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:【開運パワースポット 関東】 鳩森八幡神社:yujiさん・仁田さんの福めぐり第5回
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星の運行やエネルギーをひもといて星読みを行う大人気ヒーラー・yujiさんと、古くから地方に伝わる神話や伝統文化に造詣が深い旅ライター・仁田ときこさんの吉方取り連載の第5回。2024年、辰年に行くべき開運スポットを気ままに散歩しながらご紹介します。自分にとっての聖域「マイ プライベート サンクチュアリ」が発見できる、ささやかな指針になることを願って。
【開運パワースポット 関東】 鳩森八幡神社:yujiさん・仁田さんの福めぐり第5回
今回の福めぐりパワースポット「鳩森八幡神社」

5回目の福めぐりパワースポットとして訪れたのは、東京・千駄ヶ谷にある「鳩森八幡神社」。国立競技場や将棋会館のある千駄ヶ谷の総鎮守として、約1100年の歴史があります。
日本全国におよそ8万社ある神社のなかで、実は八幡神社の数がダントツ1位! お稲荷さまや天神さまと並んで、最も日本人に信仰されている神様のひとつなのです。
そんな八幡神社に、平和の象徴でもある「鳩」が合体している鳩森八幡神社。一体どんなエネルギーのある場所なのか、福めぐり一行がお邪魔してきました!
福めぐりをするのはこの二人

yujiさん(左)
星読み係。ヒーラー。18歳でイタリアにわたり、ミラノでプロダクトデザイン事務所に勤務。その後、天から招かれるようにヒーラーの活動が始まり、書籍や講演、リトリートなど、幅広い分野で活躍。毎日星読みを行い、星からのメッセージを言語化して発信。『風の時代の未来予測』(講談社)をはじめ、著書多数。https://ameblo.jp/uenopasiri/
仁田ときこさん(右)
編集ライター。古くから伝わる風習や祭祀、伝統工芸について雑誌やwebで執筆。最近では自身のカメラで撮影した写真とともに旅コラムを寄稿する。民俗学を学び、神話や伝統文化に造詣が深い。土地に根付くエネルギーとうまく付き合う方法を解説。 Instagram:@tokikonitta
個の時代、厳しい勝負に勝ち抜くために

鳩森八幡神社の御祭神は武の神様「応神(おうじん)天皇」です。応神天皇はもともと弓術の達人だったことから、武家の守護神として、さらには源氏の氏神として多くの武士の崇敬を集めました。
yuji 「自宅から近い鳩森八幡神社は、年に3〜4回は通う馴染み深い神社です。八幡神社は勝負事の神様ですが、周囲に国立競技場や将棋会館があるこの場所は、さらに“勝ち”に特化した神社だと思います」
仁田 「なるほど。それなら、試合や試験の前に参拝するとよいですね! 個人の活動がクローズアップされる今の時代、非常に心強い。仲よくしたい神様です」
yuji 「スポーツでも学業の面でも、自分にとっての勝負が控えている人におすすめです」

取材時の参道には、咲き始めた紫陽花がチラホラ。ほかにも梅や桜の木、菖蒲の花など、境内ではさまざまな植物を楽しめます。ちょっとした植物園と化した鳩森八幡神社にホッコリする福めぐり一行。
文章力をアップさせたい人集合!

表門のすぐそばには、御神木の銀杏の木が参拝する人を守るように出迎えてくれます。その隣に幼稚園もあることから「文化的要素も強い神社ですね」とyujiさん。
仁田 「子どもを健やかに育む教育機関があって、散策するだけで季節の植物に触れられる……。勝負に打ち勝つエネルギーが強い八幡神社ですが、どこか和やかな空気が流れる鳩森八幡神社。勝負の世界で努力する人を、やさしく包容する存在に感じます」

yuji 「境内に能楽堂もあることから、アカデミックな空気が漂っていますよね。古典的であり、文学的でもあり、こういうエリアは文筆業で身を起こしたい人にもおすすめです」
仁田 「まさに私じゃないですか! 文章力を上げていきたいので有り難い場所です」
さらに個人技を磨きたいなら富士塚登拝

鳩森八幡神社でyujiさんが最も注目しているのが境内にある「富士塚」。霊峰・富士の登拝と同じご利益が得られるとして、富士信仰が盛んだった江戸時代につくられたもの。都内で現存する富士塚のなかで最も古い有形民俗文化財とされています。

富士山を模した富士塚を軽やかに登るyujiさん。富士山登拝と同等のエネルギーを頂戴できるなら、登るっきゃない!
ちなみに、富士山の御祭神は美の神、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)。“個”のエネルギーに突出している神様なので、カリスマ性やキャラクター力といった個人技がさらに磨かれるとyujiさんは話します。

数分で登頂成功〜! 登山道には溶岩が配されて足もとが悪いのですが、そこも富士山を忠実に再現していて気持ちが高揚します。
頂上には「富士山本宮浅間大社」の奥宮が鎮座し、富士山のミニチュア版としてきちんと確立されていました。
おみくじだってキャラ立ちの時代!

鳩森八幡神社の人気アイテムになっているのが「鳩みくじ」。愛らしい鳩の姿がモチーフになったおみくじで、こんなに凝っているのに100円というリーズナブルな価格設定。
なぜ神社の名前に「鳩森」が付いたのか社務所で伺うと、神社ができる以前、この場所には瑞雲(ずいうん)が頻繁に現れたとのこと。瑞雲とは五色の珍しい雲で、仏教では吉兆とされています。
ある日、ひとつの白雲が降りて来たため、村人が様子を見に林へ入ると、多くの白鳩が西に飛び去ったそう。幸運の象徴とされる瑞雲や白鳩にあやかって、林にある小さな祠を「鳩森」と名づけ、神社へと発展していったとのこと。

鳩みくじのほか、将棋にちなんだ「王手みくじ」もほかの神社では見られない珍しい存在! 将棋の聖地・日本将棋連盟が隣にあるだけに、おみくじには将棋にまつわる格言も記されています。
仁田 「多くの棋士たちも王手みくじを引いて一喜一憂したのかな〜、なんて妄想もしちゃいます」(←マンガ『3月のライオン』のファン!)

yujiさんが注目していたのが「黄金の王手守」。こちらは、勝利を決定づける「詰み」の形をモチーフに、左右対称の美しい局面をデザインしたもの。
ちなみに、この局面を実現するためには、桂馬が二段跳ねる(別名・天使の跳躍)という、滅多にない配置を取らなければならない! 練られていますね。
福めぐりの処方箋

⚫︎個人の技術を高めたい人に
⚫︎文章力をアップさせたいときに吉
⚫︎勝負事が間近で息抜きしたいときに参拝
【鳩森八幡神社】
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-1-24
03-3401-1284
https://www.hatonomori-shrine.or.jp
【 yujiさん・仁田さんの福めぐり 】 連載は下記画像をクリック!
photograph & text:Tokiko Nitta
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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