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:【夫婦円満の秘訣】 マキさん流“互いを尊重する”コミュニケーション術 Q&Aで夫婦の悩みにもお答え!
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:家で過ごす時間が長くなると、家族の絆が深まる人もいる一方、「夫とぶつかることが増えた」という声も。出会ってから22年、結婚して14年というマキさん夫婦は、お互いが一番の話し相手でもあるそう。そんなお二人が、夫婦円満の秘訣を明かしてくれました。
【夫婦円満の秘訣】 マキさん流“互いを尊重する”コミュニケーション術 Q&Aで夫婦の悩みにもお答え!
<マキさん夫婦 円満の秘訣 #01>
ケンカはしても、翌日まで持ち越さない
結婚12年目を迎えるマキさん夫婦の場合は、「ケンカはしても、次の日まで持ち越したことはない」のだとか。
家族のムードメーカー役という夫の太郎さんによると、夫婦円満のコツは「言いたいことをガマンしないこと。お互いが一番の話し相手だから、ケンカしても翌朝には話しかけちゃうんです」と笑います。
子育てのこと、将来のこと、家計のこと……。夫婦で意見が分かれたときは、「夫の意見を尊重する」のがマキさん流。ただし、「受け止めることと、受け入れるかどうかは別問題」とも考えているそう。
「かといって、すべて相手に従うわけではなくて(笑)。あからさまに反論はしないけど、自分の意見は手放しません。相手の主張をのみ込んだフリをして、あとからこっそり軌道修正することでスムーズにいくこともあるんですよね。受け止める前に言い返すとケンカになるけど、いったん自分ごととして受け止めれば、相手も満足します」
<マキさん夫婦 円満の秘訣 #02>
互いの領域には“踏み込まない”
今では「洗濯は夫、料理はマキさん」と家事分担もできているマキさんたちですが、かつては、夫が家事や育児に積極的ではなく、「不満がたまっていた」と振り返ります。
「家事も育児も、9割は私が担当。そこから5年くらいかけて、少しずつ夫の分担を増やしていきました。同じように悩んでいる人は大勢いると思いますが、わずか1か月や半年で変わってもらうのは難しい。少しずつ得意なことを任せて、やってくれたときはしっかり褒めて感謝する。家族のヒーローになれれば夫自身もうれしいし、自主的に行動してくれるようになります」
YouTubeでも、お互いの役割を決め、二人三脚で制作を進めているマキさん夫婦。
「ただし、相手の領域には文句を言わないのがルール。これは子育てや家事にも通じることで、目的は同じだけど、その過程では相手の考えを尊重し、踏み込みすぎないことも大事なんです」
<マキさん夫婦 円満の秘訣 #03>
将来の“子離れ”も視野に入れて、二人の時間をつくる
家事の工夫などを発信しているYouTubeの動画は夫婦で制作。スケジュールと撮影、動画の編集を夫の太郎さん、内容をマキさんが担当。休日を使って撮影しているそう。
休日は一緒に散歩したり、外食したりと、二人の時間も意識的につくるように。「下の子が大きくなって、姉妹でお留守番できるようになったので。これからは、子離れしていく練習も必要かな、と思っています」
マキさんに聞きました! 夫への不満、どう対処する?
夫婦円満を保つ、シーン別のお悩みQ&A
夫婦間にありがちなケンカの種や、モヤモヤのもと。よくあるお悩みに、マキさんに「私ならどうするか」を答えてもらいました。
Q1. 夫が家事をしてくれません
共働きなのに夫が家事に非協力的。忙しいのはお互い様なのに……。もっと手伝ってもらうにはどうすればいい?
-
- A. 自主的に参加できる流れをつくって
私は5年ほどかけて家事スキルを身につけてもらいました。大事なのは“やらされてる感”を出さないこと。散らかっていても何も言わず、相手が自主的に気づくのを待ちます。そこで掃除をしてくれたらありがとう!と褒めることで、自ら担当してくれるように。
Q2. 育児の方針について意見が食い違います
夫は子どもに甘く、すぐにおもちゃやお菓子を買い与えるのが困りもの。育児の方針を夫婦ですり合わせるには?
- A. 相手が納得できる提案をしてみて
うちも以前はそうでした! パパは子どもといる時間が短いから、おもちゃやお菓子で気を引きたくなる気持ちもわかるんですよね。でも同じお金なら、習いごとなどもっと身になるものに使ってあげたいよね?と提案すると、夫も徐々に買わなくなりました。
Q3. 夫は帰ってからもスマホを見てばかり……
もっと育児や家事に参加してもらい、家族でコミュニケーションをとりたいのに、長時間スマホを見ているのが不満です。
- A. 夫が得意な分野で協力を頼んで
私も以前は同じことで悩んでいました。ただ夫自身もゲームが生産的な時間とは思っていないはず。子どもの縄跳びや走り方の練習に付き合ってもらうなど、得意なことを任せてみては? やることが増えて忙しくなれば、スマホの時間も自然と減ると思います。
Q4. 趣味や飲み会よりも家庭を優先してほしい
平日は同僚と飲み会ばかり。休日も友だちと遊びに行ってしまって、家族とゆっくり過ごしてくれません。
- A. 居心地がいいと思える家づくりを意識
まずは「外出するのが面倒だな」と相手が思うくらい、家を居心地のいい場所にすること。子どもがいるなら、遊ぶときに「パパにお願いしてみたら?」と言って、父子の時間を増やしてもらいます。子どもが“パパっ子”になれば、自然と家にいるのが楽しくなるはず。
Q5. 相談したいのに時間をつくってくれない
子どものことや将来のこと、話し合いたいことがたくさんあるのに、話を聞いてくれない夫に困っています。
- A. リラックスした空気で話をしては?
前もって「話があるんだけど……」と伝えると、相手も構えてしまいますよね。お茶とお菓子を用意し、リラックスした雰囲気をつくってから切り出してみてください。いつも小言ばかりだと夫も本気で取り合わなくなるので、普段は深刻にならないようにしています。
Q6. 夫のもので部屋が散らかるのがイヤ
夫がものを捨てられないタイプ。気づけば部屋が夫のもので埋まってきて、イライラしてしまいます。
- A. 自由にできるゾーンを設定しましょう
うちの夫はミニマリストでものが少ないのですが、もし私なら家のレイアウトを工夫してリビングやダイニングから見えない場所に置いてもらいます。「ここならOK」と夫が自由にできるゾーンを決め、その範囲内で管理してもらってはいかがでしょうか。
お話を伺ったのは……マキさん
photograph:Keiko Ichihara text:Hanae Kudo web edit:Mina Ota
リンネル2021年2月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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