家族全員で助け合い、家事ができる大人に！ モデル・asacoさん一家のジェンダーフリーな暮らし

お話を伺ったのは…モデル asacoさん一家

家族みんなで家庭を回すワンチーム！
おうちジェンダーフリーな暮らしの秘訣

基本的にすべての家事は「できるほうがやる」。こうすると負担が女性に偏るという声も聞かれますが、平床家ではそれでほどよく家が回っています。

「子どもの数だけやることが多いけど、それがタスクになってしまうときつい。自己防衛手段として（笑）、楽しみを見出すようにしています」（政治さん）。商店街で魚を見たり、新しいスーパーの偵察をしたりももはや趣味。結婚当時は料理も政治さんが担当。ジェンダーロールに縛られることがなかったのは、子どもの頃にアメリカで暮らしていた影響もあるかもと振り返ります。

「アメリカでは当時から母親も働いている人が多く、女子生徒は主張が強かった」という政治さんは、「かっ飛ばしていて、私は私、みたいなパンクな感じ」のasacoさんと日本で出会い結婚。10年続いたフードユニット名「マフィオ」は「イングリッシュマフィンを作る夫」から命名したそう。

夫と家事をシェアするのは当たり前、「今はどれだけ子どもとシェアできるか。分担はあえて決めず、みんなの思いやりで回るシンプルなことをめざしています。自分のことは自分でできる子に育てたいから、夫婦が協力し合う姿を見せるのは大切な教育です」（asacoさん）。

ゴミ出しは「意外に好き」を自認するパパの担当

ゴミ捨ては「すっきりするから好き」という政治さんの役割でほぼ固定。「僕は洗濯物たたみが苦手なので家族がやってくれることが多いですが、固定しているのはそれくらい。あとは、その日できるほうがやるスタンス」

保育園のお迎えは中学生の姉が率先

年の差育児の恩恵で、末っ子・風雅くんのお迎えはほぼ長女の里稔ちゃんが担当。「私を助けようと進んでやってくれます。その間に夕食作りができるようになり、空腹からの兄弟喧嘩がだいぶ減りました（笑）」

食育にもなりつつ、立派な夕食作りのお手伝い

「以前は、料理は得意な夫がほぼ担当していました。最近私も楽しさに目覚めたので作る機会が増加中。そんな姿を見てきたので、料理は母がするものと誰も思っていません」。皮むきなどに喜んで参加してくれる翠ちゃんは、料理部門の片腕としてめきめき成長中。

photograph：Kentaro Hisadomi　text：Miho Arima　web edit：Riho Abe
リンネル2022年6月号より
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