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:【上野樹里さん本誌取材裏話】本当のサステナブルを考えるきっかけを与えてくれた映画
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俳優・上野樹里さんが、6月20日発売のリンネル8月号の連載「未来と私の暮らし、はじめました」に登場! 人にも地球にもやさしい洋服づくりを行う、アパレルブランド『トゥイカウリ』をスタートしたばかりの上野さん。『リンネル』8月号では、ブランドを立ち上げた背景や想いを語ってくれました。今回は取材の裏話をお届けします!
【上野樹里さん本誌取材裏話】本当のサステナブルを考えるきっかけを与えてくれた映画
人にも地球にもやさしい洋服づくりを行う『トゥイカウリ』

遠州産地のオーガニックコットンリネン生地を主役に、ボタニカルダイで染めたシャツとスカート。生地は漂白せず、あえてそのまま風合いを残し、リラックス感のあるデザインを採用。ハーフスリーブシャツ¥29,700、グラデーションスカート¥46,200/ともにトゥイカウリ(アルディム)
2019年、アロマキャンドルを展開するライフスタイルブランドとして始まった『トゥイカウリ』は、2023年5月に、アパレルブランドとして再スタート。ブランドコンセプトからデザインまで手掛けるのは、俳優の上野樹里さん。「Try to Kind〜本当の心地よさを求めて〜」をコンセプトに、日本の技術と天然素材にこだわり、人にも環境にも配慮した関わる人みんなが幸せになるものづくりを目指しています。

洗濯機で洗えるシルク100%のフライス編みを使ったインナーシリーズ (左から)カップ付きキャミソール¥23,100、カップ付きタンクトップ¥24,200、 ハイウエストショーツ¥9,900、ロングスリーブカットソー¥25,300/すべてトゥイカウリ(アルディム)
<上野樹里さんの取材裏話1>
サステナブルに興味を持ったきっかけ
上野さんがサステナブルに興味を持ったきっかけは、ドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト〜ファストファッション 真の代償〜』。環境に与える負荷が2番目に大きいといわれるファッション業界を舞台に、ファストファッションの大量生産・大量消費、そして大量廃棄が描かれます。作中で触れられる、バングラデシュにある大量生産の衣服生産ビルが倒壊し、大勢の方が犠牲になったラナ・プラザ崩落事故のことを知ります。
「事故の被害を受けた女性が、『あなたたちの幸せは、私たちの血と汗と涙の上に成り立っているということを忘れないで』と涙ながらに語る姿がとにかくショッキングでした」
そして、途上国へ洋服を寄付することが、実際にどんな問題を生んでいるのか、真実を知ることに……。
「寄付する側は『捨てずにいいことをした!』と思っているけれど、寄付された先では着る人もいなく、ファストファッションの洋服がゴミの山になっている現状を見ました。化学繊維の服は、土に還るのに200年かかります。洋服を空輸するためのガソリン代も高額で……。本当のサステナブルって何?と、考えるきっかけになりました」
さらに、上野さんが考えたのは、映画『ザ・トゥルー・コスト』というタイトル通り、真の値のものづくり。
「循環に関わる全てに優しさを持って取り組むという、トゥイカウリのコンセプト“Try to Kind〜本当の心地よさを求めて〜”にも繋がります。トゥイカウリでは、天然素材でも、より長く着られるように産地を選んだり、ボタニカルダイという天然染料で、ビビッドなカラーまで実現した日本の技術を使ったり。お手入れもなるべく簡単に、他の洋服とも一緒に安心して洗濯していただけます。こんな風に、日本の職人の高い技術によって生まれるMade in Japanにこだわりました」
<上野樹里さんの取材裏話2>
お客さまの声を商品作りに反映したい!
今回のインタビューでは、『トゥイカウリ』で今後やりたいことをたくさん語ってくれた上野さん。そのうちの一つとして、お客さまの声を商品作りに反映したい!と意気込みます。
「トゥイカウリを着た感想とか、“こんなものが欲しい!”とか、皆さんの意見を聞いて、商品作りにどんどん反映していきたいなと思っています。ファッションのこと、サステナブルのこと、興味がある分野に関係なく、皆さんが意見交換し合えるようになるのが今の理想です。その上で、誰かにとって、心も体も健やかになれる洋服を、長く愛用できる一着を作っていけたらと思います」
発売中の『リンネル』8月号では、上野さんがアパレルブランドを立ち上げた背景や想い、これからの展望など熱い語っていただいています。ぜひご覧くださいね!
上野樹里さん profile
photograph:Miho Kakuta text:Riho Abe
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