Adoさん「世界に轟く〈Hibana〉を起こしたい」／ ベストアルバム『Adoのベストアドバム』WEB限定スペシャル・インタビュー Adoさん「世界に轟く〈Hibana〉を起こしたい」／ ベストアルバム『Adoのベストアドバム』WEB限定スペシャル・インタビュー

自炊にこだわる最近の暮らし

━━4 月からは世界30都市以上を回る、日本人アーティスト過去最大級となる、2度目の世界ツアー‟Hibana”が開催されます。

Ado　私にとっては２度目の世界ツアーとなりまして、かつ日本人アーティストとしてはこれまでにない規模ということで、とても楽しみな気持ちでいっぱいです。30都市以上の公演を通じて、日本人の歌い手、アーティストとして、世界のみなさんに日本の魅力や文化、音楽の持つ強さを伝える、”Hibana”を起こすきっかけになるパフォーマンスができたらと思います。

━━世界ツアーに向けて何か準備はしていますか？

Ado　体力や健康が第一になってくるかと思いますので、ここ最近は早寝早起きを心がけて、歩ける時間があれば散歩して、筋トレをがんばるようにしています。また、今回は初めて訪れる国や地域があるので、いろんな景色に触れてみたいと思っています。特にイタリアが楽しみで、絵本や映画や教科書でしか見てこなかったような風景をこの目で見られるという喜びがありますね。

━━世界ツアーで印象に残っている出来事はありますか？

Ado　前回のツアーは観光させていただく時間もありまして、特にフランスが印象的でした。セーヌ川に行ったあとに、ルーブル美術館を訪れ、シャンゼリゼ通りのショップめぐりをしながら、凱旋門まで歩くという。実はそのとき、ちょっとおしゃれなヒールのあるブーツをはいていたのですが、凱旋門の頂上まで何百段もの階段をのぼってしまい、結果気づくとトータル3万か4万くらい歩いていました。でも、とても印象的な思い出になりましたね。

━━今後の夢を教えてください。

Ado　明確な夢は、グラミー賞を獲得するということ。また今控えている”Hibana”以上の世界ツアーも成功させることですね。

━━デビュー5周年にちなんで、Ado さんの“5歳”くらいの頃のエピソードを教えてください。

Ado　5歳くらいの頃の私は、雪が好きでした。東京出身なので、雪が降った日はとてもうれしかったです。ふだん親しんでいる風景が、雪景色になっていて、そこで雪だるまを作ったり、雪合戦をするのが好きでした。なので、毎年冬になると天気予報をチェックして、〈雪降れ降れダンス〉というほぼ盆踊りみたいなものを創作するなどして、楽しみにしていました。ある日、おばあちゃんと買い物に出かけていると、天気予報では降らないといわれていた雪が舞っていたんです。家族はダンスの存在を知っていたので、本当に叶ってよかったねって言ってくれて、それから私は雪女と名乗るようになりました。小学校に入学以降も、ほかのクラスメイトが晴れ女や雨女とか言っているなか、私は雪女と得意げに話していたという記憶があります（笑）。

━━最近のリラックス法は何ですか？

Ado　オイルパステルを使って絵を描くことに少しハマっておりまして。自分で撮った花の写真や、好きなモネとかのイラストを模写している時間が、心を安らかにさせてくれたり、落ちつかせてくれます。あとはスキマ時間に、映画を観ることですかね。

━━最近の暮らしでこだわっていることは？

Ado 　最近は、栄養に偏りがでてしまう外食をなるべく控えて自炊をするようになりました。自炊するにあたっては、あまり食材を買いこまないようにすることがこだわりです。食べきれる分を購入して、食べきれる分だけ料理することを大切にしています。

━━読者に向けてメッセージをお願いします。

Ado　「うっせぇわ」でデビューをしてもう5年ということで、もうそれだけ時間が経過してしまったのかという驚きもありながら、これだけ長く活動を続けさせてもらえて、かつより一層たくさんのみなさんにAdoという存在を知っていただけていることに、本当に感謝を申し上げます。ありがとうございます。