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:【広島・大人の夫婦旅】ウイスキーの香りに包まれて。「桜尾蒸留所」で見つけた限定ボトルと至福の試飲体験
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こんにちは。リンネル暮らし部のアカリと柚子です。
旅先で、その土地のお酒を探すのが好きな私たち。
なかでも、実際にお酒がつくられている場所を訪ねる「蒸留所巡り」は、旅のメインになるほど夢中になっています。
今回足を運んだのは、広島・廿日市にある「SAKURAO DISTILLERY(桜尾蒸留所)」。
以前から気になっていた「桜尾」のウイスキーやジンが、どのような場所で生まれ、どのような工程を経て一杯になるのか。実際に見学してきました。
「ウイスキーについてもう少し知りたい」という方にも楽しんでいただけるよう、ウイスキー製造の基本から、蒸留所見学の様子をレポートします!
宮島を望む、広島・廿日市の蒸留所へ

SAKURAO DISTILLERYがあるのは、世界遺産・宮島を対岸に望む広島県廿日市市。
JR廿日市駅から徒歩約10分、広電廿日市駅からは約8分と、駅から歩いて行ける距離にあります。
蒸留所では、広島県産の素材を使ったジンや、ウイスキーなどを製造。
なかでも「桜尾」と「戸河内」は、同じ蒸留所で生まれた原酒を、それぞれ異なる環境で熟成させているウイスキーです。
そんなお酒が生まれる場所を実際に訪れることになり、見学前からわくわく。
さっそく蒸留所の中へ!
桜尾の歴史とウイスキーを楽しく学ぶ

今回の見学ツアーでは、蒸留所の設備やウイスキー、ジンについて丁寧に案内していただきました。
案内担当の方は、なんと桜尾に半世紀以上お勤めとのこと!
長い年月この場所で働いてきたからこそ知るお話も聞くことができ、製造工程だけでなく、桜尾の歴史にも触れられる時間になりました。
ウイスキーについての雑学やクイズもたくさん出していただき、なぜか夫がどんどん問題を振られる展開に(笑)。
ウイスキー好きの夫も「これは知ってる!」「それは知らなかった!」と楽しそう。
見学内容を聞くだけではなく、クイズを交えながら考えて進んでいくので、自然とウイスキーの知識が深まっていきます。

サクラオB&Dは「ダルマ焼酎」でも知られる酒造会社。実は、「ダルマ焼酎」も桜尾蒸留所と同じ敷地内で造られています。
大正時代の創業以来、酒造りを続けてきた歴史があり、そこで培われた蒸溜の技術は、現在のウイスキー造りにもつながっています。
原料からひもとく、ジンとウイスキー

ジンの個性を知るうえで、欠かせない「ジュニパーベリー」
ジンの個性を知るうえで、欠かせないのが「ジュニパーベリー」。
ジン特有の香りをつくる、いわば基本となるボタニカルです。
実際のジュニパーベリーを手に取って香りを嗅いでみると、想像以上の強さにびっくり!
ジンにある香りの軸を、原料そのもので感じられたのが面白く、ウイスキーの蒸留所を訪れることが多い私にとって、これは新鮮な体験でした。
SAKURAO GINには、広島県産のレモンや柚子などの柑橘類をはじめ、ヒノキや牡蠣殻、桜などがボタニカルとして使われています。
土地ならではの素材が、それぞれの香りを重ねながら、SAKURAO GINの豊かなアロマを生み出しているそうです。
麦芽を見比べてみると、ウイスキーの個性が見えてくる
ジンの次は、ウイスキーの原料となる麦芽へ。
ここでは、ピートで燻した麦芽と、ピートを使っていない麦芽(ノンピート)の香りを比べることができます。

見た目はよく似ているのに、香りを比べると違いははっきり。
素朴で香ばしい麦芽の香りに、ピートを使ったものは独特のスモーキーさが加わり、ウイスキーの個性が原料の段階から生まれていることを実感しました。
そして、この麦芽を粉砕し、糖化してできるのが「麦汁」。
そこに酵母を加えて発酵させた、蒸留前の液体「もろみ」も実際に見ることができます。

