CULTURE

アイナ・ジ・エンドさん「必死に生きる人々の情念を描きました」/新曲「Love Sick」インタビュー アイナ・ジ・エンドさん「必死に生きる人々の情念を描きました」/新曲「Love Sick」インタビュー

汗をかく暮らしで、心に新陳代謝を

アイナ・ジ・エンドさん/新曲「Love Sick」インタビュー

━━この映画の公開後、9月11日には初の日本武道館単独公演“ENDROLL”が開催されます。

今年の春に、初めて(アメリカで開催の)コーチェラ・フェスティバルに行きました。めちゃくちゃ楽しかったんです。お客さんの雰囲気も、女の人がお尻振って、その後ろで男の人が支えて盛り上がっているみたいな。本能で音楽を満喫している雰囲気を感じて、自分は届けたい・伝えたい思いが強すぎて、少し固くなっていたのかも?と気づくきっかけを与えてくれました。だから、日本武道館公演では伝えたい気持ちをみなさんに届けつつも、自分が何よりステージを楽しむ気持ちも大切にしたパフォーマンスをしたいと思います。

━━今回の映画の主題歌や、海外フェスの経験などを通じて、今後はどんな音楽を追求したいと思いますか?

これまで、 スカ、ニュー・ジャック・スウィングから、シティ・ポップやバラードまで、いろんなタイプの楽曲を歌ってきました。今後も、いろんなタイプのサウンドに挑戦しながらも、〈結局はアイナ・ジ・エンドらしいよね〉と言われるようなものを届けたいと思っています。だから、次はこういうことに挑戦したいという気持ちはなくて、いただいたものを受け入れて、そこから自分らしさを追求し、みなさんにも私の個性を感じていただけるような音楽を作り続けたいですね。

━━最後に。アイナさんの現在の暮らしのなかで、心を充実させることは何ですか?

カラオケですね。

━━ステージで歌うことと、カラオケで歌うのは別という感じなのですか?

カラオケは、別に好きじゃなかったんですけど、歌ってみたら、めちゃめちゃ楽しかったんですよ。歌って、これでいいんだっていうか。あんまり深く考えなくていいのかもって気づきましたね。以前は、職業だし、喉のケアを頑張らないといけないので、お酒を飲みたいけど飲むのはやめようとか、制限をかけていたことが多かったんですけど、それが自分を窮屈にしていて、いいものすら生まれないんじゃないかと思ってきました。自分の心をちょっとずつ解放して、歌をまず好きになろうという気持ちからカラオケへ行ったんですけど、今では趣味になりました(笑)。

━━素敵ですね。

汗かいて歌うって、エネルギー使うじゃないですか。また、ストレス解消になると思うんですよね。私、自宅で歌っていると楽しいというか。そのなかで自然に汗をかけるっていうことが、とても大切な気がしてきて。だから、別に歌じゃなくてもいいですよ。筋トレでも。ずっとスマートフォンやパソコンに向きあい続けるのって、正直しんどいと思う。深呼吸をして、汗も流せる時間を取り入れ、心の新陳代謝を高めることで、暮らしがより充実するのではないかって思うのです。

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