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：あの「3大家電」の見直しで、“光熱費”の大幅削減ができる！ 【節約のプロに聞く！ デイリー節約術】
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増税や物価の高騰……。そんな日々でも楽しく自分らしく、心豊かに暮らしたいもの。そこで、節約アドバイザーの和田由貴さんに、値上げ時代を上手に乗り切る節約術を教えていただきました。今回は、光熱費の見直しポイントを解説。光熱費の大半でもある電気代を上手におさえることが、効果的な節約につながります。
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あの「3大家電」の見直しで、“光熱費”の大幅削減ができる！ 【節約のプロに聞く！ デイリー節約術】
教えてくれたのは……節約アドバイザー 和田由貴さん
PROFILE
消費生活アドバイザーや食生活アドバイザーなど、暮らしや家事の専門家として多方面で活躍。2人の子を持つ母で、現役の節約主婦。
光熱費を見直すポイントをチェック！
＼POINT／
□ まずは3大家電の見直しを
□ 熱を発生させる電化製品は電気代が高い！
光熱費の大半は電気代。中でも割合が大きい3大家電がエアコン、冷蔵庫、照明器具で、電気代の約半分を占めています。これらの家電は使用している器具によって電気代が大きく変わり、たとえば15年など長期使用している冷蔵庫はかなりの電気代がかかっています。開閉時間を短くするなどの節約を一生懸命しても焼け石に水。上位3家電に関しては、ランニングコストを調べたうえで使用している器具自体を見直すべきです。
また炊飯器や電気ポット、温水洗浄便座、暖房器具などの熱を発生させる家電も要注意。長時間にわたって電気で熱を発生させるものはだいたい電気代が高いので、使い方に気をつけましょう。
電気代のほかに見直す必要があるのが給湯です。水道とガスは別々に考えがちですが、分けて考えるのではなく「お湯を使うところ」として一緒に考えてください。お湯を一番使うのがお風呂、あとは食器洗い。水とガスを同時に使うところを節約しましょう。
【CHECK 01】
エアコン、冷蔵庫、照明器具は買い替えも視野に入れて
電気代がかかるエアコン、冷蔵庫、照明器具は選び方が大切です。たとえば照明器具の電気代は、LEDなら蛍光灯と比べて半分、白熱電球と比べると約1/10に。また3大家電に関しては、壊れていなくてもランニングコストを考えて買い替えも検討するべき。
環境省の「しんきゅうさん」というサイトでは、製品によりランニングコストをシミュレーションすることができます。そもそも今使っている家電の電気がどれくらいなのか、買い替えた場合に電気代はどう変わるのかなどを知ることも、節約の第一歩です。
【CHECK 02】
よりお金がかからない温度調節の方法を知る
エアコンは、人が部屋にいるのであればつけっぱなしで、30分以上外出するようであれば一度消しましょう。電気代は実際の温度と設定温度が離れているほど多くかかります。設定温度まで至ったあとはその室温を維持するための運転になるので、トータルではさほどかかりません。エアコンをつけていて寒くなったら、消すのではなく設定温度を上げましょう。逆に暑い場合は風量を上げて調節してみてください。
【CHECK 03】
水とお湯では値段が3倍近く変わります！
水道の蛇口から出ている冷たい水と給湯器を通したお湯は、電気代が約3倍違うということをご存じですか？ シングルレバーの混合水栓の場合、一番右にしておけば給湯のスイッチは入りませんが、少しでも左に寄せると熱いお湯ではなくてもコストが3倍に！ レバーは意識して右側にしておきましょう。
この夏も大活躍！
光熱費が節約できる、和田さんおすすめアイテム3選
【ITEM 01】
人感センサー付きLED電球
照明器具はLEDに替えることで電気代が安くなるだけでなく、発熱量が大幅に少なくなるというメリットも。蛍光灯や白熱電球は発熱量が高く、つけているだけで部屋が暑くなりエアコンの効きも悪くなります。玄関やトイレなど頻繁にオンオフしたり消し忘れたりする場所は、人感センサー付きのLED電球がおすすめ。夏の熱対策としても有効です。
【ITEM 02】
エアコン室外機用の日よけ
エアコンには室内機と室外機があり、実は室外機のほうが重要。コンプレッサーや熱交換器がある非常に重要な機器なので、ここに直射日光が当たっていると上手く放熱できずに余計な電気代がかかってしまいますよ。100円ショップでも専用の日よけが販売されているので、活用してみてください。そのほか、室外機まわりは風の通りをよくすることも大切です。
【ITEM 03】
DCモーター搭載の扇風機
電気代の節約には、エアコンと扇風機の併用を。風がある状態だと体感温度が1〜2度変わりますし、冷たい空気は偏る傾向があるので、空気を拡散する意味でもエアコンと扇風機を同時につけることをおすすめします。扇風機を選ぶならDCモーター搭載のものを。電気代が安いうえに風が静かでやわらかく、快適に過ごすことができます。
illustration：Naomi Mori text：Nahoko Morimoto web edit：Mina Ota
リンネル2023年8月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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