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:【運のいい人】は、失敗が続いたとき、こう考える。脳科学者の中野信子さんに聞く
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「運のいい人」ってどんな人だと思いますか? 運のいい人は、生まれながらに幸運に恵まれているわけではありません。そこで今回は、脳科学者である中野信子さんに、「運がいい人」になるための考え方について教えてもらいました。
【運のいい人】は、失敗が続いたとき、こう考える。脳科学者の中野信子さんに聞く
教えてくれたのは……中野信子さん

新版 科学がつきとめた「運のいい人」
「運のいい人」は、ゲームをおりない
失敗が続いても、マイナスの出来事が立て続けに起きても、
いつかは必ずプラス方向に振れるときがくると考えましょう。
次のチャンスに備える行動を。
目的や夢に関するゲームでは粘り続ける
私たちは生きていくうえであらゆるゲームに参戦している、といえます。
受験や就職活動という名のゲーム。結婚し、家庭生活を送ることもひとつのゲームといえます。働くことをやめたら、仕事という名のゲームは終了。
私たちはいくつものゲームに同時に参戦していますが、運のいい人というのは、「これぞ」と思っているゲームからは、けっして自分からはおりないのです。「これぞ」というものとは、自分なりの「しあわせのものさし」で測った目的や夢に関するゲームのこと。ゲームからおりないようにするには、「ゲームは常にランダムウォークモデルのように進む」と考えるのがコツです。
マイナスの出来事が立て続けに起きるかもしれないけれど、いつかは必ずプラス方向に振れるときがくる、と考える。いつかくるプラスのときのために今何ができるかを考え、準備しておく。
逆にプラスの出来事が続いても気をゆるめずに、夢の実現に向けて邁進する。ゲームからおりずに粘り続ける。これが最後に勝つコツです。
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text:Chie Sakuma illustration:Toshinori Yonemura
リンネル2024年3月号より
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