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おうちで旅気分! 異国の味を楽しむエキゾチックな「ラムのキョフテ」 【レシピ・野澤幸代さん】 おうちで旅気分! 異国の味を楽しむエキゾチックな「ラムのキョフテ」 【レシピ・野澤幸代さん】

ラムのキョフテ:レシピ監修・野澤幸代さん

なかなかすぐには行けないけれど、せめて心は旅したい。そんな高まる旅への思いを食卓を通じて心の旅へ出かけてみませんか? 今回は、フードジャーナリスト・野澤幸代さんに思い出深いトルコ料理のレシピを教えてもらいました。ラム肉をつまみに、「シェレフェ(乾杯)!」をしてくださいね!

目次
おうちで旅気分! 異国の味を楽しむエキゾチックな「ラムのキョフテ」 【レシピ・野澤幸代さん】
  1. トルコ料理のよもやま話
  2. ラムのキョフテ
  3. このレシピを教えてくれたのは……野澤幸代さん

トルコ料理のよもやま話

野澤幸代さんのトルコ料理
街中でよく見かけるケバブ屋さん。 肉を吊るすスタイルが多いけれど、横向きにして回しながら炭火で焼く店もあります。

“羊肉、ヨーグルト、スマックでオリエンタルに”

 

トルコの食文化は世界三大料理に選ばれるほど豊かで、キョフテのおいしさには目を見張りました。専門店では炭火焼きですが、家庭の魚焼きグリルでも香ばしく焼けることを発見! トルコが発祥ともされるヨーグルトをソースにして、肉に合わせるのもトルコらしさ。肉の脂とさっぱりとした酸味が、お互いを引き立て合います。さらに本場の味を追求するなら、香辛料「スマック」を。ウルシ科の植物の実から作られ、見た目も味も赤じそふりかけにそっくり。玉ねぎスライスとあえて、ぜひつけ合わせに。肉汁あふれるキョフテと、アニス独特の風味がある薬草酒ラクの組み合わせは、イスタンブールの路地裏の酒場を思い出します。


ラムのキョフテ

羊肉とスパイスを使ったハンバーグ、キョフテ。トルコらしさを味わうならラムですが、牛肉でも美味。

●材料(2人分)
ラム肉(切り落とし)* …200g
玉ねぎ…1 / 8個
イタリアンパセリ…5~6本
にんにく…1/2かけ
A
塩…小さじ 1と1/2
クミンパウダー…小さじ 1と1/2
こしょう…少々

【つけ合わせ】
青唐辛子…4本
玉ねぎ(薄切り)…1/8個分
赤じそふりかけ…小さじ1
フラワートルティーヤ…1枚

【ヨーグルトソース】
プレーンヨーグルト(無糖)…100mL
塩、おろしにんにく…各少々

*または牛赤身ひき肉

●作り方
1.ラム肉、玉ねぎ、パセリ、にんにくはざっと切り、フードプロセッサーに入れて攪拌する。まとまってきたらクミンパウダー、こしょうを加え、軽く攪拌する。

2.1を4 等分し、厚さ3㎝くらいの木の葉形にととのえる。

3.つけ合わせの玉ねぎにふりかけを混ぜる。トルティーヤはオーブントースターで温め、6等分に切る。ヨーグルトに塩とおろしにんにくを混ぜる。

4.魚焼きグリルを強火で熱し、2を並べて両面を焼き、途中で青唐辛子も加えて焼く。キョフテを押して澄んだ汁が出たら焼き上がり。

5.器に4を盛り、3を添える。


このレシピを教えてくれたのは

野澤幸代さん
野澤幸代さん
料理雑誌編集部を経て1985年フリーエディター・ライターとして独立。数多くの料理人やレストラン、食文化を取材しながら、自身も料理家として多数の著書を出版。

■野澤幸代さん監修のレシピはこちら↗

■リンネル.jpのレシピ一覧から【今日の献立】を考える↗


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cooking&styling&illustration:Sachiyo Nozawa photograph:yoshimi
text:Tomoko Yanagisawa

リンネル2023年9月号より
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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