LIFESTYLE
:【素敵なおうち訪問:戸建て】 ものを持ちすぎないことで、お気に入りのインテリアが際立つ(さとりさん宅後編)
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:素敵なおうちを訪ね、家づくりにおいてこだわったところやお気に入りのポイントなどをお聞きする連載「素敵なおうち訪問」。
今回訪れたのは、窓からの緑が美しい、小高い丘の上に立つ、三角屋根が特徴的なさとりさん宅。この後編では、家族が増えてライフスタイルも変わるなかで、暮らしにおいて大事にしている収納やものの持ち方、インテリアの選び方などを伺っていきます。
さとりさんのおうちDATA

・間取り:2LDK 101㎡
・世帯人数:三人暮らし
PROFILE
さとりさん(パートタイム勤務)、夫、お子さん一人
夫にゆかりのある土地に建てた新築戸建て。
「1年ほど時間をかけて設計事務所を探しました。最終的に決め手になったのは今の設計士さんが特徴的な土地をプラスに考えてくれたことからです。細長く、山のような変わった土地はマイナスにとらえがちでしたが、逆に面白い家が建ちそうだと言ってくださり、自分たちもワクワクしながら住まいづくりを進めることができました」
ものを持ちすぎない習慣づくり

開放的な雰囲気を損なわないすっきりとした空間
廊下がなく、空間の仕切りも最小限の住まい。ものを持ちすぎると物量を感じることに繋がってしまうため、さとりさんはものの数を管理しながら住まいを整えているそう。
「すっきり暮らしたいという思いとともに欲しいものは欲しいという欲もあります。そのため、買ったら持っているものを見直して手放せるものは手放すということを意識しています」
ハンガーの数に余裕を持たせる

特に入れ替わりの機会が多いと話すのが衣類収納。
「我が家では家族の衣類をまとめて寝室のクローゼットに収納しています。新しい洋服を買ったら着ていないものは手放す。ハンガーも全て使わずに、常に使わない分の余裕を持たせるようにしています」
キッチン収納も余白を意識


詰め込みすぎないことで使いやすさもアップ
日頃から、目に見えないところにも余裕のある収納を心がているそう。
「収納もすべて使い切らず、多少の余白を残しておきたいので、詰め込みすぎない収納量で管理しています。来客用の器などを入れてもスペース的には余裕がありますが、その分購入するのではなく、ゆとりを持てるようにしていますね」
空間も収納も余裕があれば、どうしても物欲とともに物量が増えてしまいがち。余白を持たせるという意識が、ものの量を把握し暮らしをスムーズに回すことに繋がっていました。
暮らしの変化に合わせて収納を考える

家族が増え、暮らしの変化に合わせて収納にも手を加えているさとりさん。お部屋の整理整頓と子育てに無理のない方法を、暮らしのなかで考えています。
「子どもの着替えやおもちゃなど、二人暮らしのときより必要なものが増えました。そのため、収納を兼ねたインテリアを加えたり、レイアウトを変更したりしています」

テレビ台の下段は子どものものを中心に

上段には文房具やリモコンなどこまごまとしたものをケースを使って収納
「テレビ台は、子育てをするなかで、取り入れた家具。子どものためのものをまとめて収納できるスペースになっています。着替えやパズルなどの散らかると困るおもちゃなども、まとめて収納しています」
家具は壁側に寄せて、中央のスペースを広くとる

中心に余裕を持たせたインテリアのレイアウト

かごや箱を使って住まいになじむ収納はソファ横の壁際に
二人暮らしのときにはリビングの中央に置いていたというソファは、子どもが生まれてから壁側に移動。収納を含めて、家具を壁側にまとめることで、子どもも遊びやすい、余白のあるレイアウトへと変わっていました。
アクセントカラーで自分たちらしい空間演出

シンプルですっきりとした住まいでありながら、自分たちらしい空間づくりを大切にしているさとりさん。ポイントはずばり、アクセントカラーにありました。
「インテリアのなかでも、キッチンとダイニングは特に住まいの顔。全体的にはまとまった雰囲気を意識しつつ、自分たちが好きな色をアクセントカラーとして取り入れています。ダイニングには、我が家の設計をお願いしたSNARKさんで購入したダイニングテーブルの脚や、オカベマキコさんのしゃぼんランプに好きな黄色が入っています」

ダイニングテーブルの脚に好きな黄色を

ダイニングを照らすしゃぼんランプ
リビングはブルーのデイベッドが憩いの中心

住まいが完成する前から購入していたデイベッド

シンプルな空間だからこそより色合いが映えます
リビングスペースでは鮮やかなブルーがよい挿し色に。
「雑誌で見つけて印象的だった、ウェグナーのデイベッドはぜひ取り入れたいと思っていました。見た目も座り心地もよく、名前の通り、横になってくつろぐこともできる。我が家に欠かせないインテリアになっています」
白壁にナチュラルな木の色合いがベースの住まいだからこそ、より挿し色にもなるインテリアが際立って見えます。

家族との暮らしに合わせて、よりよい住まいへと試行錯誤を重ねているさとりさん。
「今は子どもが小さいこともあり、インテリアに制限してる部分はあります。割れ物のインテリアや洗えないラグなどは機能性の部分で諦めているので、子どもの成長に合わせて変えながら楽しんでいきたいですね」
子育て中は、インテリアをはじめ、お部屋の使い方や収納など、どれもまだまだ変化の途中。
それでも、余白と余裕、柔軟性を持たせることで、その変化を大らかに受け止められる住まいになっているなと感じました。
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photograph & text:Tsubottle
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