CULTURE

松本潤さん「演出家の世界観を具現化する、媒介者になりたい」/舞台『正三角関係』インタビュー 松本潤さん「演出家の世界観を具現化する、媒介者になりたい」/舞台『正三角関係』インタビュー

大切にしたいのは、演出家の世界観やメッセージ

松本潤さん 舞台『正三角関係』13年ぶりとなる舞台出演

松本さんにとっては、13年ぶりとなる舞台出演。多くの作品でキャリアを重ねた松本さんも、新鮮な気持ちで舞台の上に立つことになりそうです。

「13年ぶりなんて、もう初めてと同じですよ(笑)。感覚的な部分や身体的な表現方法はしっかり取り戻さないといけないとは思っています。ワークショップでも、実際に動いてみると『こうだったな』『こういうところは気をつけなきゃな』と発見があるんですよね。特に大河ドラマで家康公を演じていたことで、声の使い方が映像向きになっていて。なかなか癖が抜けないので、そこは本番までにクリアしなきゃいけない課題です」

久々の舞台だからこそ表現したいもの、新たにつかみたいものはあるのでしょうか。

「僕自身が表現したい、というものはなくて、それよりも野田秀樹さんが描きたいものをどう表現できるか。自分の肉体を渡して、カンパニーの一員となることで、野田さんの世界観の媒介者になれればいいと思っています。まわりは芸達者な皆さんだし、僕より圧倒的に経験も多いでしょうから。たくさん勉強したいし、僕が足を引っ張らないようにしないと」

大切にしたいのは、自身の俳優としての欲よりも、演出家の世界観。作家のメッセージを具現化し、観客へ届けることを目指して、作品に臨みたいと松本さんは話します。

「そうじゃないと、野田さんの作品に出る理由がない。野田さんが何を望んでいるのかを汲み取り、見せたいものに近づくことに意味があるだろうと思っています」

次のページ#松本さんに最近のこと、聞きました! Q&A

Related Article
おすすめ記事

リンネル最新号&付録

  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号

2025年1月号

暮らしの道具大賞2024

付録
marble SUD[マーブルシュッド]
ボアバッグ&
リング付きちょうちょ柄丸ポーチ

特別価格:1,520円(税込) / 表紙:上白石萌音 /
2024年11月20日(水)発売 ※一部の地域では発売日が異なります

VIEW MORE