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高山都さんの自分らしい着こなしをつくる偏愛アイテム【私物紹介】 高山都さんの自分らしい着こなしをつくる偏愛アイテム【私物紹介】

高山都さんのミリタリーパンツスタイル

その私服センスが10代の頃から注目を集めてきた、モデル・女優の高山都さん。年齢を重ね、探究心と「好き」の気持ちでたどり着いたおしゃれの現在地とは? 私物もたっぷり拝見します。

目次
高山都さんの自分らしい着こなしをつくる偏愛アイテム【私物紹介】
  1. 高山都さん profile
  2. 高山都さんのファッション遍歴
  3. 大好きな「ミリタリーパンツ」スタイルを
    40歳バージョンで着こなし
  4. 自分らしい着こなしをつくるおしゃれのキーアイテム
  5. 高山都さんの好きの履歴書

高山都さん profile

1982年生まれ、大阪府出身。19歳で上京後、数々の雑誌で私服を披露し人気に。以後モデル、女優、ラジオパーソナリティ、商品ディレクションなど幅広く活躍中。


高山都さんのファッション遍歴

「あれこれ迷いながらも、“今の自分”に合うものを見つけたい」

実家は都さんの名前からとった「シューズショップみやこ」(現在は閉店)、「図書館の本から好きなデザインを探し、生地や糸を選んで母に服を作ってもらっていました」という生まれながらのおしゃれ好き。迷いなくおしゃれ街道を歩いてきたと思いきや、「コンプレックスがたくさんあって、よくファッション迷子になっていた」のだとか。

「身長158cmとモデルとしては低いし、20代の頃は人と比べてばかり。30代半ばの大失恋をきっかけに(笑)、ファッションから自分を変えていこうとたくさん投資をして、たくさん失敗もして。やっと自分の“好き”にシンプルに向き合えたんです。コンプレックスがあるからこそ、工夫を重ねられていると思う」

シャツのボタンをいくつあけるかまで、鏡で客観的に見てあれこれさじ加減。スカーフの素敵な巻き方などのヒントは、自分専用ピンタレストにストックも。「少しのことで印象が変わるから、今でも試行錯誤。小物で目線を上げて身長をカバーしたり、ほどよい抜け感を探ったり。似合うサイズを見極めることや、裾や袖を直して服を自分に似合わせる一手間も大切です」

40歳になった今は、トップスはトレンド感のあるもの、足もとや小物はタイムレスな名品というバランスがジャスト。結婚式で使ったミキモトのパールをTシャツに合わせる楽しみも、年齢を重ねたからこそ。「でももちろんそれも変わっていくと思うし、迷うことも楽しめたら」。全員うまくいくハウツーは本当はなくて、必要なのは服と今の自分とのセッションなのかもしれません。


大好きな「ミリタリーパンツ」スタイルを
40歳バージョンで着こなし

高山都さんのミリタリーパンツスタイル
ミリタリーパンツは『CINCH』、ジャケットは『CELINE』

「19歳の頃よくしていた軍パンスタイルの40歳バージョン。大人な小物で引き締めます。Tシャツはスタジオニコルソン、ジャケットは清水買いしたセリーヌ、パンツはシルエットがきれいなシンチ、ベルトはザ・ロウ、シューズはマノロブラニク、時計はカルティエ、パールはミキモト、キャップは夫のもの」


自分らしい着こなしをつくるおしゃれのキーアイテム

1.スタイルを選ばない名品アイテムを長く

高山都さんが愛用するサンダースのレザーシューズ
サンダースの靴/すべて私物

「34歳からの大改革期で、名品はずっと愛せるんだなと気づいて。元々メンズっぽいアイテムが好きなこともあり、季節も時代も問わないタイムレスなものに行き着きました。イギリスの歴史あるブランド・サンダースの靴も、自分の足に合うものを2色買い。カジュアルが品よくまとまります」

2.スタイルアップに欠かせない「ベルト」はマストアイテム

ブラウンはクロエ、黒はルメール、太いものはイザベル マラン エトワール/すべて私物

「ベルトをするだけで目線が上がり、バランスがよくなる気がします。それに気づいてから、いろんなブランドのものを地道に収集中。パンツのときはマストで、ワンピースに太いものを合わせたりすることも。靴に色を合わせるのが基本です」

3.大人バランスを整える、黒の“締め”小物

高山都さんが愛用する黒の小物
ザ・ロウのバッグ(左)、ピエニのバッグ、トレスのカチューシャ/すべて私物

「カジュアルでラフ、ナチュラルなお洋服は好きなのですが、そのまま着るとぼんやりしてしまったり、年齢を重ねてから難しく感じるようになって。バッグや靴、カチューシャで黒を効かせて引き締めると、カジュアル感を大人っぽく楽しめるように」

4.おしゃれの仕上げは毎日つけるジュエリー

高山都さんが愛用するジュエリー
ヴェロニカのバングル、ロレックスの時計、チーゴのブレスレット、リングは2連がエルメス、ピンキーがティファニー、ハートが友人のブランド・ oeau 、パールがミキモト/すべて私物

現在の1 軍はこちら。「ラフな服にこそジュエリーが必要な年齢に。シルバーに合わせてベルトもシルバーをすることが多いです」


高山都さんの好きの履歴書

0歳:1982年大阪の下町に生まれる。実家は「シューズショップみやこ」。

4歳:母の手製服でおしゃれに開眼。

15歳:YUKIに憧れオーバーオールを着る。

19歳:上京。メンズの古着屋さんでバイト開始、スカウトされ読モに。

20代:ミリタリージャケットにワンピースなどを合わせる甘辛ミックススタイルが雑誌で人気に。

28歳:「かわいい」がハマらなくなりファッション迷子期突入。

31歳:「かわいい」を捨て、トレンドのノームコアスタイルを取り入れる。

34歳:大失恋を機に自分大改革。ファッションにお金と時間を費やし名品のよさを知り、甘辛ミックスやかわいいアイテムも自分らしく着こなせるように。


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photograph:Yutaro Yamane hair & make-up:Daisuke Yamada text:Miho Arima web edit:Riho Abe
リンネル2023年6月号より
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