発酵期間はモルトウイスキーは約3日間、グレーンウイスキーは約4日間だとか。
もろみから立ち上る香りは、麦芽とはまた違う、独特ながらもフルーティー。
この香りが蒸留や熟成を経て、どんなウイスキーになっていくのか。
そんなことを想像しながら、ウイスキーづくりの工程をより身近に感じられる瞬間でした。
蒸留所の主役、ポットスチル

原料や発酵について知ったところで、その先にある蒸留の工程へ。
ここで存在感を放っていたのが、銅製のポットスチルです。
ポットスチルは、発酵を終えた「もろみ」を蒸留して、ウイスキーの原酒をつくるための設備。
水とアルコールの沸点の違いを利用して、アルコールを取り出しながら、ウイスキーの香りや味わいを形づくる原酒へと仕上げていきます。
蒸留所の主役ともいえる迫力に目を奪われ、思わず「かっこいい!」と、夫婦そろって見入ってしまいました。
樽の香りに包まれる、桜尾の熟成庫

扉を開けると、そこは一気に空気が変わります。
暗い貯蔵庫の中には、ウイスキーの樽がずらり。
ウイスキーは樽の中で熟成する間、少しずつ水分やアルコールが蒸発します。
特に気温の高い夏はアルコールの蒸発も進むため、熟成中のウイスキーの香りが貯蔵庫いっぱいに広がり、まるでお酒の中にいるよう。
この感覚は、実際に貯蔵庫に入ってみなければわからないもの。
ウイスキー好きとして、思わず感動してしまいました。
また、ここでは神の使いである鹿と貯蔵庫にまつわる、ちょっとした逸話を聞くこともできます。
こうした小さなストーリーに出会えるのも、見学ツアーならではの楽しみです。
いよいよ、お待ちかねのテイスティング体験

見学の後のお楽しみは、もちろんテイスティングタイムです!
定番のウイスキーやジンに加えて、リミテッドシリーズなどもラインナップ。
今回は、試飲を行い「宮ノ鹿」を実際に1本購入しました。
海のそばで熟成された原酒と、山の中で熟成された原酒。
「宮ノ鹿」は桜尾と戸河内、異なる環境で熟成されたモルト原酒を組み合わせた、蒸溜所限定のシングルモルトウイスキーです。
実際に飲んでみると、ひと口の中にそれぞれの熟成環境を思い浮かべながら味わえるのが面白い。
ふたつの個性をひとつのボトルで楽しめる、なんとも贅沢な一本です。

そして、もう一杯。
有料試飲でいただいたのは「シングルモルト桜尾 SINGLE CASK #5694」。
ノンピートのバーボンバレルで4年半熟成したシングルカスクです。
シングルカスクとは、ひとつの樽からボトリングされたウイスキーのこと。
同じ蒸留所のウイスキーでも、樽の種類や熟成環境などによって、一本ごとに異なる表情が生まれます。

シングルモルト桜尾 SINGLE CASK #5694
グラスを口に近づけると、ほのかにチョコレートやレーズンを思わせる甘い香り。
口に含むと、その甘みがじんわりと広がっていきます。
濃厚なのに重たくなく、みずみずしい。
「美味しい……!」と思わず声が出てしまうほど、印象的な味わいでした。
ここまで全部を体験してから飲むと、ただ「おいしい」だけでは終わらないのも、蒸留所見学の楽しさだなと思います。
知るほどに、もっと楽しい蒸溜所
今回の見学では、原料から仕込み、蒸留、熟成まで、ウイスキーができるまでの工程を実際に見て、香りを確かめることができました。
これまで何気なく飲んでいた一杯も、どのような場所で、どのような原料から時間をかけてつくられているのかを知ると、また違った楽しみ方ができるもの。
最近では「SOGAINI」など、桜尾蒸留所のウイスキーをスーパーなど身近なお店で見かける機会も増えました。
まずは気になる一本を手に取って、実際に味わってみるのもおすすめです。
リンネル暮らし部ブロガー
アカリと柚子

旅とお酒、そして日々の暮らし。ちょっぴり世界が広がる瞬間を大切にしています。Instagramでは、ナチュラル×トラディショナルなコーディネートを発信。リンネル暮らし部ブロガーとしてブログも更新中。
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