浅草屈指の老舗甘味処「梅園」で味わう、東京名物・元祖あわぜんざい:kazumiとワヌ山の和菓子の時間 浅草屈指の老舗甘味処「梅園」で味わう、東京名物・元祖あわぜんざい:kazumiとワヌ山の和菓子の時間

モデル・kazumiさんが大好きな和菓子屋さんを紹介する連載。仲良しのワヌ山さんと楽しく紹介していきます。今回、kazumiさんとワヌ山さんが訪れたのは、浅草にある「梅園」。浅草寺の別院である梅園院の一角に茶屋を構えたのが始まりという、160年以上の歴史と伝統を持つ、老舗の甘味処です。
和菓子の時間を楽しむのは……kazumiさんとワヌ山さん
kazumi 「今回はあったか和菓子を紹介するよ」
ワヌ山 「ふたを開けたときのほんのり湯気と甘い香りが最高ワヌ〜」


創業当時から江戸庶民に愛された、職人技が光る素朴な味わいは絶品
奈良で育った私は「ぜんざい」といえば粒あんを使った汁気のあるものを思い描きます。でも東京に来てから知ったぜんざいは汁気のないもの。そんな地方ごとに変化する価値観を教えてくれたのが、浅草にある「梅園」のあわぜんざいでした。

ふたを開けたお椀から立ち込める湯気の先の黄色いきび餅。お餅の上にはツヤツヤに輝くあんこが貫禄の角をどやさと立てて迎えてくれます。
あんこのなめらかな美しさに箸を入れるのをとまどいながらも、ここはえいや!と勢いよく。箸にからめるようにきび餅を持ち上げ一口。ずっしりとしながらも食べごたえは軽やかで、きびのプチプチとした食感はやみつきになります。
ほんのりとしたきびの渋さと、コクのあるあんこの甘さが絶妙で、箸休めのシソの塩漬けと交互に食べればエンドレス。
ワヌさんとペロリと完食し、次の和菓子旅に向かったのでした。

いただいた和菓子:あわぜんざい

蒸したもちきびを半つきにし、熱々に温めたこしあんで合わせた「あわぜんざい」は梅園の歴史を語る一膳。約160年程前に生まれて今では浅草の代表的な和菓子。添えたシソの塩漬けが甘味のアクセントに。

今回のお店:梅園 浅草本店


浅草寺のお膝元にある創業166年の老舗和菓子店。あわぜんざい発祥の店として有名。
東京都台東区浅草1-31-12
TEL:03-3841-7580
OPEN:平日10:00〜17:00 土日祝10:00〜18:00
kazumiとワヌ山の和菓子のおすすめ記事
model & Text:kazumi illustration:wanuyama photograph:Masahiro Tamura web edit:Mina Ota
リンネル2020年4月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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