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【今日の一養生 7月6日】小暑、新月の日です。夏こそ甘酒:漢方養生で毎日上々! 【今日の一養生 7月6日】小暑、新月の日です。夏こそ甘酒:漢方養生で毎日上々!

moxies
今日したい養生:漢方養生で毎日上々
連載 #漢方養生で毎日上々!

少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。 漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。 山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。 毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。

7月6日
小暑、新月の日です。夏こそ甘酒

今日から二十四節気では小暑が始まり、立秋までを暑中と呼びます。
暑中見舞いを出す季節、夏も本番になってきました。
気温も湿度も上がり、じめじめ鬱陶しく、体の調子を整えにくいときです。
米麹と水を発酵させた甘酒を飲むと、胃腸が整います。
甘酒を飲んで夏を元気に乗り切りましょう。

夏の季語でもある甘酒は
江戸時代には夏バテ予防のドリンクとして売られていました。
甘酒は、麹菌によって、でんぷんがブドウ糖やオリゴ糖に分解され、胃腸に負担をかけずに体内に効率よくエネルギーを吸収できるため、飲む点滴ともいわれています。
糖分だけでなく必須アミノ酸が9種、ビタミンB群やミネラルが豊富な甘酒は、疲労回復、血行促進や代謝アップ、腸内環境を整え便秘の改善などが期待できます。
せっかくならば、熱処理されていない生きた麹菌を飲みましょう。
甘酒は簡単に手作りできるので、米麹を買って手前味噌ならぬ、手前甘酒、ぜひつくってみてくださいね。
そこで、ヨーグルトメーカーがない方も簡単につくれる、炊飯器でつくる甘酒のレシピを山梨県の味噌家<五味醤油>の発酵兄妹に教わりました。

【五味醤油さんの麹甘酒のつくり方】

<材料>
米こうじ  200g
65℃のお湯 400~500mL

<つくり方>
①保温機能のある炊飯器に揉みほぐした米こうじと65℃のお湯を入れ、よく混ぜる。
(65℃:鍋で沸かしたとき小さな泡が出始めるくらいの温度)
②炊飯器は保温にし、フタを開け、濡らした布巾で覆い5~6時間保温する。
(途中、温度が70℃以上になってないか確認するとよい)

麹の芯がなくなって甘みがあれば成功です。
ミキサーなどで撹拌するとお米の粒がなくなり口当たりがよく、甘味を足す調味料として重宝します。
ほんの少しの天然塩や、レモン、生姜と合わせたり、豆乳で割っても美味しく飲めます。


今日もよい一日をおすごしください。

PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。

>> 【漢方養生で毎日上々!】の連載記事一覧はこちら

illustration:moxies edit:Nao Yoshida 
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

moxies鍼灸院

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2014年結成の鍼灸師夫婦のユニット。山梨県と長野県での鍼灸専門院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや、勉強会開催など多方面に活動中。

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