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:【おうちカフェのアイデア集】 簡単におしゃれなお店風に♪ ドリンク&スイーツや、カフェごはんレシピも紹介!
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おうちにいながら、カフェ気分でランチやスイーツをゆったり楽しめたら、気分がぐっと上がるはず。
普段からカフェ風にごはんやおやつを楽しんでいるという料理家の黄川田としえさんに、簡単ドリンク&スイーツやワンプレートランチのレシピと、手軽に真似できる食器やカトラリーなどのスタイリングのコツを教えてもらいました。
教えてくれたのは……黄川田としえさん

今あるものにひと工夫。
食卓に〝非日常感〞を
「ひとりでもたまに、カフェっぽいランチやおやつを家で楽しみます」という、料理家の黄川田としえさん。
今回紹介するワンプレートごはんやスイーツ&ドリンクを並べると、食卓がカフェの雰囲気に早変わり。メニューの組み合わせや彩り、盛りつけ、テーブルコーディネートなど、心くすぐられる要素が満載です。カフェっぽさを楽しむために、難しいアイデアや器や小物などのバリエーションはあえて必要ない、と黄川田さん。

手軽にカフェ風♪
「スイーツ+ドリンク」のレシピ2選
おいしくてかわいくて、“映える”、簡単に作れるカフェスイーツをご紹介。
「ちょっと気の効いたドリンクも添えると、カフェっぽさがアップしますよ」

カフェ風スイーツ&ドリンクレシピ①
「ほうじ茶ゼリーパフェ&抹茶アイスラテ」
ふるふるのゼリーにあんこやクリームを盛りつけた、和カフェ風パフェ。
淡い緑のグラデーションが春らしい、抹茶の冷たいラテと贅沢な時間を過ごして。

●ほうじ茶ゼリーパフェ
・材 料 (1~2人分)
ほうじ茶の茶葉…大さじ2
砂糖…大さじ1と1/2
顆粒ゼラチン…5g
トッピング(好みで)
バニラアイス、粒あん(市販)、
ホイップクリーム(市販)…各適量
さくらんぼ(缶詰)…1~2個
・作り方
1. 鍋に水400mLを入れて火にかけ、沸騰したら火を止め、茶葉を入れて3分ほどおく。
2. ボウルに1を茶こしでこしながら注ぎ入れ、砂糖、顆粒ゼラチンを加え、泡立て器でよく混ぜる。
3. 2を冷蔵室に入れ、2時間ほど冷やし固める。
4. 3をフォークで細かくほぐし、グラスに適量を入れる。トッピングの材料を好みで盛る。
●抹茶アイスラテ
・材 料 (1人分)
A
抹茶…4g
湯…50mL
砂糖…小さじ1~2
牛乳…150mL
氷…適量
・作り方
1. ボウルにAを入れて泡立て器でよく混ぜ、粗熱をとる。
2. グラスに氷を入れ、牛乳、1の順で注ぎ入れる。

カフェ風スイーツ&ドリンクレシピ②
「いちごとバナナのスイーツ生春巻き&シナモンコーヒー」
いちごの断面に釘づけ! もっちりとしたライスペーパーと刻みチョコの食感も楽しんで。大人味のコーヒーが合います。

●いちごとバナナのスイーツ生春巻き
・材 料 (1人分)
ライスペーパー(22cm)…1枚
いちご…1個
バナナ…1/4本
マスカルポーネチーズ…20g
好みの板チョコレート…10g
メイプルシロップまたはチョコシロップなど(好みで)…少々
・作り方
1. いちご、バナナは1cm厚さの輪切りにする。チョコレートは包丁で細かく刻む。
2. ボウルにマスカルポーネチーズ、チョコレートを入れ、よく混ぜる。
3. ライスペーパーは水にくぐらせ、よく絞ったぬれ布巾の上などに置く。
4. 3にバナナを横に並べ、2をのせ、手前、左右の順に折りたたみ、1㎝ほど間隔をあけたところにいちごを横に並べてのせ、さらに巻く。
5. 器に盛り、好みでシロップをかけていただく。
●シナモンコーヒー
・材 料 (1人分)
ホットコーヒー…1杯分
シナモンパウダー、シナモンスティック(好みで)…各適量
・作り方
カップにホットコーヒーを注ぎ、シナモンパウダーを加えてよく混ぜる。
好みでシナモンスティックの先を浸し、マドラーのように混ぜる。

スイーツ春巻きの断面。作り方通りに巻くと、バナナ、チョコマスカルポーネ、いちごの3層に。

ライスペーパー(M)(国内選別品)(直径約22㎝・120g・約12枚)¥378(価格は編集部調べ)/ユウキ食品 お客様相談センター
心と体に栄養を!
「カフェ風ワンプレートごはん」のレシピ
プレート1枚に、おかずやごはんなどをあれこれと盛りつければ、特別感のあるランチが完成! 肉も野菜もごはんもしっかりバランスよく食べられる、大満足のランチに。カップに注いだスープも添えて。
エスニックランチプレート
ワンプレートの盛りつけがよく似合う、エスニック風ごはん。
ゆで鶏を作りながらスープも同時にでき上がる、気軽でうれしいメインに、色鮮やかなオレンジ+黄のサラダ&紫のマリネを添えて。

●ゆで鶏のナンプラーレモンソースごはん&野菜スープ
・材 料 (2人分)
鶏もも肉…2枚(400g)
塩…小さじ1
玉ねぎ…1個
にんじん、長ねぎ…各1/2本
しょうが…1かけ
酒…大さじ1
鶏ガラスープの素…大さじ1/2
サラダ油…大さじ1
粗びき黒こしょう…少々
温かいごはん…茶碗2杯分(300g)
香菜のざく切り…適量
ナンプラーレモンソース
ナンプラー…大さじ1
レモン汁、ごま油…各大さじ1/2
・作り方
1. 鶏肉は塩をもみ込み、15分ほどおく*。
2. 玉ねぎは八つ割りにする。にんじんは乱切りに、長ねぎは斜め薄切りに、しょうがは薄切りにする。
3. 大きめの鍋にサラダ油を中火で熱し、鶏肉の皮目を下にして並べ入れて焼き、表面の色が変わったら上下を返す。
4. 2、水800mLを加え、沸騰したらアクを取る。
5. 酒、鶏ガラスープの素を加え、中弱火にして20分ほど煮る。
6. 鶏肉だけ取り出し、残りに粗びき黒こしょうを振り、スープを仕上げる。
7. 器にごはんを等分に盛り、6の鶏肉を食べやすく切ってのせる。「ナンプラーレモンソース」の材料を混ぜ合わせて適量をかけ、香菜をのせる。6のスープをカップに注ぐ。
*鶏肉は前日に塩をもみ込み、ポリ袋に入れて冷蔵室で一晩おくとよりおいしくなる。

やさしい味わいのガラスープ130g ¥561(価格は編集部調べ)/ユウキ食品 お客様相談センター
●キャロットオレンジサラダ
・材 料 (作りやすい分量)
にんじん…1本 (約180g)
オレンジ…1個
A
レモン汁…大さじ1
サラダ油…大さじ1/2
塩…小さじ1/2
こしょう…少々
・作り方
1. にんじんはピーラーで薄く削る。オレンジは皮をむいて小房に分け、薄皮をむいて横半分に切り、さらに1cm厚さに切る。
2. ボウルに1を入れ、Aを加えて和える。
●紫キャベツのスパイスマリネ
・材 料 (作りやすい分量)
紫キャベツ…250g
塩…小さじ2/3
A
酢…大さじ2
砂糖…大さじ1
カレー粉…小さじ1/3
オリーブオイル…大さじ1
・作り方
1. 紫キャベツはせん切りにしてポリ袋に入れ、塩を加えてもみ、15分ほどおく。
2. 1の水けをギュッと絞り、別のポリ袋に入れ、Aを加えてよくもみ込む。
おうちカフェ風ごはんが簡単にできるポイントは?
TIPS 1
色鮮やかな常備菜で手軽にカフェ風に
彩り豊かな副菜を数種類盛るだけで、気分が上がります。

