女優・麻生久美子さんが挑戦！ ワンバーナーで作るアウトドアレシピ 女優・麻生久美子さんが挑戦！ ワンバーナーで作るアウトドアレシピ

キャンプ好きの麻生久美子さんが今回教わるのは、ワンバーナーで作る手軽な外ごはん。教えてくださったのは、外ごはんスタイリストとして各メディアで活躍する風森美絵さん。キャンプはもちろん、自宅でもアウトドア気分が楽しめて、リフレッシュできそうです。

教えてくれた
風森美絵さん profile

外で食べるごはんとたき火を愛する画家、アートディレクター。外ごはんスタイリストとして各メディアで活躍。共著に『いつでも！ どこでも！ ワンバーナーレシピ』（池田書店）がある。

アウトドアや災害時に活躍！ ワンバーナー料理の魅力

風森さん：バーナーは火口がひとつのシンプルなストーブのこと。燃料にはガス、液体、固形がありますが、もっとも扱いやすいのがガスです。その中でも、さまざまな大きさがある「直結型」と、安定感が確かな「分離型」があるのですが、今日は料理しやすいゴトクが大きめの「直結型」を使いましょう。ゴトクの大きいワンバーナーは大鍋や鉄のフライパンも載せられて、卓上調理しやすいですよ。

重心が低く安定感あり！こんなに便利なワンバーナー

今回使ったのは、ガスカートリッジとバーナーヘッド部分が分かれていない「直結型」。ゴトクがバーナーの脚になっているため、重心が低く、直結型でも安定感があるのが特徴。平型の鍋やフライパンで調理したい人におすすめです。

麻生さん：いざというときの防災品としても、ワンバーナーを常備しておくとよさそうですね。

風森さん：いろんなレシピを覚えておけば、非常時にも役立ちますよ。ではさっそく、ローストビーフとパスタ、パンプディングを作っていきましょう！

【ワンバーナー料理#01】
フライパンローストビーフ

１.牛肉は常温に戻し、両面ににんにく、塩・こしょうをしっかりすりこむ。

２.熱したフライパンに油を引いて牛肉を入れ、中火でしっかり焼き色をつける。

３.全面に焼き色がついたら、フライパンから牛肉を取り出す。

４.アルミホイルで二重に包み、上からタオルで包んで20分置く。フライパンに赤ワインを入れ、ひと煮立ちさせてアルコールを飛ばしたら、Aを入れて煮詰める。

フライパンからの輻射熱がガスカートリッジに当たらないよう注意すること。焼き上がったら薄くカットし、とろみがつくまで煮詰めたソースをかけていただきます。玉ねぎスライスとクレソンを添えれば、彩りもばっちりでおもてなしにもぴったり!！

【ワンバーナー料理#02】
豚肉のトマト煮ショートパスタ

１.ひと口大に切った豚肉に塩・こしょうする。鍋にオリーブオイルを熱し、豚肉に焼き色をつけたらにんにく、玉ねぎを入れて中火で炒める。
２.トマト缶、水、ハーブソルト、コンソメを入れて15分ほど煮る。
３.かためにゆでておいたショートパスタを入れ、かき混ぜながら10分ほど煮詰める。

【ワンバーナー料理#03】
パンプディング

いつもの食パンにひと手間加えてごちそうに！ 生クリームを使うことで、コクが出ておいしさUP。あまったクリームはパスタソースにしたり、ミルクフォーマーで泡立てて、コーヒーや紅茶に入れて。

ワンバーナー料理のレッスンを終えて

「ローストビーフもパスタも、どれもとってもおいしかった！ なかでもドライフルーツやナッツを散らしたパンプディングは見た目もかわいくて、子どもが喜んでくれそうです。ワンバーナーのレシピをたくさん覚えておけば、気軽に自宅でもアウトドア気分が味わえますよね。早速お庭で、ワンバーナーごはんを楽しんでみたいと思います」（麻生さん）

photograph：Ryoko Amano（TRON）　styling：Ritsuko Hirai　hair & make-up：Yumi Narai text：Hanae Kudo　　web edit：Riho Abe
リンネル2020年12月号より
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