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:【今日の一養生 7月3日】 冷房器具から守るべき“5つの首”:漢方養生で毎日上々!
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少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。
漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。
山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。
毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。
7月3日
冷房器具から守るべき“5つの首”
この季節、室内では冷房器具は必須ですが、ひとたびスイッチを入れると体が冷え切って困ってしまう、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
東洋医学では、本来暑いはずのこの季節に体を冷やしすぎてしまうと、秋や冬まで不調が継続し、症状が悪化してしまうといわれています。
ガンガンと冷やしがちな冷気の中でも5つの“首”を守り、体内に寒邪(かんじゃ)を入れないように心がけましょう。
5つの首とは、首、両手首、両足首のことです。
昔から冷やすとよくないといわれる“首”ですが、東洋医学的にも要穴(ようけつ)と呼ばれる重要なツボがたくさん集まった、冷えから守るべき大切な箇所です。
冷房が効いた冷えている室内で意外と無防備になってしまうのが上半身です。
足首まである長さの靴下や、膝かけの工夫をしていても、半袖で肘から先や手先が無防備だと、体は非常に冷えやすくなります。
首にはストール、手首にも何か覆える羽織などをつけて守り、手先を冷やさないように心がけてください。
冷房だけでなく、サーキュレーターなどを使用して、室内の空気を上手に循環させるのも冷やしすぎないコツになります。
夜、自宅に帰り、自分の体に触れたときに、冷たいと感じたら必ず温めてください。
湯船に浸かれれば一番ですが、どうしても浸かれない日には、温かいシャワーで冷えてしまった“首”を念入りに温めましょう。
夏でも髪の毛をしっかり乾かすこともお忘れないように。
暑さばかりか冷房の冷えも過酷な夏を元気に乗り切りましょう。
今日もよい一日をおすごしください。

PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。
illustration:moxies edit:Nao Yoshida
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