さわやかな風味の「キャロットオレンジサラダ」(左)と、ほどよくスパイシーな「紫キャベツのスパイスマリネ」(右)は相性抜群。保存容器に入れ、冷蔵で3日ほど保存可。
「色だけではなく、栄養のバランスもアップ。作りおきしておくと、さっと使えて便利です」

TIPS 2
Q キレイに盛りつけるには?
A ごはん → ゆで鶏 → 副菜 の順で!
メインを盛りつけたあと、スペースに副菜を盛りつけるとバランスがとれます。

「色のコントラストがつく順に副菜を並べると、メリハリが効いたひと皿に」

もっと“カフェ風”になる!スタイリングの工夫5つ
器や小物の使い方や見せ方を普段と少し変えるだけで、いつもの食卓がおしゃれなカフェのテーブルに! スタイリングを楽しむ、5つのアイデアです。
STYLE 1
お盆で「和カフェ」風

丸盆が1枚あると便利、と黄川田さん。和の小皿や小鉢におかずを種類別にちょこちょこと盛り、ごはんと汁物と一緒にお膳のように一人分並べると、ちょっと贅沢な和カフェ定食の雰囲気を味わえます。
「丸盆は、手彫り模様など素朴なニュアンスがあるものだと、器やテーブル、空間にも自然となじむので使いやすいですよ」
STYLE 2
器でバリエーションを楽しむ

(左上から反時計回りに)白オーバル(W28×H19㎝)、花形オーバル(W26×H18㎝)、アンティーク皿(φ22.5㎝)、和の丸皿(φ23㎝)
使い勝手のいい器が数枚あると、その日の気分で選ぶ楽しみが広がります。
「オーバル形はどんな料理でも様になります。アンティーク皿もカフェっぽいですし、和の器は青や黒なら洋のメニューにもぴったり」
STYLE 3
無地のランチョンマットやナプキンで色を効かせて

ランチョンマットやペーパーナプキンは、折りたたんでカトラリーの下に敷くだけでもテーブルが華やかに。
「柄ものよりも無地のほうが、さりげなく取り入れられます。紺などの暗めの色や生成りには器や料理を引き立たせる効果が、ペールピンクやグリーンなどの明るい色には雰囲気をパッとおしゃれに変える効果があります」
STYLE 4
木のアイテムで温もりのある空間に

木のほっこりとした印象は、おうちカフェの雰囲気に欠かせません。取り入れやすいのは、普段の暮らしにも取り入れやすい、カトラリーやコースターなどのアイテムです。
「いつもの器に木のカトラリーを添えるだけ、グラスの下に木のコースターを敷くだけで、テーブルが温かい雰囲気になります。コースターは形で遊んでみても」
STYLE 5
食卓に“花”を添えて

季節の花を飾るとテーブルがさわやかな印象になって、心も弾みます。
「小ぶりの花瓶に生けると、座ったときに目線より低い位置に花が見えて、落ち着きます。小さめの空き瓶やグラスで代用するのもおすすめです」
「お気に入りのカフェで使っている器やカトラリー、コースターなどの小物など、形や材質などをチェックして、おうちでまねてみては? 自分好みのコーディネートのためのヒントになりますよ」

こちらもチェック!
cooking & styling : Toshie Kikawada photograph : Miyako Toyota text : Kaori Akiyama
リンネル2025年5月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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「日常使いのものを、いつもとは少し違う取り入れ方をしてみるだけで、特別感は演出できます。和食器を洋風に使ってみたり、コーヒーカップにスープを注いでみたり、小鉢にサラダを盛ってワンプレートにのせてみたり……。手持ちのものの中で新しい使い方や組み合わせを見つけるのって、ワクワクしますよ」