として勤務した後、2007年にフィンランドに移住。アアルト大学でテキスタイルを学び、マリメッコ社でテクニカルデザイナーとして働く。現在はフリーランスとして国内外のブランドやホテルにデザインを提供。2022年6月に初のエッセイ本、『フィンランドで気づいた小さな幸せ 365日』、9月に初の絵本をフィンランドで出版。

ささやかな日常にあるたくさんの「小さな幸せ」

フィンランドが幸せの国として知られるようになり、私も自分なりに幸せとは何だろうと考えるようになりました。フィンランド語では、「幸福」を表す言葉が主に2種類あります。一時的な感情で英語のハッピーに近い「iloinen(イロイネン)」と今あることに感謝し、満足しているという意味合いがある「onnellinen(オンネリネン)」です。幸福度調査では、後者が使われていて、それに気づいたときに妙に納得しました。

ささやかな日常にあるたくさんの「小さな幸せ」

社会の弱者に寄り添う仕組みだったり、義務教育や高等教育が無償だったり、そういった仕組みが安心感を生み、小さなことにも幸せを見つけられる心のゆとりを与えてくれるように思います。男女差が比較的少なく、その人がその人らしく生きていくことが尊重されている社会はとても心地がよいです。私はつい最近、最愛の姉を亡くしたのですが、暮らしの中の小さな幸せを当たり前と見過ごさず、感謝することの大切さを感じています。

次のページフィンランドの小さな幸せ #01 プレゼントされたアイラおばあちゃんのレシピ

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