専門家も注目する、カーサリンネルの素材使いと住み心地 【座談会part 2】
専門家も注目する、カーサリンネルの素材使いと住み心地 【座談会part 2】

リンネルが提案する、北欧スタイルの家「カーサリンネル」。開発を担当した建築家の松本彩さん、インテリアデザイナーの小林マナさん、本誌の西山編集長が、カーサリンネルに住まう小澤さん宅を訪ね、開発のこだわりから住み心地、小林さんが注目する北欧インテリアまで、たっぷり語りました。2回目は、住み心地について小澤さんと西山編集長、注目の建材について小林さんと松本さんがお話しします。

今回取材した、小澤さんファミリー

カーサリンネルで暮らして2年半という、小澤さんファミリー。弘幸さんと依里さん、長女の希遥ちゃん（3歳）、次女のみく莉ちゃん（0歳）の4人家族。

■暮らす人に聞いた、とくにお気に入りの箇所は？

ここに暮らして2年半という小澤さんファミリー。 ゆったりとした空間は、二人の子育てをしながら、 ほっとひと息つける余白があります。

家族の気配を感じながら、家事ができるキッチン

ひと続きになっている LDKだから、キッチンに立っていても、家族とコミュニケーションを取れるのがうれしいところ。「家事をしながら、リビングで遊んでいる子どもの様子がちゃんと見えるので、安心です」

お出かけグッズをまとめられる、広い土間

広い土間にはラックを置いて、家族それぞれのバッグや上着、ピクニック道具、鍵などのおでかけセットをすべてかけています。「まとめて置いておくことで、さっと出かけられるのがすごく楽なんです」

家事を分担できる動線

洗濯は帰宅が遅いという弘幸さんの担当。バスルームから洗濯機までが続きになっているので、作業がしやすい理想的な動線に。「洗濯機は一気に回したいので、夫が最後にお風呂に入ったあとに、干してくれています」

子どもが一人で手洗いできる洗面台

玄関脇に設置した洗面台は、帰宅後にすぐ手洗いができて便利。希遥ちゃんが一人で使えるように踏み台を置いて。「来客時にもすぐに使ってもらえるので、コロナ禍に役に立ちました」

■西山編集長が、実際に暮らす小澤さんに聞く、
カーサリンネルの住み心地

■建材に注目！ 専門家たちが注目した場所とは？

インテリアデザイナーの小林さんは、 使われている素材の品質の高さに注目したよう。 建築家の松本さんに質問してみました。

調湿機能のある、卵の殻を使った壁

1階の壁には塗り壁を使用。「廃棄されるものをアップサイクルした卵の殻のほか、珪藻土など自然素材だけで作られた塗り壁です。卵の殻には調湿機能があってジメジメしないだけでなく、消臭効果も高いんです。化学物質に敏感な方にも、安心して使ってもらえます」（松本さん)

経年変化を楽しめる、素材使いを随所に

キッチンの建具には、パイン材を使用。「 節のない柾目という、すごくいい素材を使われていますね。柾目は和風になりがちなのですが、素材のよさと使い方がうまく、とてもいい表情があります」と小林さんも絶賛。 床のタイルは機能面にもこだわり、掃除が簡単。

引き出しは真鍮の取っ手

取っ手にはおしゃれなだけではなく、触り心地や色の変化を楽しめる真鍮を使用。
「かわいすぎず、男性も女性も満足できる素材使いですね」(小林さん)

夏は涼しく、冬は暖かい外壁の秘密

外壁には撥水効果も高く、汚れがつきにくい塗装を使用。「断熱にもなる素材を下地にしているので、まず表面温度が全然違います。外の熱が部屋に伝わりにくいので、夏は暑くなりすぎず、冬も室内の温度を逃しにくくなります」(松本さん)

■上質な壁材、床材、パーツに感動！

photograph : Nao Shimizu　text & edit : Mayumi Akagi

リンネル2023年12月号より
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください