最近ますます人気が高まるランニング&トレッキング熱。デイリーウェアにも合わせられる、優秀ランニング&トレッキングのスニーカーの選び方を、スニーカー販売のプロに教えていただきます。モデル・kazumiさんがフィッティングを体験！

プロのフィッティングで、理想的な1足に出会う

ベスト¥13,200／コンジェ ペイエ アデュー トリステス（コンジェ ペイエ アデュー トリステス）、ブラウス¥39,600／ヤエカ ライト（ヤエカ）、パンツ¥26,400／ヴェリテクール（ヴェリテクール）

300種を超えるトレッキングシューズやランニングシューズ、アウトドア関連商品を扱う「さかいやスポーツ」。シューズ館には、個々の体型やシチュエーションに合わせて靴選びをサポートしてくれるシューズマスター・斎藤勇一さんがいます。今回、日々の生活でランニングを楽しむkazumiさんが初来店。自分の足や走り方、歩き方に合ったスニーカーをアドバイスしてもらいました。

「私は1日30分、3~5kmほどの距離を楽しく走っているのですが、走行距離や目的によって選ぶシューズも異なると聞いて興味津々。今日は自分に合った1足をぜひ知りたいです！」とkazumiさん。

教えてくれたのは……
さかいやスポーツシューズ館 斎藤勇一さん

日々あらゆるギアを研究し、業界随一の商品知識を誇るシューズ&インソールのスペシャリスト。プライベートでは登山、バックカントリー、トレイルランを楽しむ。さかいやスポーツシューズ館 ☎03-3262-0433

【スニーカーのフィッティング STEP 1】
足の幅と長さを計測する

シューズ選びに欠かせないのが足型の計測。体重がかかる立った状態で足の幅と長さをチェックします。自宅でメジャーでも計れますが、ショップでは土踏まずのアーチ状態まで詳しく検査。「私は右足のアーチが低くなっていたので、左に体重が偏りがちということまで判明！ 当たっていたのでビックリ」（kazumiさん）

【スニーカーのフィッティング STEP 2】
指先1cmを空ける

次に、インソールを取り出して指先から1cmの余裕があるかをチェック。ここがギュウギュウだと靴ズレの原因に。「kazumi さんは左右ともに足が約24cmだったので、靴は25cmを選ぶのがベスト」と斎藤さん。「今までずっと24cmを選んでいました!」と驚くkazumiさん。

スポーツ時は靴下選びが重要！

スニーカーと同じくらい靴下選びが重要だと話す斎藤さん。「1時間走る人の靴の内部は、常に汗で蒸れている状態。吸湿速乾性の靴下でないと皮膚がふやけて靴ズレの原因になります。ランニング、トレッキングともに必ず専用の靴下をはいて」(斎藤さん)

【スニーカーのフィッティング STEP 3】
つま先、かかとを合わせてからひもを結ぶ

靴ひもを下までゆるめ、かかとを床にトントンと当ててヒールカップにフィットさせます。かかとを合わせてから、シューレースを足に合わせて締め上げます。靴の中で5本の指が自由に動くかも重ねてチェックを。

ランニングシューズはかかとをチェック！

登山靴はつま先でも◎。つま先の硬い登山靴は一度つま先を合わせてから、かかと側の隙間を確認。1cmほどの余白があればOK。

【スニーカーのフィッティング STEP 4】
走って（歩いて）足なじみをチェック

シューズを選んだら、最後にフィット感を確認。さかいやスポーツではランニングマシンが設置され、実際にランニングフォームと一緒に、足なじみをチェックできます。

登山靴の場合は、実際の山道さながらのテストスロープを使って最終確認ができるからうれしい。このときに、靴内で足が当たりすぎたり、動きすぎなければジャストフィット。

kazumiさんの選んだ靴はこちら！

ランニングシューズ

HOKA CLIFTON 8 ¥17,600／ホカ（さかいやスポーツ）

つま先とかかと部分を滑らかに削ぎ落とした独特のソール形状で、着地から蹴り出しまでの足運びをスムーズにするホカのアイコン的モデル。通気性のよいメッシュ素材をアッパーに取り入れ、新たに採用した軽量ミッドソールで足もとを包み込むようなはき心地を実現。

トレッキングシューズ

ASOLO GRID MID ¥23,100／アゾロ（さかいやスポーツ）

気軽に楽しめるハイキングから富士山登山まで、幅広い山に対応できる軽量ミドルカットブーツ。世界最高レベルの防水透湿性能で汗をたっぷりかいた靴内でも快適に。シューレース上部に二段フックが備わり、足首もしっかりサポートしてくれる。

photograph：Akira Yamaguchi　styling：Asuka Ishii　hair & make-up：Tomoko Takano　model：kazumi　text：Tokiko Nitta　web edit：Riho Abe
リンネル2022年6月号より
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