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特集女子旅おすすめスポット 暮らすように心地いいリンネル旅ガイド

【女子旅 台湾】 パイナップルケーキを求めて台北近郊の「新荘」へ:エッセイスト柳沢小実さんの台湾旅行記 第4話 【女子旅 台湾】 パイナップルケーキを求めて台北近郊の「新荘」へ:エッセイスト柳沢小実さんの台湾旅行記 第4話

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連載 #柳沢小実さんのお散歩するようなゆるり旅

パイナップルケーキの店「老順香餅店」へ

パイナップルケーキの店「老順香餅店」へ

「老順香餅店」は1870年に創業し、150年以上の歴史をもつ地元の老舗。餅は、中国語では小麦粉を練って円形にしたものを指し、日本のお餅とは異なります。かつて、この周辺には200軒ほどのお菓子屋があったそうですが、現在ではほんの数軒だけだそうです。

保存料を使わず、店に長く伝わる木型などを用いてお菓子作りを続けています

こちらのお店は保存料を使わず、店に長く伝わる木型などを用いてお菓子作りを続けています。鹹光餅(イェングァンビン)という、中央に穴の開いた塩味のお菓子がシグニチャー。これは謝さんによるとお供え用のお菓子で、訪れる人はみんなこれを買っていました。そして、平たいパイナップルケーキは、韓国のテレビで取材されて若い人に人気になったそうです。

鹹光餅
鹹光餅
パイナップルケーキ

日本統治時代にパイナップルの生産が本格的に始まり、その加工品としてパイナップルケーキが作られて、今では台湾を代表する銘菓になりました。「老順香餅店」の金牌鳳梨酥(ジンパイフォンリース―)の原料はパイナップル、小麦粉、砂糖、バターとごくシンプルで、賞味期限は30日。添加物も入っていない、安心して食べられるやさしいお菓子です。

台北からほんの少し足を延ばすだけで、懐かしい街並みや豊かな文化にふれることができます。リピーターの方にこそおすすめしたい、ちいさな街歩き。老街や伝統的な食べものなどを目当てに、訪れてみてはいかがでしょう。

さて、次回は台北へ戻って、ローカルっ子たちのおすすめアドレスを巡ります。どうぞお楽しみに。


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text&photo : Konomi Yanagisawa
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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  • 案内してくれたjoie hsiehさん
  • 台北に住むセンスのいい方にいただいたパイナップルケーキ
  • 新北市新荘区は、台北市の西に位置する新興都市
  • まずは米苔目を食べに
  • 米苔目(ミータイムゥ)の店に案内してもらいました
  • 米(または米粉)とタピオカ粉が原料の押し出し式の麺は、モチモチしているが弾力がありすぎない
  • 新荘武聖廟
  • 新荘武聖廟
  • 龍の口が入口
  • 虎の口が出口
  • お守りを買いました
  • 新荘慈祐宮
  • 様々なご利益のある神様をまとめてお参りできるのは旅行者にはありがたい
  • パイナップルケーキの店「老順香餅店」へ
  • 鹹光餅
  • パイナップルケーキ
  • パイナップルケーキ
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エッセイスト

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リンネルの創刊当時より、インテリア、丁寧な暮らし方、旅について、多数取材。暮らしや旅についての著書は、『わたしのごほうび時間 大人のゆったり旅』(大和書房)など30冊以上。
リンネル.jpでは、「柳沢小実さんのお散歩するようなゆるり旅」連載にて、おすすめの旅情報を紹介!

連載 柳沢小実さんのお散歩するようなゆるり旅

柳沢 小実

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