LIFESTYLE
:【センスよく“涼”を感じる夏のインテリアと雑貨】 スタイリスト岩佐知布由さんに学ぶ、暮らしと心が整う5つのヒント
LIFESTYLE
:素材選びや色合いを工夫し、風を感じるしつらえで、酷暑の日々も気分よく過ごしたいもの。
今回は、インテリアスタイリストの岩佐知布由さんに、毎日を快適に整える涼しいインテリアのヒントを教えていただきました。
涼やかな素材や色を重ねて、夏の暮らしを丁寧に、心地よく整えてみて。
スタイリスト岩佐知布由さん
Method 1
視覚的に体感温度を下げる!
アイテムの素材と色を変える
ブルー、グレー、シルバーの寒色を軸に、透明感のあるガラスやさらっとしたファブリックで、部屋全体を涼やかな雰囲気に。

カルティオ カラフェ950ml¥19,800、ハイボールペア¥4,400、チッテリオ98 デザートフォーク各¥2,860/すべてIITTALA(イッタラ)、トレー[φ32cm]¥7,590/オオナミ(相和シボリ工業)、大谷石コースター各¥1,320、浅鉢¥6,600/ともに汲古(ペジテ青山)、津軽びいどろの豆皿各¥1,980/中川政七商店(中川政七商店 渋谷店 )、ガラスのつぼ¥27,500/奥平明子(KOHORO)、テーブルにかけたグラデーションマルチクロス ¥18,150/nuku(ヌク)
青みグレーのガラスを基調に、大人なブルーとアルミのシルバーなど涼やかなテーブルコーディネート。ブルー&ベージュのテーブルクロスで気軽に気分転換を。クレマチスを生けたガラス鉢も、ひんやり感を添えます。
「涼」アレンジ前のお部屋はこちら!

落ち着いた部屋の気配を活かし、穏やかな色合いのヴィンテージ家具で整えた、岩佐さん宅のリビングダイニング。ここを夏仕様に。


イッタラのタンブラーやカラフェは、ニュートラルなグレーで落ち着いた表情に。大谷石のコースターやアルミトレーは、見た目も触り心地もひんやり。異なる素材がまろやかに調和しています。
ガラスやアルミ、石の素材感と寒色系の色使いがポイント。素材と色の力で、涼しげに。


リネンブランケット[145×200cm]¥14,850/フォグリネンワーク(フォグリネンワーク)、左からトルコクッションカバー[50×50cm]¥8,800、ウズベキスタン シルクコットンクッションカバー[40×40cm]¥5,500、[40×60cm]¥7,700/すべてグランピエ(グランピエ)、リトアニアリネンネイビークッションカバー[45×45cm]¥7,700/リネンテールズ(リネンテールズ)、コットンリネンクッションカバー[30×30cm]¥15,400、[60×60cm]¥22,000 /ともにスズサン(スズサン)
「暑い地域で使われてきた天然素材は、夏の部屋にもなじみます」と岩佐さん。ソファにリネンのマルチカバーをかければ、触り心地はさらりと快適。汗を吸っても気軽に洗えるのがうれしい。インドネシア産のジュートラグを敷いて、足もとまで心地よく過ごせます。

気軽に夏っぽさを取り入れるなら、寒色系のクッションカバーから。リネンやシルクコットン、コットンリネンなど、体もうれしい天然素材を。手仕事のものや異素材を重ねて奥行きのある表情に。
寒色系のクッションカバーは視覚的に涼しいだけでなく、天然素材なら肌触りも快適。

Method 2
室内でも自然を感じる
五感を整える天然素材
風を通すラタンの編み目と、深呼吸したくなるヒノキの香り。
見た目と香りで、心地よいくつろぎの時間を整えましょう。

紀州産ヒノキの天然精油を使ったお香は、早朝の森を思わせる清々しい香り。手仕事のガラスのお香立てが、香りの時間をより豊かにしてくれます。ひのきのお香¥3,580、ガラスのお香たて¥14,800/ともにノーブル(ノーブル)
清々しく涼感のある香りをガラスのお香立てとともに心地よく楽しんで。


ラタンの特性を活かした軽やかなスツール。涼しげな編みの表情が夏らしく、小ぶりながらも存在感たっぷり。サイドテーブル感覚で、ちょっとしたもの置きにもなる自由さも魅力です。スツール「コトン」¥30,000 /KIBIROI(KIBIROI)
ラタンの小家具は風が抜けるような佇まいで空間に軽さを添えて。


岩佐さん私物の中国・広西チワン族自治区のカゴは、オブジェのように飾って楽しみます。風を通すようなざっくりとした編み目が、軽やかな涼感を生み出します。カゴの中に入れたメキシコの工芸品のガラス玉も、空間のリズムに。
透け感のあるバスケットはオブジェのように飾って部屋のアクセントに。


カビや雑菌を抑えて、防虫効果もあるヒバチップ。アイアンバスケットに入れると、隙間から香りがふわりと広がります。空間をクリーンに演出してくれます。ハンドルアイアンバスケット¥13,200、ヒバチップ¥2,640/ともにカルデ サック ジャポン(カルデ サック)
湿気を吸い、消臭効果もある青森ヒバのチップを玄関に。こもりがちな空間も爽やかに。

Method 3
涼の流れをつくる
心地よい風を感じる仕組み
仕切り布やモビールが風にそよぎ、風鈴の音が涼を運びます。
空間になじむ扇風機も添えて、風の気配までインテリアの一部に。

