LIFESTYLE
:おっとり犬「とろろ」との、いいテンポで刻むのんびりな日常|イラストレーター・植松しんこさん宅 前編
LIFESTYLE
:愛犬のとろろと穏やかな日々を送るイラストレーターの植松しんこさん。
とろろのルーティンを中心にテンポよく刻まれる、ゆるやかながらもメリハリのある暮らしをご紹介します。
植松しんこさんのおうちDATA

・2階建て/3LDK(91.08㎡)
・世帯人数 2人+愛犬1匹
[PROFILE]
植松しんこさん
イラストレーター。神奈川県出身、東京都在住。インテリアコーディネーター、キッチンの輸入会社で設計を経て、2010年よりフリーランスのイラストレーターとして活動を開始。水彩や線画、オイルパステルなど、多彩な画材や技法を用いて作品を制作する。『リンネル』をはじめ、雑誌、広告、雑貨など幅広い分野で活躍。近年は陶芸にも取り組み、個展で作品を発表している。
https://shincouematsu.her.jp
Instagram:@shincouematsu
武蔵野台地が広がる、自然豊かな西東京エリア。
ここで暮らすのは、『リンネル』でもおなじみのイラストレーター・植松しんこさん。
日当たりのよいリビングの窓辺で、気持ちよさそうにまどろんでいるのは、愛犬のとろろです。12歳になるオスのシーズーで、性格はおっとり、のんびり、そしてフレンドリー。

12歳のとろろ。去年、心臓の手術をしたそうで「そのときはすっかり痩せてしまったんですけど、今は元気になりました」
「もう、おじいさんの年齢ですね。若いころからおっとりしていましたが、最近はますますのんびりしてきたみたいです」
そんなとろろと植松さんの、穏やかな日常を覗かせてもらいました。

名前の由来はそのやわらかな質感の白い毛。
「めかぶとかもずくとか、ねばねばした食べものの名前にしたかったんですが、白いくるくるした毛を見て、これは、とろろだ!と」
DOG LIFE
01
仕事も、とろろも朝型。
午前中は、お互いの時間を大切に
とろろの1日は、午前6時半から始まります。
朝のお散歩は植松さんのご主人が担当。どんなに天気が悪くても早起きしてとろろと散歩を楽しみ、その後は自転車で出勤するという、なんとも健康的な朝の習慣です。
一方、植松さんも朝型の生活。自宅でイラストを描く仕事をしていますが、夜は仕事をしないと決めているため午前中が勝負です。

リビングとひと続きになった植松さんの仕事場。広告、雑誌、書籍の装丁、プロダクトのパッケージなどでイラストは大人気。
「水彩絵の具やペンなどを使って、アナログな方法で描いているんです。だから、自然光がきれいな午前中のうちにできるだけ仕事を進めたいんです。そして、夜はお酒を絶対に飲みたいですし(笑)」
DOG LIFE
02
ごはんのときだけ機敏な、
まるで別犬に
そんな植松さんの仕事のリズムを知っているのか、とろろは午前中、リビングの窓辺でうとうと。仕事部屋と、とろろお気に入りの窓辺はすぐそばにあり、お互いの気配を感じながら、それぞれの時間を過ごしています。
ところが、お昼が近づくにつれて、とろろの様子に少しずつ変化が。
「ふと、とろろのほうを見ると、じーっとこっちを見ているんです(笑)」

「そろそろ終わるんか」とアイサインを送ってくるとろろ。でも、仕事中は決して吠えたり仕事部屋には入ってこない。
その無言の圧は、時間とともに強くなっていくのだとか。
「シニア犬なので、食事を一日3回に分けて食べています。普段はのんびり屋さんですが、ごはんの時間だけは別。急に機敏になって、もう、別の犬みたい(笑)」


とろろ関連のグッズは、一式リビング脇にあるごはんと水飲みスペースの上の棚に収納。

食欲旺盛で、カメラのシャッターが間に合わないほど、食べるも速い!
DOG LIFE
03
午後は一緒に
『相棒』を楽しむ時間?

お昼ごはんを食べ終えると、今度は植松さんにリビングに来てほしい様子。そばに寄ってきて、ぴったりとくっついて過ごしたがるそうです。
「たぶん、一緒に相棒の再放送を見ようぜ!って言っているんだと思います(笑)」

植松さんの仕事が終わった午後からは、リビングで一緒に過ごします。さっきまで元気にお昼ごはんを食べていたとろろは、またのんびりモードに。だんだんと目がしょぼしょぼし始めて、寝落ちしそうな様子がかわいい。
仕事が立て込んでいるときは、植松さんもタブレットでできる作業に切り替え、リビングで仕事をすることも。
「ソファに座っていると、私の足におしりをぴたっとくっつけてくるんです。それが、もう、かわいすぎて」
DOG LIFE
04
とろろがつないでくれた、
ご近所との縁
午後4時半になると、夕方のお散歩の時間です。

自然が多く残るこの地域は、ところどころ広い公園や畑があり、犬との散歩にも仕事終わりのリフレッシュにもぴったり。とろろ自身も犬が大好きで、散歩中に出会う犬たちとじゃれ合うのを楽しみにしているそう。そして、とろろとの暮らしを通じて、植松さんにも新しい友人ができました。
「犬を飼っていなかったら出会わなかった人たちと仲よくなれたのが、うれしいですね。みなさん、本当に親身になってくれるんです」

長く続いた厳しい残暑や大雨で、散歩のたびに体力を奪われていたとろろ。ようやく涼しくなり、歩きやすい気候になって、とてもうれしそう。
自宅のリビングは外からも少し見えるため、植松さんが留守にしているとご近所の犬友達が「とろろ、寝てたよ〜」と教えてくれることもあるのだとか。
とろろを連れて犬友達のご自宅に遊びに出かけるなど、犬を通じた交流は、今では植松さん夫妻の暮らしの大切な一部になっています。
DOG LIFE
05
とろろを愛でる犬グッズ

友人が作ってくれたポーチ。あまりに、特徴をとらえたそっくり具合に、ポーチとして使わず、仕事部屋の棚に飾って愛でる対象に。

とろろのおもちゃ。「私が相手にしないと、きゅっきゅっと鳴らして催促してきたりします」。最近は、振動する亀のぬいぐるみがお気に入り。「よく、亀を相手にじゃれて戦っています」

日当たりがいいリビングの窓辺が、とろろの居場所。「クッション、ベッド、シートと何箇所あるんだ、というくらい」。とろろお気に入りのクッションがかつての『リンネル』の付録、というのもうれしいエピソード。

趣味の陶芸が高じて、個展では絵の作品のほか、セラミックのオブジェやアクセサリー作品も発表している植松さん。家の棚にも、とろろをイメージして作ったという、白い犬のオブジェ(右手前)が。左の陶器も植松さん作。
次回後編は、植松家のインテリアや住まいの工夫についてお届けします。
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photograph:Hiroshi Hayashi text:Tomoko Yanagisawa
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