HEALTH
:誘われると断りにくい……相手が気を悪くしない断り方とは? 対人のプロにお聞きしました
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:相手の誘いを断ることが苦手な人、そしてそのなかには断らないことこそ気づかいだと思い込んでいる人も多いそう。相手からの誘いを断るとき、反対に誘うときにはどうしたらいい? そのときの大人の気づかい方を、対人関係療法の第一人者・精神科医の水島広子先生と、人気ショップ店主の後藤由紀子さんから学びます。
誘われると断りにくい……相手が気を悪くしない断り方とは? 対人のプロにお聞きしました
対人関係療法の第一人者・精神科医の水島広子先生に聞く
気を悪くさせずに誘いを断る方法
精神科医 水島広子先生
「なぜ断るのか事実を話せば、相手の失望も抑えられるはず」
断ることが苦手な人は、実は少なくありません。そして、そのなかには断らないことこそ気づかいだと思い込んでいる人も多いそう。
「相手にとって断られるのは、確かに愉快なことではありません。だからこそ“誘ってきた相手には何の不備もない”ということを明確にするのが大切です。“当日はどうしても○○に行かなければなりません”など、断る理由を具体的にして、あくまでも自分側の事情で断っていることを伝えてみましょう。相手を軽視したのではないと感じてもらえることで、否定された印象も減らせます。また、逆に自分が誘う側になるときは時間があったら”や“都合が合えば”など、相手が断りやすいように逃げ道も作って。そうすることで、断られたときに自分の気持ちも守れますよ」
誘われてお断りするとき、どうしてる?
「hal」店主・後藤由紀子さんにお聞きしました
後藤由紀子さん PROFILE
<後藤さんがお断りするとき>自分の状況を丁寧に説明する
「受けるときより、断るときのほうが3倍くらい丁寧にお断りします。例えば、土日は仕事なので週末のイベントにはなかなか伺うことができません。だからこそ、どういう予定が入っているのか、たとえば撮影や打ち合わせなど、具体的な理由を必ず伝えます。そして、伺えないことを残念に思っている気持ちや、また改めてお邪魔したいという思いを添えることも忘れずに」
<後藤さんがお誘いするとき>返事はどちらでも大丈夫ですのスタンスで
「まわりは忙しい人ばかりなので、お声がけするときは必ず『返事はどちらでも大丈夫ですよ』というスタンスで誘います。だから、相手に断られた場合も、そんなに気になりません。6人誘って6人全員が参加のときもあれば、3人会になることだってあります。それはそれで、話す内容が変わって楽しいというもの。上っ面ではなく、本音でつき合うことが大切ですね」
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edit & text: Tokiko Nitta illustration:Ayumi Itakura web edit:Riho Abe
リンネル2019年11月号より
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください
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