ストックホルム観光で訪れたい5つのスポット 【ヤン二さんの北欧旅レポート6】 ストックホルム観光で訪れたい5つのスポット 【ヤン二さんの北欧旅レポート6】

憧れの北欧旅。スウェーデンの首都ストックホルムに立ち寄ってみるのはいかがでしょうか？ 古風で趣のある旧市街、アートに溢れている地下鉄、スウェーデンの伝統食材が揃う市場など、見どころがいっぱいあります。スウェーデン出身でアウトドア好きのタレント・モデル、ヤン二・オルソンさんが、おすすめの5つのスポットを紹介します。

130年以上の歴史を持つ市場

エステルマルム市場。

「エステルマルム市場(Östermalms Saluhall )」は130年以上の歴史を持つ屋内市場で、世界のベスト市場の7位に選ばれたことがある。ザリガニやヘラジカ肉、チーズや高級チョコなど、スウェーデンの新鮮な食材が並んでいます。市場の中にはレストランやカフェもいっぱい入っているので、ぜひランチで食べてみてください。ここで食事をすると、スウェーデンの料理はどういうものなのかよくわかると思います。

さまざまな旨みが感じられるスウェーデン風の魚スープ。

スウェーデン名物「スカーゲントースト」。トーストしたパンに、エビ、魚卵、ディルやマヨネーズなどをのせたオープンサンド。

まるで美術館？なメトロ

T-Centralen tunnelbana「ティーセントラーレン駅」の風景。

ストックホルムの地下鉄は、世界で一番長いアートギャラリーと言われています。正確には110kmもあるそうです。メトロの100駅の中の約90駅にはおよそ150名の芸術家による絵画、彫刻やモザイクなどの作品が展示されています。ストックホルムを移動しながら1950年代から現代までの作品を楽しめるメトロです。

エスカレーターやホーム、駅の全てがアートの空間となっています。

旧市街のガムラスタン

旧市街ガムラスタンの中心にあるストックホルム大広場。ストックホルム宮殿やノーベル博物館がすぐ近くにある。

ストックホルムに一日しかいないのであれば、どこがいい？ そんな質問を何回も聞かれるのですが、答えはいつも同じです。それはストックホルムの旧市街 Gamla stan（ガムラスタン）。

旧市街の路地裏にはカフェがいっぱい並んでいます。

迷路のような石畳の道やカラフルな古き街並み、ストックホルム宮殿、ノーベル博物館、ストックホルム大聖堂やヴァイキング（北欧の昔の海賊）をテーマにしたレストランなど、その全てがガムラスタンにあります。この街並みを歩くと中世にタイムスリップしたような気分になります。写真が趣味の方には、ぜひ訪れてほしい場所です。

激安のホステル「赤船」

Den Röda Båten（デンロダバーテン）はスウェーデン語で赤船という意味で、人気観光スポットのすぐ近くにあるとてもリーズナブル、そして有名なホステル。キャビンの窓からはストックホルムの美しい景色が広がります。

部屋はさまざまですが、どの部屋も雰囲気がありますね。

キャビンからの眺め。

スウェーデンの家庭でよく食べられているような朝ごはんに興味があるなら、おすすめです！ 追加料金はかかりますが、北欧式の堅いパンや歯磨きのようなチューブに入っているたらこペーストなど、色々食べられます。

このような空間で朝ごはんを食べられるのは、豪華ですね。

世界で一番美しい図書館

建築や本が好きな方にたまらないストックホルムの市立図書館。「スウェーデンモダニズム建築の父」と呼ばれる Gunnar Asplund（グンナール・アスプルンド）が設計した図書館で、世界で一番美しい図書館のひとつといわれています。日本語を含めて、世界各国の言葉で書かれた本が揃っていますので、観光の間に少しのんびりした時間を過ごしたかったら、この豪華な空間でゆったり読書はいかがでしょうか？

ストックホルムにはまるで時が止まったかのような美しい場所がいっぱいあるので、北欧へ旅立ったら、ストックホルムにぜひ立ち寄ってみてください。

Photograph & Text： Janni Olsson