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本多さおりさんの家事がしやすく暮らしやすい、新しい家
本多さおりさんの家事がしやすく暮らしやすい、新しい家

連載 #素敵なおうち訪問

長いマイホーム探しの末、2020年2月に新しい家へと引っ越した本多さおりさん。リノベーションを施した家には、今までの経験を活かした暮らしの工夫が詰まっています。

Profile

本多さおりさん

埼玉県出身。片付けが無理なく、ラクに続けられるための収納術を提案する整理収納コンサルタント。2010年に整理収納アドバイザー1級、2011年に整理収納コンサルタントの資格を取得。2016年に長男、2018年に次男を出産。著書に家づくりのプロセスや工夫を紹介した書籍『家事がとことんラクになる 暮らしやすい家づくり』(PHP研究所) など。
@saori_honda

直感を大切にしたことで
理想の家にたどり着いた

2020年2月、それまでの賃貸暮らしから、中古マンションをリノベーションした新たな住まいへと移った本多さおりさん。「5年近く家探しをしながらも、これという理想の物件に出会えなくて。このまま賃貸暮らしもありなのかな……と考えていた矢先に、今の家に出会いました」決め手となったのは、ずっと家探しの第一条件に挙げていた「窓から緑が見える」こと。「駅からの距離や家の広さは当初の条件とは異なりましたが、直感的にここで暮らしたいな、と感じました」。当初から「リノベーションして好きなように間取りを編集したい」と考えていた本多さんは、すぐに依頼先探しをスタート。自分たちの暮らしに寄り添ってきめ細かな提案をしてくれる、個人の設計事務所への依頼を決めました。

「家の中は、働きやすくあるべき」と考える本多さんだけに、新居の間取りでも、家事のしやすさを最優先に。家の中に行き止まりを作らず、ぐるりと一周できる回遊性のある間取りにすることで、日々の家事をスムーズにしています。「家事スぺースを集中させているので、キッチンに立ったついでにほかの作業もでき、無駄な行き来がありません。光や風が抜けやすくなるのもこの間取りのよさですね」。そうした間取りの工夫はもちろんのこと、何より「自分の直感を大切にしたことで、満足のいく住まいになった」と本多さん。「窓からの緑や風は何にも代えがたい心地よさ。あきらめずに探してよかったな、と実感しています」

築13年のマンションを、
フルリノベーション

眺望と日当たりのよさが決め手になり、築 1 3 年・3LDKの中古マンションを購入。壁や天井、床はすべて外し、フルリノベーションすることに。

玄関を入って洗面台、ダイニングキッチンへと一直線に続き、リビング、寝室を抜け、ぐ るりと家を一周できる“回遊性”のある間取りに。

本多さんの住まい履歴

2010年結婚、築45年の社宅へ

結婚後に住んだのは、築45年・40m²の社宅。古く小さな部屋だったからこそ、ここから多くの暮らしの工夫が生まれました

長男誕生後、 築浅のアパートへ引っ越し

産後、育児のしやすい環境を求めて築浅の物件へ引っ越し。前の家より暖かく過ごしやすかったが、動線には不満も

中古マンションを購入、 フルリノベーション

住宅情報サイトで条件を広げて検索したところ、前住居近くの物件を発見。直感で気に入り、内見から2日後に契約

photograph:Hiroshi Hayashi text:Hanae Kudo web edit:Liniere.jp
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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