岩佐さん宅では、寝室との仕切りに麻布を使用。異なる風合いの2枚を中央で縫い合わせ、裾や縫い合わせも手縫いで仕上げた丁寧な手仕事が光ります。向こう側がほどよく透け、風をはらむたびに揺れる姿も涼しげです。 麻 布 大(136×136cm)¥45,000/山口ミスズ(山口ミスズ)

端を木綿糸でくくってラフに設置したクロス。四方に隙間をつくることで、リビングから続く風の流れを循環させる仕組みに。寝室への目隠しの効果もあります。
扉をあえて開放し、リネンの布で間仕切りを。ふわりと風が通り抜ける余白を残します。


東京の伝統工芸品「江戸風鈴」は、型を使わない宙吹きで制作。底面のギザギザが昔ながらの音色を生み出します。貝の舌や麻の短冊など、こだわりのデザインも素敵。江戸風鈴¥4,180/中川政七商店(中川政七商店 渋谷店)
風鈴はその美しい音で清涼感を添えてくれます。透明なガラスの佇まいも目にも涼やかです。


石と金属、ガラス管を組み合わせたモビールは、ひとつとして同じものがない美しいプロダクト。 風を受けるとくるくると回り、光と影のゆらぎまで楽しめます。 風を掬うモビール¥14,300/ シダマナミ(シダマナミ)
風が通り抜けるようにゆるやかに回るモビールの気配で空間を軽やかに、素敵に。


視線を遮らず、どんなインテリアにも自然に溶け込みます。安全性と送風の快適性など、高い機能性もさすが。「Dyson Cool™ CF1ファン」¥37,400(編集部調べ)/ダイソン(ダイソンお客様相談室)
ミニマルなデザインで空間になじむ扇風機を。羽がなく抜け感があり、狭い部屋にもすっきりと。

Method 4
空間をクリーンにしてくれる
空気清浄効果のある植物を置く
瑞々しい葉の表情が印象的な植物たちを夏の部屋に。
涼しげに見せる飾り方や生け方のコツも教えていただきます。

大きなガラスベースに枝物を生けて、自然の気配を。ガラス越しに見える水と、のびやかに広がる枝葉の表情が、清涼感をもたらします。花器の高さと枝葉の出方をそろえることが、すっきりまとまるテクニック。
大きな枝物をガラスベースに生けて夏らしい存在感を。


空気中のホルムアルデヒドなどを吸着するとされ、空気をクリーンに保つ植物としても知られるアグラオネマ。ほかの植物と並べるときや、サイズ感が気になるときは、スツールの上に置くと高さが生まれ、いいバランスになるのでぜひお試しを。

美しい斑入りの葉や色彩豊かな模様が魅力のアグラオネマ。耐陰性があり、明るさが限られる室内でも育てやすい観葉植物として人気です。葉の表情が豊かなニュアンスを加えてくれます。
空気を健やかに整える植物として知られる“アグラオネマ”を置いて、清々しい印象に。

・ スパティフィラム
・ モンステラ など
Method 5
お手ごろ価格で気軽に試す
ニトリ・無印良品・イケアの涼アイテム
ニトリ

ニトリの「Nクール」は、触れた瞬間に冷たく感じる接触冷感素材の寝具シリーズ。肌触りもよく、寝苦しい夏の睡眠を快適に整えます。お手ごろ価格で、気軽にそろえられるのもうれしいポイントです。Nクール マルチすっぽりシーツ シングル¥1,990、掛け布団カバー シングル¥1,990、枕カバー¥799/すべてニトリ(ニトリお客様相談室)※季節品のためお取り寄せの可能性がございます※一部離島でのお買い上げまたはお届けの場合は別途手数料がかかります
肌に触れるとひんやりする接触冷感の寝具に替えて真夏の夜も心地よい眠りへ。

無印良品

マライ草のスリッパは、蒸れにくく、さらりとしたはき心地が心地よい。丈夫な水草で編んだカゴは、家ではマガジンラックとして、外ではバッグとしても使える汎用性の高さが頼れるポイントです。マライ草スリッパ・前あき¥1,490、シーグラス 網代編み 持ち手付きかご¥1,490/ともに無印良品(無印良品 銀座)
毎日の暮らしで活躍する水草素材のカゴやスリッパは見た目から涼しさを感じます。

イケア

大きめの花器やボウルを置くだけで、ディスプレイスペースの雰囲気が変わり、インテリアにも新しい表情が生まれます。ブルーは涼やかで、ニュアンスのあるクリアもほどよい抜けに。コンストフル 花瓶¥2,499、ストックホルム2025 ボウル¥4,999/ともにイケア(イケア・ジャパン カスタマーサポートセンター)
大ぶりなガラスアイテムも手に取りやすい価格で気軽に季節感を取り入れられます。

この記事もおすすめ!
photograph:Nao Shimizu styling:Chifuyu Iwasa text:Riho Abe
リンネル2026年8月号
※クレジットの記載のないものはすべてスタイリスト私物です
※文章・画像の無断転載はご遠慮ください
おすすめ記事 RELATED ARTICLES
Recommend
SNAPRanking
DAILY
/
WEEKLY










































テーブルクロスを敷くだけで夏らしい涼やかな食卓にやさしい色味が家具ともなじみます。