【エッセイスト柳沢小実さんのタイ旅行記 第2話】 夏旅のバッグと靴とファッション小物 【エッセイスト柳沢小実さんのタイ旅行記 第2話】 夏旅のバッグと靴とファッション小物
特集女子旅おすすめスポット 暮らすように心地いいリンネル旅ガイドリンネルの創刊から誌面を一緒に盛り上げてくれている、エッセイストの柳沢小実さん。旅行がライフワークで、旅に関する著書も多い小実さんが、今とっても夢中になっているのがタイ。この夏、3週間の滞在を経て新たに見つけたタイの魅力を、発信してくれます。
エッセイスト。リンネルの創刊当時より、インテリア、丁寧な暮らし方、旅について、多数取材。暮らしや旅についての著書は30冊以上。最新刊「わたしのごほうび時間 大人のゆったり旅」(大和書房)が発売中。
「久しぶりに訪れたバンコクは、すっかりスタイリッシュな街に変貌していて、まるで違う街に来たみたい。昨年から今年にかけての3回の渡航で計60日ゆっくり滞在して、暮らしながら食べて歩いて遊んだ、おしゃれで居心地のいいタイの旅行記をお届けします」
バッグは2つか3つ
旅ではコーディネートしやすい、シンプルな服を選んでいます。でも、合理的なだけだと味気ないし、少ない枚数を着まわしているとどうしても飽きがきてしまう。小物で個性を足すとおしゃれ度が上がるので、旅でも小物は多めです。
旅の日数にかかわらず、いつも軽めなバッグを2つか3つ。ショルダーとリュックまたはトートがあると、その日の目的や気分、荷物の量に合わせてバッグを選ぶことができます。トートは現地で購入することが多いですね。
アジア各国はトレンドにタイムラグがないので、いま着たい服をそのままスーツケースに詰めていく。話のきっかけになるものがいいかなと、日本のブランドのアイテムを優先的に選びます。流行っているアイテムやブランドが重なっていたり、ズレていたり。そういうちょっとした違いを、興味深くウォッチしています。
ちなみに、外務省領事局政策課の「2022年・海外在留邦人数調査統計」によると、バンコクは在留邦人数世界第2位の都市で、56232人が住んでいるそう。住んでいる人や旅行者問わず、日本人女性は遠くからでもすぐわかります。派手ではないものの、髪形も含めてトータルでまとまっていて、重ね着と小物も含めたコーディネートがとても上手だからです。
ラオスの朝市で購入した葛素材のトートは、タブレットPCも入れられるくらい頑丈。中が見えるので、カラフルなポーチをいくつも入れています。シューズは足にフィットして歩きやすいナイキのエアリフト。旅の定番アイテムで、色違いで数色愛用。
パタゴニアのトートリュックは、本体が軽く物を沢山入れられて、移動時の心強い相棒。
ショルダーバッグはコーディネートのアクセントになるTRICOTÉ。そして、旅先でも書店のエコバッグ探しをしています。
シューズは2足
シューズは、歩きやすいスニーカーときれいめなフラットシューズ、サンダルの3種類から、目的に合わせて2足をチョイス。今回はカジュアル旅なので、スニーカーとサンダルにしました。ちなみに、暑い国では室内や電車内ははおりものが必要なほど冷房が強く、冷気が足もとにたまって冷えるので、サンダルはソックスをはけるものをおススメします。
私の溺愛アイテム、メゾンマルジェラのスニーカー。もちろん旅でもはいています。
サンダルは現地で購入したKITO。スモーキーなピンクに一目惚れしました。449B(約2,000円)
ソックスとボトムスの素材感に違いがあるとおしゃれ度が上がるので、春夏はすけすけソックスを超愛用。すぐ乾くのもいいところです。色や柄がかわいいものは他の国にもありますが、日本のように編み方に凝っているものはなかなかなく、ちらっと見えるとポイントになります。
ちょっといいお店でディナーをする場合は、サンダルの代わりにフラットシューズを持参していますよ。
帽子と日傘
私は旅先では、日傘よりも帽子派。今回は帽子をふたつ持っていきました。日傘も愛用している「サンバリア100」のナチュラル・テープハットは、紫外線・赤外線・可視光線を100%防いでくれて、強烈な日差しのバンコクでも心強い味方に。
また、雨季なのに雨傘を持ってこなかったため、コンビニでかわいいパッケージのレインコートを調達して、バッグに入れていました。現地の子たちも、ちょっとした雨のときは使っているとのことです。カラーバリエもありましたよ。
機能性の高さが安心感につながる。つばが広く、首の後ろもしっかりカバーしてくれる。たためるので、取り扱いも楽ちん。日傘も同じブランドです。
バンコクに着いてからLINE shop経由で購入したVELENCEのキャップ。色彩豊かな国では、ビビッドな色を身につけたくなります。
スカーフ
帽子をかぶらない日は、スカーフやターバンを頭にくるり。髪形がイマイチ決まらないこともあるから、こういったアイテムを投入してカバーすると落ち着きます。スカーフは頭や首もとにふわりと巻いたり、冷房対策にも使える。正方形の70×70cmサイズが、いちばん使い勝手がよいように感じます。
左下の2枚はアメリカのテキスタイルデザイナーVera Neumannのヴィンテージ・スカーフ。右はエルメス。
アクセサリー
monshiroのロングネックスレスは二連にもできます。品がよくてほどよくカジュアルなので服を選ばない。ほかにもネックレスやピアスをいくつか持っていきます。
自分らしくすごせる旅は、ファッションから。もしかすると、服以上に小物選びを重視しているかも。かさばらないものや失くしにくいものを中心に、いくつかスーツケースに入れていきましょう。
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取材協力:タイ国政府観光庁
photo & text : Konomi Yanagisawa
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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