HEALTH
:熱中症対策に知っておきたい【脱水のサインと正しい水分補給法】 頭痛や立ちくらみ、食欲低下など…早めに気づいて予防を
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暑さでなんとなく体がだるい、頭が痛い、立ちくらみがする……。そんな不調は、脱水のサインかもしれません。熱中症を予防するためにも、毎日の正しい水分補給を知っておくことが大切です。
今回は、脱水を防ぐための水分補給のコツを谷口英喜医師に教えていただきました。
教えていただいたのは…

済生会横浜市東部病院患者支援センター長。脱水症・熱中症・周術期管理の専門家としてテレビ・ラジオに多 数出演。著書に『熱中症からいのちを守る』(評言社)など。
改めて知っておこう
脱水症状を防ぐには
十分な水分補給が必要
体温をコントロールするには
十分な水分補給が必要

水分補給の土台となるのは食事。
水やお茶はどのタイミングで飲めばいい?
食事から1日に必要な水分の約半分をとれるため、あとは水やお茶で補えば十分です。飲むタイミングは年代によって異なり、40歳以下は喉が渇いたときに飲めば問題ありません。
ただし子どもは喉の渇きをうまく伝えられないため大人が様子を見て自然に飲める習慣をつけることが大切です。
一方、高齢者は喉の渇きを感じにくく、水分摂取を怠りがち。薬を飲むように時間を決めて飲むことが必要になります。
また、症状が出にくい『隠れ脱水』にも注意が必要です。就寝前に水分を控えると、翌朝ぼんやりすることも。起床後はコップ1杯の水を飲む習慣をつけましょう。

脱水症 Q&A
QUESTION
1
1日にどれくらいの量を飲めば安心?
→ 体重の25倍を目安に、汗をかいたら追加して
年代によっても変わりますが、食事を十分とっている前提で、飲料としては体重×25mlが目安。汗をかいた日や朝食を抜いた日などは、300~500ml多めにとりましょう。飲みすぎはむくみや不調の原因となるので注意して。

QUESTION
2
特にこまめに水分補給したいシーンは?
→ 海やプール、子どものマスクは要注意
水の中に入って汗に気づきにくいプールや海も、実は熱中症リスクが高い場所。直射日光で体温も上がります。また、夏に子どもがマスクをしているときも、喉の渇きに気づきにくい環境です。こまめな水分補給を意識して。

QUESTION
3
水じゃなくてもいいの?
→ 好きな飲み物で無理なく水分補給を
水だけではなく、好きな飲み物を飲んで大丈夫です。コーヒーなどのカフェイン飲料も水分補給となります。ただしスポーツ飲料は塩分や糖分が多いので運動時のみに。アルコールは脱水を招くため、水と一緒に飲みましょう。

QUESTION
4
熱中症になったときも水でいいの?
→ 吸収されやすく塩分が補える
経口補水液が最適。
熱中症になったときの水分補給には、体に吸収されやすく、失われた塩分も補える経口補水液が最適です。ない場合は水やスポーツ飲料で補給を。ただし水だけを飲み続けると水中毒の危険があるので、注意しましょう。

こんなときは脱水症を疑って!
チェックリスト

手を握る → 握った手が冷たい

手の甲をつまみ上げる → つまみ上げたあとが3秒以上残っている

爪を押して離す → 離した爪の色がもとのピンク色まで戻るのに3秒以上かかる

おでこと脇の下を確認する → おでこや脇の下が乾いている

舌を見てみる → 舌の表面がカサカサ、でこぼこ、亀裂が生じるなど乾燥している
熱中症対策についてはこちらもチェック!
Text: Nahoko Morimoto illustration: Kayo Yamaguchi
リンネル2026年8月号
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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私たちは運動や食事で体温が上がると、汗をかいたり皮膚の血流を増やしたりして体温を下げています。
しかし、汗や血液などの体液が不足すると体温調節ができなくなり、熱が体内にこもって熱中症を引き起こします。まずは脱水状態にならないよう、こまめな水分補給が大切です。