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習い事を3つ掛け持ち中 モデル・前田エマさんの新しい私のはじめ方 習い事を3つ掛け持ち中 モデル・前田エマさんの新しい私のはじめ方

忙しい合間を縫って、ピラティス、習字、韓国語と、習い事を3つ掛け持ちしているモデルの前田エマさん。隙間時間に習い事を入れ、締め切りを作るようにしているそう。習い事をコツコツ続ける秘訣を伺いました。

目次
習い事を3つ掛け持ち中 モデル・前田エマさんの新しい私のはじめ方
  1. やりたいと思う気持ちを大切に習い事にして長く続ける
  2. 将棋がきっかけで文字に人柄が表れることに感銘を受け、「お習字教室」へ
  3. 気になる猫背解消のため「ピラティス」を習いに
  4. 韓国の人の生の声を理解したくて「韓国語」を勉強中
  5. 前田エマさんが気持ちを保つ日々の工夫
  6. お話を伺った 前田エマさん profile

やりたいと思う気持ちを大切に
習い事にして長く続ける

忙しい合間を縫って、ピラティス、習字、韓国語と、習い事を3つ掛け持ちしている前田さん。隙間時間に習い事を入れ、締め切りを作るようにしているそう。

「来週やろうと思っていても、その頃には億劫になっているので、やりたいなと思ったらすぐに申し込むようにしています。私は仕事も締め切りがないとダメなタイプ。運動も筋トレもコツコツできないので、日程を決めて習い事にするのが向いているんです。勉強系なら、まず試験に申し込めば、それに向けてどうにかして勉強しようと思えます。そういう環境づくりも、新しいことを始める後押しになると思います」

2、3年ごとにブームが変わるというほど、好奇心旺盛な前田さんですが、ピアノは約18年間習うなど、続けることに意味があると考えているそう。

「なかなか上達しない、まわりと比べて下手という理由で習い事をやめる人が多いのですが、自分のためにやっていることだから、気にしなくていい。少しでも基礎があると、本腰を入れてやりたいと思ったときに飛び込みやすいと思うんです。人生の中でそれがいつ来るかわからないので、ひとまず続けることが私の中では大事。趣味を仕事に繫げたり、交友関係を広げることもできるから、大人にとって習い事はおもしろいと思います」

前田さんが、興味を持ったことを習い事にして、続けていくかどうかのポイントとは?

「いろいろなことに興味がありますが、そのときの熱量ですかね。習い事をしている時間は、自分へのご褒美のような時間。学んで吸収することが、多分好きなんです。すぐに成果が出なくても、教室に行くと確実に得るものがあります。実力の向上だけが習い事のおもしろさではない。いろんな楽しみ方があっていいと思うんです」

将棋がきっかけで文字に人柄が表れることに感銘を受け、「お習字教室」へ

もともと将棋が好きで、棋士がサインする「揮毫 (きごう)」に人柄が表れることに感銘を受け、3年前から月に3回、近所の習字教室に通うようになったといいます。

「小学生から社会人まで、幅広い年代の人と同じ空間で学ぶので、いろいろな価値観を垣間見られるのが楽しい。字を書くことだけを考えることが、デトックスにもなっています。気持ちが落ち着き、明日からもっと心を大切にして生きていきたいと思えます」

月1回書道、月2回ペン習字に。ペン習字は、先生が前田さんの小説の一節から選び、前田さんが清書したもの。

「先生がとても素敵。正しさがある中でも、私の個性を大切にしようと、ユニークな雰囲気でお手本を書いてくれます」

気になる猫背解消のため「ピラティス」を習いに

コロナ禍で水泳に行きづらくなり、近所を走るようになったという前田さん。「体力もついて心にもいい影響を与えてくれますが、昔からコンプレックスだった猫背は、走っても直らなくて(笑)。年齢を重ねても続けられて、姿勢や筋力に効くものを探していたところ、友人がやっていたピラティスに出合いました。定期的に通うと肩もこらないし、ちょっとしたストレッチで自分でも調整できるのがすごくいいんです」

前田さんが週1で通うのは、紹介制のピラティス教室。マシンを使いながら、その日の体調や悩みに合わせて、マンツーマンでレッスンしてくれます。「先生との相性はすごく大事。人柄も尊敬しているamico先生が毎回すごく褒めてくれるので、やる気が出ます」(Instagram@amicofit)

韓国の人の生の声を理解したくて「韓国語」を勉強中

K-POPや韓流ドラマの影響で、韓国の歴史や社会問題に対する人々の意識に興味を持つようになったという前田さん。韓国文学を読むようになって、日本文学とはまったく違う世界観に圧倒されたとか。「ラジオの韓国語講座を聴きはじめ、1年前からは週に1度、韓国語教室に通っています。独学ではわからなかったことに全部答えてもらえるのがおもしろい。最近は韓国語で日記も書いています」

左から、釡山で購入したエッセイ漫画『結婚するとは思いませんでした。』。日本語と韓国語で書かれた『モーメント・アーケード』(クオン)。『韓国文学の中心にあるもの』(イースト・プレス)は、特に韓国に興味がある人はおもしろく読める、歴史と文学の案内書。

前田エマさんが気持ちを保つ日々の工夫

お気に入りのお茶を淹れる

おうち時間が増えてから、生活にリズムを作るように心がけているという前田さん。「ハーブティーやほうじ茶、緑茶などを常備。書きものの仕事が多いので、合間にお茶を淹れることで気持ちを切り替えています」

週に1回お花を生け替える

週に一度、お気に入りの花屋さんで 2、3本買うのも習慣に。「時間や季節を感じられるようにはじめました。お花を飾ると、部屋もきれいにしようと思えます。仕事をするリビングに飾って、癒やされています」


お話を伺った
前田エマさん profile

1992年生まれ。東京造形大学卒業。モデル、写真、ペインティングなど幅広く活躍。エッセイやコラムを執筆するほか、Voicyにて「エマらじお」を配信。著書に初の小説集『動物になる日』(ちいさいミシマ社)。

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photograph:Kasumi Osada text:Mayumi Akagi web edit:Riho Abe
リンネル2023年2月号より
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