大橋トリオ & THE CHARM PARK「音楽を通じて会話する様子を残したかった」/アルバム『Trio & Charm』インタビュー 大橋トリオ & THE CHARM PARK「音楽を通じて会話する様子を残したかった」/アルバム『Trio & Charm』インタビュー
暮らしのいろんなシーンで楽しんでほしい
━━また、今回のアルバム・ジャケットも印象的ですね。おふたりが背を向けているのは、何か思いがあるのですか?
大橋:これは金沢で撮影したものなんですけど。ツアーの途中で、そろそろジャケットを作っておかないと間に合わないという話になって、地元の老舗の写真館(初回生産限定盤)と、ライブでもよく使用させていただいているカフェ(CDのみ盤)の2か所で撮影させていただきました。背中を向けているのは、以前に僕がリリースしたアルバム『NEW WORLD』(2021年発表)を再現させたようなものなんですけど。写真館で撮影ができたことが楽しかったですね。写真館の方しか、そこで撮影できないルールがあるので、前日にライブを観ていただき、その後に撮影していただきました。
CHARM:当日の撮影では、大橋さんには<さん>付けするのに、僕は呼び捨てだったのが、ちょっと気になりました(笑)。
大橋:海外からのお客さんも多いようで、呼び捨てにしたほうがフレンドリーな雰囲気になると、察してだと思うのですが(笑)。
━━でも、おふたりの和やかな雰囲気が伝わるビジュアルですね。また、今回のアルバム制作を通じて、次のプロジェクトへのアイデアも膨らんだのではないでしょうか?
大橋:今回は、ギター2本という制限を設けて制作したものがほどんどだったので、そこから解放されてやりたいことがいっぱい浮かんできました。また、このふたりでやりきれなかったこともたくさんあるので、第2弾も実現させたいですね。とりあえずは、この作品がいろんな人に喜んでもらえたら。 きっと、こういう音楽を待っている人がいると思うので、そこにちゃんと届けば。
CHARM:これまでアコースティックの楽曲を耳にしていない人にも、その魅力が伝わるものになったら。個人的には、今回のプロジェクトはとても勉強になりましたし、何よりも楽しかった。ただ、今回でアコースティックギターを使用し過ぎたので、しばらくは弾かなくてもいいかなって(笑)。
━━いやいや、ライブで素敵なセッションを響かせてくれるのを待っている人がたくさんいます。
大橋:そうですね。ご要望をいただけたら、実現させたいですね。
━━また、このアルバムが、暮らしのどんなシーンに流れていてほしいと思いますか?
CHARM:アコースティック・ギターって、時代に色あせないイメージがあります。また、どんなシチュエーションにもぴったりあう。だから、暮らしのいろんなシーンで楽しんでいただきたいですね。
大橋:シンプルにギターを演奏して、完成したアルバムだとは思っていなくて。だから、これらのフレーズを聴いて、ぜひカバーしてほしいですね。これをきっかけにギターの魅力を知っていただけたら、僕たち的にはうれしいです。
━━おふたりの最近の暮らしのこだわりはいかがですか? 生活のクオリティを高めるために大切にしていることとか。
CHARM:僕は、コールドブリューのコーヒーが好きで、以前だとコンビニへ買いに行けたのですが、今はコンビニが遠い地域に暮らしているので、なかなかそうもいかず、自宅でいろんなブランドを試しながら、お気に入りの一杯を探すことが、何よりの息抜きになっています。
大橋:僕も以前は、いろんなコーヒーを試していたのですが、結局大型チェーン店のものが、一番バランスがいいということに気づきました。特に、ブレンドはとてもよく味を考えているって。僕の場合は、最初の10ccぐらいがちょっと刺激が強いのでそこを取り除き、30秒くらい経過したものに再びお湯を注ぐと、最高の味のバランスになる気がします。
Related Article おすすめ記事
-
三浦大知さん「好奇心が刺激されて毎日が楽しくなる音楽」/アルバム『OVER』インタビュー 三浦大知さん「好奇心が刺激されて毎日が楽しくなる音楽」/アルバム『OVER』インタビュー
-
松下洸平さん 「作品を完成させて、いつか花が咲くように水をあげ続けるしかない」ニューアルバムインタビュー 松下洸平さん 「作品を完成させて、いつか花が咲くように水をあげ続けるしかない」ニューアルバムインタビュー
-
「大切に思っている人に届くような楽曲にしたい」 ピアニスト上原ひろみさん 「大切に思っている人に届くような楽曲にしたい」 ピアニスト上原ひろみさん
-
くるり「一番リラックスして自分たちの心地よさを見つけた作品」 くるり「一番リラックスして自分たちの心地よさを見つけた作品」
-
家入レオさん「音楽と暮らしを心地よく両立できる、柔らかい生き方をしたい」 家入レオさん「音楽と暮らしを心地よく両立できる、柔らかい生き方をしたい」
-
向井理さん「舞台の仕事は毎回吐きそうなほど緊張する。でもまたやりたくなる」 舞台インタビュー 向井理さん「舞台の仕事は毎回吐きそうなほど緊張する。でもまたやりたくなる」 舞台インタビュー
-
アーティスト LiSAさん「これまでのキャリアが導いた、喝采できる音楽」『LANDER』インタビュー アーティスト LiSAさん「これまでのキャリアが導いた、喝采できる音楽」『LANDER』インタビュー
-
【今見たいアート案内:3~5月】 マティスから坂本龍一まで、見逃したくない展覧会4選 【今見たいアート案内:3~5月】 マティスから坂本龍一まで、見逃したくない展覧会4選
-
松浦弥太郎さんに聞く、今この時代で幸せを感じるための生き方とは/新刊インタビュー 松浦弥太郎さんに聞く、今この時代で幸せを感じるための生き方とは/新刊インタビュー
-
江國香織さん「感傷的にならないで“ただあるもの”として受け止めていたらいいなって」/新刊インタビュー 江國香織さん「感傷的にならないで“ただあるもの”として受け止めていたらいいなって」/新刊インタビュー
-
きくちゆみこさん「自分と向き合うことで他の誰かの役に立つことを願って」/新刊インタビュー きくちゆみこさん「自分と向き合うことで他の誰かの役に立つことを願って」/新刊インタビュー
-
【キース・ヘリング展開催中】 俳優・磯村勇斗さんが魅了された、ポップカルチャー 【キース・ヘリング展開催中】 俳優・磯村勇斗さんが魅了された、ポップカルチャー
Latest News
CULTURE
-
今日はがんばったからあそこに行こう! 麻生要一郎さん新刊『僕が食べてきた思い出、忘れられない味 私的名店案内22』発売 今日はがんばったからあそこに行こう! 麻生要一郎さん新刊『僕が食べてきた思い出、忘れられない味 私的名店案内22』発売
-
【表紙解禁】 11月13日(水)発売! 書籍「マムアンとララちゃん」心にそっと寄り添ってくれる一冊が完成 【表紙解禁】 11月13日(水)発売! 書籍「マムアンとララちゃん」心にそっと寄り添ってくれる一冊が完成
-
いしわたり淳治さん「オアシスがいなければ、今の自分はいなかった」/『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』特別インタビュー いしわたり淳治さん「オアシスがいなければ、今の自分はいなかった」/『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』特別インタビュー
リンネル最新号&付録
2025年1月号
暮らしの道具大賞2024
- 付録
- marble SUD[マーブルシュッド]
ボアバッグ&
リング付きちょうちょ柄丸ポーチ
特別価格:1,520円(税込) / 表紙:上白石萌音 /
2024年11月20日(水)発売 ※一部の地域では発売日が異なります