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:【女子旅 ベトナム】 話題のホーチミン・タオディエン地区のカフェやお土産事情をレポート! 雑貨めぐりからナイトクルーズまで、一日中満喫
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ベトナムの中心都市であるホーチミン。「東洋のパリ」と称されるフランス統治時代の美しい建造物や、庶民のマーケットの間を、大群のバイクが通り抜ける風景が象徴的です。
そんなホーチミンのなかでもおしゃれスポットとして話題なのが「タオディエン」地区。洗練されたカフェや雑貨店が続々登場し、リンネル読者がキュンとくるお店が満載。
今回ベトナムを旅したトラベルライターの仁田ときこさんが、タオディエンを含むホーチミンのおすすめスポットを紹介します。
【女子旅 ベトナム】 話題のホーチミン・タオディエン地区のカフェやお土産事情をレポート! 雑貨めぐりからナイトクルーズまで、一日中満喫
ホーチミンを旅したのは……
ベトナム最大の主要都市・ホーチミンってこんなところ!

【タンディン教会】289 Hai Ba Trung, District 3, Ho Chi Minh City, Vietnam
国土の南部にあるベトナム最大の都市がホーチミン。首都ハノイと並ぶ2大都市のひとつです。ハノイは大自然が満喫できますが、ホーチミンはレストランやカフェなど食文化が発展しているのが魅力。
街の象徴になっているのが、ピンクのレンガ造りが鮮やかな「タンディン教会」です。1876年に建設されたカトリック教会で、華やかな調度品はすべてヨーロッパから運んだとのこと。「ピンクの教会」という愛称で多くの観光客が訪れます。旅のはじまりにぜひ訪問して。

【サイゴン中央郵便局】2 Cong Xa Paris, Dist.1, Ho Chi Minh City, Vietnam
旅のはじまりにもうひとつ訪れたいのが、ホーチミン1区の観光名所として有名な「サイゴン中央郵便局」。フランス統治時代に郵便局として建設され、パリのオルセー美術館をモデルにしたといわれるゴシック建築は圧巻。
驚いたのは、歴史的建造物なのに今も郵便局として機能しているところ。旅行者はその場でポストカードを購入して自国宛に手紙を書いて送ることができます。ポストカードの料金は1万VND(約60円)、ハガキは2~3万VND(約120~170円)。待合スペースに座って、行き交う人を眺めるのも楽しい。
さぁ! ペタンコになるベトナム製カゴバッグで街を歩こう

ホーチミンの中心地から車で約30分、近年観光エリアとして注目されているタオディエン地区に2025年2月にオープンしたバッグショップ「hansryvn (ハンスリー)」。
こちらのブランドは日本人経営のベトナム製バッグで、ローカルにも旅行者にも大人気。アウトレットコーナーもあるので、掘り出し物を発見できるかも! (ちなみに私が買ったかごバッグはアウトレットで9万VND、日本円にすると約500円!)

お店の外から窓辺に並ぶバッグのかわいさにみんなが釘付け! ショッピングや海辺に持っていくのにちょうどいいサイズのバッグが揃っています。

ベトナムの良質な「い草」を用いて、ひとつずつ手作りされたかごバッグ。花びらのように布がのぞいて、着こなしのアクセントにもなります。素朴なだけではない洗練されたデザインが魅力。ハンドルには「い草」のほかに、レザータイプも販売。折りたたむと小物入れになるので、インテリアにもおすすめ。

【hansryvn(ハンスリー)】
3 Tran Ngoc Dien street,Thao Dien ward,Thu Duc city, Vietnam
https://www.instagram.com/hansryvn/
高品質なファインロブスタのコーヒーでひとやすみ!

