CULTURE

【今見たいアート案内:5~6月】 現代アートから北欧神話まで、見逃せない展覧会3選 【今見たいアート案内:5~6月】 現代アートから北欧神話まで、見逃せない展覧会3選

3. 北欧の神秘 ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画

■北欧の絵画にフォーカスした、初の本格的な展覧会

ニコライ・アストルプ 《ユルステルの春の夜》 1926年、ノルウェー国立美術館 Photo: Nasjonalmuseet / Frode Larsen

北欧のなかでもノルウェー・スウェーデン・フィンランドの3か国に焦点を定め、19世紀から20世紀初頭の国民的な画家たちの絵画を日本で初めて紹介する「北欧の神秘 ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」。

ノルウェーのムンクやフィンランドのアクセリ・ガッレン=カッレラなどによって北欧各地の自然風景、北欧神話や民間伝承の物語が描かれた作品など、約70点が集結しています。

ヴァイノ・ブロムステット《冬の日》 1896年、フィンランド国立アテネウム美術館 Photo: Finlands Nationalgalleri / Hannu Pakarinen

洗練されたデザインのテキスタイルや陶磁器、機能性に優れた家具と同時に、優れた芸術作品を生み出す土壌のある北欧。19世紀以降、ナショナリズムの興隆を背景に、それまでヨーロッパ大陸諸国の美術に範をとっていた北欧の画家たちは、母国の自然や歴史、文化に高い関心を寄せるように。各地の自然風景、北欧神話や民間伝承の物語が、画家たちの手によって絵画や書籍の挿絵に表されました。

テオドール・キッテルセン《トロルのシラミ取りをする姫》 1900年、ノルウェー国立美術館 Photo: Nasjonalmuseet / Børre Høstland
エドヴァルド・ムンク《ベランダにて》 1902年、ノルウェー国立美術館 Photo: Nasjonalmuseet / Børre Høstland

これまでのイメージとは異なる、北欧の神秘的な世界にぜひ触れてみては?

「北欧の神秘 ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」

 

開催中~6月9日(日)/SOMPO美術館/10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで。金曜は20:00まで/月曜休館/一般¥1,600/https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2023/magic-north/

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text & edit:Mayumi Akagi
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編集者・ライター

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雑誌やウェブ、書籍で、主に暮らしまわりの記事を手がける。イベントで国内外の古本や雑貨を扱う「greenpoint books & things」、旅好きライターユニット「auk」としても活動。旅にまつわる著書多数。趣味は映画、アート、K-POP鑑賞、書店巡りなど。リンネル本誌では「アート&イベント」、リンネル.jpでは「今月のTO DO LIST」「清水みさとの食いしんぼう寄り道サウナ」などの連載を担当。

赤木 真弓

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