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自分が幸せでいることで叶う、ポジティブ子育て法 シンプルライフ研究家・マキさんに聞く! 自分が幸せでいることで叶う、ポジティブ子育て法 シンプルライフ研究家・マキさんに聞く!

マキ
マキさん,子育て

シンプルライフを初めて、仕事と育児を両立できるようになり、今は子育ての悩みがほとんどなくなったというマキさん。試行錯誤して気がついたのは、お母さんの幸せが子どもの幸せにもつながる、ということ。そんなマキさん流のポジティブな子育て法を伺いました。

目次
自分が幸せでいることで叶う、ポジティブ子育て法 シンプルライフ研究家・マキさんに聞く!
  1. お母さんが幸せでいることで子育てにも向き合える
  2. 自己肯定感を高めるための、4つの段階
  3. 自分が幸せでいるためにしていること
  4. 教えてくれたのは……マキさん

お母さんが幸せでいることで子育てにも向き合える

広告代理店で働くかたわら、シンプルライフ研究家として忙しく活動するマキさん。ブログでは、ワーキングママに役立つ考え方を紹介、多くの人に支持されていますが、最初から仕事と育児を両立できていたわけではなかったそう。

「長女が生まれた頃、雑誌にでている主婦は完璧な人ばかり。今は家事シェアという言葉がありますが、家事も子育てもオールマイティな母親像に縛られていました。時間的にも気持ち的にも余裕がなく、何もかもがんばらなきゃいけないと自分でハードルを上げていたと思います。スタートはむしろ人よりもできなかったくらいなんです」

そんなマキさんがたどり着いたのが「しない家事」。家事の手間を徹底的に省くことで、心に余裕を持てるようになり、結果的に子育てに向き合えるようになったといいます。ブログに寄せられるコメントを読んだり、講演会を重ねていくなかで、心に余裕がなく、日々生活を回すことで精一杯というママたちが多いと感じているそう。

「家事も子育ても流れは一緒。うまくいかないところを見つけて、どうしたらやりやすくなるか、解決していく。そのやりにくさに気づいていない人も多いし、気づいたとしてもできてしまうから、そのまま続けていて改善に移せない人も多いなと思います。私はやりづらいと感じたらすぐに対応して、行動に移すのが早いほう。“もしダメなら違う方法もある”と次のステップに進むので、解決も早いのだと思います。だからある程度の諦めや潔さも肝心です」

子育てに悩んでいる人は、心地のいい暮らしを見つけることを考えて、とマキさん。

「心地よさをなぜ感じられないのか。自分のモヤモヤの原因に気づくことが大事。暮らしとういうベースの悩みを解決しないで、テクニックを知りたがる人が多いですが、子育てに一生懸命になれる環境ができていないと、子どもに向き合うことができません。まずは無駄な家事に振り回されず、心の負担を軽くして、自分自身が幸せでいることが重要。子どもにもやさしくなれたり、ポジティブな言葉をかけてあげることもでき、自己肯定感の高い子どもに育ちます。家事に対するストレスを減らすため、暮らしを一度シンプルにしてみてはいかがでしょうか? 親自身が自分の心地いい暮らしを見つけて初めて、やりたいことや向き合えることを見つけられると思います」


自己肯定感を高めるための、4つの段階

子育てにも当てはまるという、本業の仕事で使った図。
「人は自分のことを好きになると、人間関係がうまくいくようになります。そこで人並みの幸せを感じで、自分がどうしたいかを考えられるようになり、理想に近づくために行動できます。まずは自分が今どの段階にいるのか把握してみて」


自分が幸せでいるためにしていること

悩んでいる時間があるなら、どんどんチャレンジするのがマキさん流。人と比べないことも大切です。

家事の手間はなるべく省く
小手先のテクニックでは、家事の悩みは解決しません。物を減らして暮らしがシンプルになれば、家事が簡単になり、夫も一緒にできるように。その際、うまくできていなくても手を出さず、見守ることが大切。
「半年我慢できたら夫の家事も上達し、残り数十年の家事を手放すことができます」
やりたいことの優先順位を決める
一番優先したいという子育ては、正解がないので難しく、正面から向き合わないといけないと思っているそう。
「自分で決めた一番のために、ほかのことはしなくて済むような仕組みにすると、心がずいぶんと楽になります。だからこそ家事はなるべく“しない”という選択をしています」
何事もポジティブに考える
何かを始めるとき、「失敗してもきっと違う方法もある」とポジティブに考え、とりあえずどんどんやってみようとチャレンジ。
「やってみてできなかったことに対しても、落ち込むのではなく“今気づくことができてラッキー”だったと思うようにしています」

教えてくれたのは……マキさん

PROFILE
シンプルライフ研究家。二人の娘と夫と都内で暮らす。日々のシンプルな暮らしや子育てなどを紹介したブログ「エコナセイカツ」が人気。『虫のいい家事』(宝島社)など著書多数。
https://www.econaseikatsu.com/

text:Mayumi Akagi illustration:Satsuki Ioku web edit:Mina Ota
リンネル2020年5月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

シンプルライフ研究家・時産アドバイザー

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夫と二人の娘と暮らすワーキングマザー。SNSやブログ、YouTube「エコナセイカツ」を通じて心地よく生きるための家事のコツを発信。より良い暮らしについて考える「心地いい暮らし研究会」メンバー。近著に『これからの人生を豊かにする 時産』(文藝春秋)。著書は14冊、累計発行部数29万部。

連載 暮らしの時産テクニック

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