2児の母でスタイリストの宇藤えみさん。毎日忙しくても素敵に暮らすコツは、素材にこだわってシンプルにすること。丁寧に作られたものを選ぶ知恵が、生活を素敵に、ラクにしてくれます。そんな宇藤さんが大切にする、暮らしのルーティンを教えていただきました。
- スタイリスト・宇藤えみさん profile
- 素敵なものを取り入れたら、暮らしがシンプルに
- <宇藤えみさんのルーティン 1> 朝食は週3回豚汁で、 夕方ちょっとラクをする
- <宇藤えみさんのルーティン 2> 食材と調味料はよいものにこだわる
- <宇藤えみさんのルーティン 3> 気になる調理道具を、新しく取り入れてみる
- <宇藤えみさんのルーティン 4> 朝、家事の前の一息は日向ぼっこしながら
- <宇藤えみさんのルーティン 5> 部屋のあちこちに季節の花を飾る
- <宇藤えみさんのルーティン 6> 朝の白湯とはちみつが健康のお守りに
- <宇藤えみさんのルーティン 7> 入浴剤とオイルで、ケアはシンプルにして調子よく
- <宇藤えみさんのルーティン 8> おうちでも明るい気分になれるファッションを
スタイリスト・宇藤えみさん profile
素敵なものを取り入れたら、暮らしがシンプルに
スタイリストという仕事柄、もともと朝は大の得意。産後数か月の今も5時には起き出し、朝食作りを始めます。「インスタグラムでも、どうしたらそんなに丁寧な料理が作れるのですか?とよく聞かれます。でも実は味つけは塩だけだったり、メニューをルーティン化したりして、手間はかかっていないんです」。
何でも丁寧にと思って疲れてしまったことで、上手に肩の力を抜くことを覚えたそう。「朝作った豚汁は夕ご飯にも回しますし、素敵な鍋を手に入れたのでお味噌汁も雑炊も、鍋ごと食卓に置いちゃいます(笑)」。
手間暇がかかったよいものを積極的に取り入れたら、その恩恵はたっぷりの満足感と、時間の余裕でした。
<宇藤えみさんのルーティン 1>
朝食は週3回豚汁で、 夕方ちょっとラクをする
朝食は、豚汁の日が週3回。朝はろく助の塩を使った塩むすびを添えて、夜はオラッチェのカレールウでカレーに変身。大人用にはスパイスを足します。「具材を変えれば飽きずに食べられます。カレーのほかに、カレーうどん、シチューにすることも。保育園のお迎え後も10分で夕食の準備ができます。お迎え後は一番忙しい時間ですが、ゆとりを持てるようになりました」
また豚汁の他には、おかゆ、雑炊をよく作るそう。「10分でできて、体も温まり、最高の時短料理だと思っています! 長谷園の鍋ごとテーブルに置いて、起きた人からセルフで食べられるようにしています」
<宇藤えみさんのルーティン 2>
食材と調味料はよいものにこだわる
「野菜や調味料にこだわれば、塩を振っただけ、炒めるだけなど調理法がシンプルでもとてもおいしいですよね」。結果、時間にも余裕が生まれます。野菜は地元・愛媛で無農薬野菜を作っている野村農園のものを、月1回お取り寄せ。井上醤油店の井上古式じょうゆなど、調味料は吟味したものを。
<宇藤えみさんのルーティン 3>
気になる調理道具を、新しく取り入れてみる
「最近、長谷園の味噌汁鍋、バーミキュラの鍋とフライパンを新しく迎えました」。調理道具は買い換えるタイミングが難しいもの。「味噌汁専用ってどうなの?と思ったけど味噌汁は我が家の大定番だし、フライパンでお肉もとてもおいしく焼けるようになり、満足度が上がりました」
<宇藤えみさんのルーティン 4>
朝、家事の前の一息は日向ぼっこしながら
「朝長男を送り出して、家事をする前にお茶を淹れるのが日課。たっぷり淹れて日中も飲んでいます」。窓辺で日向ぼっこしながらの一杯が、一日を始めるエネルギーに。「一息ついたら、掃除・洗濯と一気にやってしまいます。気持ちも前向きになるから、太陽に当たることは大事だなって」
<宇藤えみさんのルーティン 5>
部屋のあちこちに季節の花を飾る
「以前マンションに暮らしていたときは、バラなど華やかなお花を飾っていました。
最近は、季節のお花を、コーナーにちょこちょこと飾るのもよいなと開眼。料理しているときなどふと目に入ると、癒やされます」。
ピッチャーやグラスも花器として活躍。
<宇藤えみさんのルーティン 6>
朝の白湯とはちみつが健康のお守りに
「産前産後は薬が飲みづらいので、風邪をひかないように毎日はちみつを摂取しています。おかげで体調を崩すこともなく過ごせています」。朝はポットで沸かした白湯を。「時間がないとウォーターサーバーのお湯ですが、沸かしたほうがやっぱりまろやかで好き」
<宇藤えみさんのルーティン 7>
入浴剤とオイルで、ケアはシンプルにして調子よく
「乳液の後に塗るendearの美容オイルは、月のリズムや体調に合わせて使い分け。クラームクレイは、以前これでパックもしていましたが、今は入浴剤として。メイクも5分だし(笑)、ケアはどんどんシンプルに」
<宇藤えみさんのルーティン 8>
おうちでも明るい気分になれるファッションを
おうち時間が長くても明るく過ごすコツはファッション。「明るい色のワンピースをまとうこと、お気に入りのアクセサリーをつけっぱなしにすること。今日着ているフランネルのワンピースは前開きで授乳もできるので、便利です」
photograph:Hiroshi Hayashi text:Miho Arima web edit:Riho Abe
リンネル2022年5月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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