街歩きに疲れたら、2025年にオープンしたばかりの「FARO CAFE」へどうぞ。お店には大きな自家焙煎マシンが設置され、自然光に満ちたオープンスペースでコーヒーを飲みながらひと休みできます。
こちらは、国際的に評価される高品質なファインロブスタのコーヒー豆を使用(ファインロブスタは世界に約2%の流通で非常に希少)。パイナップルやパパイヤのスパイスを感じさせる、マイルドな風合いのコーヒーを求めて多くのファンが通います。

アクセントにドライオレンジをトッピングしたコールドブリューは、すっきりした風味が魅力。滑らかな口あたりを残すため、24時間かけて丁寧に抽出されているとのこと。お店の奥には自然光が入る中庭があるので、緑に癒やされながらの至福の一杯をどうぞ。

ハイビスカスティーやジャスミンティーに細かなフルーツの果肉を合わせたフルーツティー「Tea Dream」は暑い夏におすすめ。たっぷり汗をかいたタオディエン散策のあとは、フレッシュなドリンクでビタミンCを補給したい。どちらも7.5万VNDで、日本円にすると400円ちょっと。

白と木を基調にしたシンプルな店内では、お仕事に励む人の姿もチラホラ。街の喧騒を感じさせない静かな2〜3階は、旅先でのデスクワークにもおすすめです。本格的にコーヒーを淹れるワークショップも定期的に開催とのこと。
【FARO】
81 Xuan Thuy, P.Thao Dien, TP.Thu Duc, Vietnam
https://www.instagram.com/farocafe.sg/
町屋カフェで絶品のココナッツコーヒーに舌鼓

日本の町屋を想像させるレトロな木造建築は、バリスタが丁寧なベトナムコーヒーを淹れてくれる、その名も「Machiya Coffee」。軒下で強い日差しを避けながら、コーヒーをゆっくり楽しむ人の風景がのどかでした。

私がハマったのは、ココナッツがトッピングされたカフェラテ。7.5万VNDだったので日本円にすると400円ちょっと。決して甘すぎず、コーヒーのほろ苦さにココナッツの素朴な甘味が広がって、疲れた体に染み渡りました。日本人が好きな甘すぎないコーヒーですね。

カウンターに座るとバリスタの作業を眺められるので、それも楽しいひととき。若いスタッフさんがとてもフレンドリーで、こちらが日本人だとわかると片言の日本語で話してくれて安心してオーダーできました。メニューに悩んでいると気さくにアドバイスしてくれます。
【Machiya Coffee】
29 Tong Huu Dinh, Thao Dien, Thu Duc, Ho Chi Minh 72400, Vietnam
https://www.instagram.com/machiya.coffee/
喜ばれるベトナムお土産は?
ベトナムチョコや市場で見つけたおとぼけキャラポーチで決まり!
①ベトナムチョコレート
【ALLUVIA】

ベトナムは実はカカオの産地! 世界的に見て生産量は多くありませんが、良質なカカオが取れることから、生産から製造、販売まで一貫して手がけるチョコレートメーカーがいくつもあります。
チョコレート激戦区のベトナムですが、なかでもおすすめなのがベトナムに直営店が数店ある「ALLUVIA(アルヴィア)」。パッケージがベトナムらしい風景でとってもかわいい。お土産に喜ばれこと間違いなし!

ベトナムのデザイナーが手がけるパッケージに目移りします。カカオ濃度が40%、70%、85%、100%と分かれているので、好みに応じてチョイスして。また、ベトナムらしいマンゴーやパパイヤなどのフレーバータイプも充実。チョコレートは味見ができるので、ぜひ試食して購入を決めて。
【ALLUVIA(アルヴィア)】
74b D. Le Loi Ben Thanh Ward District 1 Ho Chi Minh City, Vietnam
https://www.alluviachocolate.com
②キュートなポーチが見つかる!
【ベンタイン市場】

ホーチミン最大級のマーケットが「ベンタイン市場」です。約1万平米の広さを誇る市場には、なんと2000軒以上のショップが集まり、朝から晩まで大賑わい。早朝4時から19 時頃まで営業しています。
食料品や衣服が所狭しと並んでいるので、お店の人とディスカウントをお願いしながら買い物を楽しむのがベトナム旅の醍醐味。日本語や中国語で話しかけてくるので、まずは電卓に希望金額を入れてやりとりして。まとめて買うと大幅に値下げしてくれるので、言い値の半分以下で買えることも!

