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:イラストレーター・てらおかなつみさん「保護犬のぽーたま、保護猫のあじたまと紡ぐ、新しい愛おしい暮らし」
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やさしいタッチの犬のイラストが人気の、イラストレーター・てらおかなつみさん。
2026年9月、新たに家族として迎えたのは、保護犬のぽーたまと、保護猫のあじたま。2匹との出会いから、心地よく暮らすための工夫、日々の小さな幸せまで。
新しい家族との暮らしについて、お話を伺いました。
イラストレーター
てらおかなつみさん

犬を中心に、動物たちの愛らしい姿をやさしいタッチで描くイラストレーター。9歳から犬の絵を描き続け、書籍や雑貨など幅広く活躍。毎年人気を集める「Afternoon Tea」とのコラボアイテムも発売中。
Instagram:@teraoka_natsumi
Wonderful Life 1
「家族になろう」と決めるまで

てらおかさんとくつろぐ2匹。いつもあとをついてくるほど、てらおかさんが大好き。
子どもの頃から犬と暮らし、2021年には保護団体からシニア犬を迎えたてらおかなつみさん。その子は、幼い頃に一緒に暮らしていた愛犬と、見た目も名前も同じだったという、特別な出会いでした。
昨年、その大切な愛犬を亡くし、約1年かけて新しい家族を迎える準備を進めてきました。
「前の犬が亡くなったときは、すごくショックでした。でも、悲しいときこそ、自分にとってプラスになることをしようと決めているんです。
それまでは介護もあって、ほとんど家を離れられなかったので、海外旅行に行ったり。それから、ずっと猫も飼ってみたかったので、家を買いました。
猫を迎えるなら、自分の家を持ってからと思っていたんです」
こうして2026年9月、動物愛護センターで出会った保護犬と保護猫を、新たな家族として迎えました。
てらおかさん家のかわいい犬猫たち
ぽーたま・推定14歳・♂

動物愛護センターから迎えたシニア犬。おっとりしたおじいちゃんかと思いきや、実は元気いっぱいの食いしん坊。てらおかさんのお布団で寝るのが好き。
あじたま・推定8歳・♂

人懐っこく、犬とも仲よくできる保護猫。センターでてらおかさんに真っ先に挨拶し、ぽーたまとの出会いもつないでくれた存在。部屋を見渡せるソファの上が定位置。
新しい家族を迎えるため、近隣の動物愛護センターを訪れたてらおかさん。「どんな子もウェルカム」という気持ちで、まず迎えることにしたのが、犬との暮らしにも慣れている猫のあじたまでした。
「猫を飼うのは初めてで不安もありましたが、あじたまがすぐに挨拶に来てくれて。そのあと、センターにいた2匹の犬と会わせたら、あじたまが自分から挨拶に行ったのが、ぽーたまでした」
ぽーたまは推定14歳のシニア犬。センターでは咳をしていて、体には大きなしこりもあり、元気がない様子でした。ところが、家に迎えると……。
「センターではヨタヨタ歩いていたのに、家に来たら走り回っていました(笑)。きっと遠慮していたのかもしれません。病院でも、咳はすぐに治療が必要なものではなく、しこりも脂肪だと言われて。元気がないおじいちゃんかと思ったら、元気いっぱいの食いしん坊でした」
Wonderful Life 2
一緒に暮らすために、
できること、やったこと

普段同じごはんやおやつを食べている、仲良しの2匹。
2匹がのびのびと暮らせるよう、住まいにもさまざまな工夫を。
犬が滑らずに歩けるよう床には滑り止め加工を施し、猫の爪とぎ対策としてソファーにカバーをかけるなど、安心して過ごせる環境をつくりました。
また、初めての猫との暮らしに備え、動画などで習性や接し方も勉強したそうです。
ごはんをちゃんと楽しんでほしいから
2匹がごはんを取り合わず、それぞれ安心して食べられるよう、工夫を重ねました。

ぽーたま専用の自動給餌器。高機能な「PETLIBRO」を愛用中。

あじたま専用の自動給餌器は、台の上の高い場所に設置。
水飲みスペースなども試行錯誤しながら、どちらも快適に過ごせるように。外出中は「Furbo」のペットカメラで様子を見守っています。
Wonderful Life 3
しぐさも性格も、愛おしくて


「2匹とも100点満点のワンちゃん、ネコちゃんです」と笑顔で話すてらおかさん。一緒に暮らし始めてまだ間もないものの、少しずつそれぞれの性格がわかってきたそうです。
あじたまのお気に入りは、部屋を見渡せるソファーの上。ぽーたまはてらおかさんの寝室が大好きです。


「外出中にペットカメラを見ると、2匹がのんびり過ごしている姿にほっとします。ぽーたまは、お散歩が楽しかった日は、帰ってから『イエーイ!』って走り回るんです。
それを見るのも楽しみですね。ちゃんと迎えてあげられるかなという不安もあったので、こうして安心して過ごしてくれているとうれしいです」
Wonderful Life 4
犬と猫から広がる、描く楽しみ

お仕事中のてらおかさんを、そばで見守ります。
9歳の頃から犬の絵を描き続けているてらおかさん。初めて猫を迎えたことで、絵を描くうえでも新たな発見があったそう。

「これまで猫の絵は少し自信がなかったのですが、あじたまと暮らし始めてから、少しずつ上手に描けるようになってきた気がします。
犬とはまた違うかわいさがあって、描いていておもしろいです」

ひと目でてらおかさんの作品だとわかる、愛らしい犬のイラスト。おなじみのタッチですが、実は少しずつ変化しているのだとか。
そのときどきで「いちばんかわいい」と感じる目や鼻のバランスを探りながら、描き方を変えているそうです。

そんなてらおかさんが大切にしているのは、見る人それぞれの思い出に重なるような犬の姿を描くこと。
「いつも、いろんな人の、いろんな犬を描いているつもりなんです。絵を見た人が『うちの犬に似ているな』と思ったり、かつて犬と暮らしていた日々を思い出して、懐かしい気持ちになってもらえたらいいなと思って描いています」
ぽーたま&あじたまのくつろぎ時間

ぽーたまは専用ベッドの上で。

あじたまはソファの上がお気に入り。
Wonderful Life 5
新しい家族を迎えたいと思ったら

2匹を愛おしそうになでながら、「穏やかに、楽しく。それぞれのペースで暮らしてほしいですね」と、てらおかさん。
これから保護犬や保護猫との暮らしを考える人へ、まずは動物愛護センターに足を運んでみてほしいと話します。
「保護犬や保護猫を迎えるのは少し勇気がいるかもしれません。でも、大人の犬や猫は性格がある程度わかっているので、自分との相性を考えやすく、実は一緒に暮らしやすいこともあると思います。ホームページでその子の性格を知ることもできますし、私が訪れたセンターでは、スタッフの方も親身になって相談に乗ってくれました」

すぐに迎えることが難しくても、できることはあります。てらおかさんも、以前から保護団体への寄付などを続けてきました。
「以前、保護犬を迎えた団体さんが、Amazonで必要なもののリストを公開していたので、ドッグフードやおむつを送ったことがあります。
そのとき必要なものを、直接足を運ばずに届けられるんです。また、SNSでいくつかの保護団体をフォローしていて、活動を知ったり、犬との接し方を学んだりしています。まずはそんなところから、関心を持ってもらえたらうれしいです」

一緒に過ごす時間も、それぞれが自由に過ごす時間も大切に。ぽーたまとあじたま、そしててらおかさん。3人の新しい暮らしは、まだ始まったばかりです。
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photograph:Aya Sunahara text:Riho Abe
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