HEALTH
:【夫婦・家庭を円満にする秘訣】喧嘩や家族内不和があっても仲直りできる、ちょうどいい距離感の保ち方
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:親しい仲だからこそ、人生を大きく左右する家族やパートナーとの関係。でも、見方を変えると、捕らわれているのは自分で作った枠なのかも? ここでは、良好な関係を築くために役立つ人付き合いのコツをご紹介します。読み終えたあとにはきっと心が軽くなってるはず!
夫婦・家族関係の悩みについて教えてくれたのは……
山﨑拓巳さん
事業家、ビジネスコーチ。コミュニケーションやモチベーションアップをテーマにしたセミナーや勉強会を全国で開催。著書に『正しい八方美人になる秘密人づき合いのコア 』(かんき出版)、『やる気のスイッチ』(サンクチュアリ出版)など。
石原加受子さん
心理カウンセラー、心理相談研究所「オールイズワン」代表。セミナー、グループワーク、カウンセリング、講演を通じて、心が楽になる方法を提案している。著書に『心理学でわかる 女子の人間関係・感情辞典』(朝日新聞出版社)など。
夫婦・家族関係の悩み、こんなときどうする?
よくある5つのシーンと対処法
#01 夫やパートナーと言い争いになったら
→いったん話を終わらせる
「なぜ相手に腹をたてるのか。怒りの背景には、日ごろからの不満や不安など何か原因あるはず。もっと大切にされたい、気にかけてほしいという自分の本当の気持ちに気付くきっかけにも」(山﨑さん)
#02 家事分担に不満を抱いたら
→相手のことは相手に任せる
「家事はこうやらなければならない、という自分の基準で、イライラしながらやっていませんか? 自分がしたくないことはやらない、相手のことは相手に任せる、と割り切りましょう」(石原さん)。
家事をやらない人は、「誰かがやってくる」という思いが少なからずあります。そんなときは、「私はしない」という意思を表明し「自分の洗 濯ものは自分で片づけてね」など、はっきり伝えて。多少散らかったとしても、イライラしないことが肝心です。
#03 高圧的な口調の家族には
→「傷つく」とハッキリ伝える
高圧的な態度であれこれ言う家族にひたすらガマン…そんなときどうすればいいでしょう。
「家族なら、自分の気持ちは言葉にしなくても察してくれるはず。そんな風に思っていませんか?でも、はっきり口にしないと相手は傷ついていることも知らないかも。気持ちは言葉にして伝えましょう」(石原さん)。
大切なのは、自分の心を守ること。「そんな言い方されると傷つくよ」と率直な気持ちを伝えれば、相手の態度が変わるきっかけにも。
#04 子どもに反抗的な意見を返されたら
→まず「そうなんだ」と同意
「少子化が進み、親の関心は一人か二人の子どもに集中しています。子どもの一挙手一投足に注意を向けてしまい、子どもはそれに反発しているのかも」(石原さん)。
子どもが反抗して腹が立つのは、子どもを支配したいという気持ちがあるからかも。カッとなる前に子どもの話を落ち着いて聞き、いったんは「そうなんだ」と受け止めてみて。親がちょっと話を聞く姿勢を見せるだけでも、子どもは「聞いてくれるんだ」と感じて、態度に変化が現れることも。
#05 親からの要求
→自分が負担に感じない範囲内で対応し、自立を促す
依存を許すと親は肉体的にも精神的にも弱ってしまうため、適度な距離感を保って自立を促すことが大切です。
こちらもチェック!
illustration:Kayo Yamaguchi text:Ema Tanaka
リンネル2024年7月号より
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