市場を歩くなかで発見したのが、何のキャラかわからないけどかわいいポーチ。数多くの種類があって、どれもとぼけた表情にキュン! 大人の女性がこういう抜けたポーチを持っているって、個人的にはポイント高いと思うのです。
値切ると5.3万VNDで日本円で300円ほど。子どもにバラまくお土産用にいくつか購入しました。
【ベンタイン市場】
Ben Thanh, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
ナイトクルーズで魅惑のディナーを満喫

ベトナムの夜を盛り上げてくれるのは、なんといっても豪華客船でのナイトクルーズ! 18時半頃に食事が始まり、19時頃になるとサイゴン川から出航して、川を進みながらディナーが楽しめます。私が乗ったのは「インドシナ・クイーン号」。川沿いの主要な景観スポットを眺めながらベトナム料理をいただきました。

ビュッフェコーナーでは、メインのベトナム料理のほかに、中華料理や肉料理、魚料理、フライ、フルーツ、スウィーツなど、幅広いラインナップ。どれも食べ放題なので、思わず料理を取る手が伸びてしまいました。そして、どれも美味しい! (※ドリンクは別途有料)

客船内は見事な繁盛ぶり! 海とは違い、川の上を進むので船酔いもなく料理と夜景を楽しめました。グループごとに席が割り当てられるので、数名で行くのをおすすめします。途中、ゴージャスなダンサーが席を練り歩き、舞台ではライブが始まるなど、迫力あるパフォーマンスも楽しめます。最後は子どもたちが前に出て、みんなで踊っていた姿にほっこり。船は21時すぎに帰港。
【サイゴン川 インドシナ・クイーン号ディナークルーズ】
QP59+FFF, Ben Thuong Khau, Phuong 18, Quan 4, Ho Chi Minh, Vietnam
https://www.veltra.com/jp/asia/vietnam/ho_chi_minh/a/193927
ベトナム航空ビジネスクラスで快適な空の旅

今回、ベトナム旅行で利用したのは「ベトナム航空国際線」。日本路線は東京(成田)のほかに、名古屋、大阪、福岡の4都市でホーチミンを往復しています。日本から5〜6時間で到着するので、実はベトナム旅行はとても身近! 午前中に日本を出発すると昼過ぎにはベトナムに到着します。

一昨年に30周年を迎えたベトナム航空は、2024年「ワールド・ベスト・エアライン」トップ25の11位に選ばれ、高いホスピタリティが評価されています。キャビンクルーはベトナムの正装となる美しいアオザイに身を包み、丁寧にゲストを迎えてくれました。その様子に、旅の気分も一気に高揚!

私が今回利用したビジネスクラスは、ゆったりしたフルフラットシートで体を思いっきり伸ばせる仕様。中距離の国際線とはいえ、くつろげるのはやっぱりうれしい。

ノイズキャンセラー付きのヘッドフォンで、快適に機内で映画を鑑賞しました。新作から話題作まで、作品のラインナップの多さも魅力です。

ウェルカムドリンクから始まり、日本食か洋食・アジアンフードをチョイス。料理もアペタイザーからメイン、デザート、コーヒーというコース料理の流れで非常に豪華です。24時間前までに申し込めば、宗教ミール、メディカルミールなど各種特別食が利用できるとのこと。

食後もチーズやフルーツなど、たっぷりデザートを持ってきてくれるので大満足! 好きなものを自由にチョイスできます。私は冷たくて甘いものはないかと聞いたところ、イチゴソースがかかったアイスクリームを持ってきてくれました。感動。
【ベトナム航空】
旅行計画や予約情報まで、公式ホームページに掲載!
https://www.vietnamairlines.com/jp/ja/home
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text & photograph Tokiko Nitta
協力:ベトナム航空
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