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:【日々猫好日】旅先で出会った、やさしい理解者ロン(フォトグラファー 砂原文さんより)
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毎日、愛猫との出会いや幸せを感じるエピソードをご紹介する「日々猫好日」。最終日となる今日、登場するのはフォトグラファーの砂原文さんの愛猫ロンです。
ロンとの出会い

2005年のクリスマスイヴ、夫と訪れた与論島で出会いました。当日は朝からすったもんだがあって、ようやくようやく辿り着いた与論島。コテージの部屋に着き、「はーーやれやれ...気分でも変えよう...」と窓をガラリと開けると、「にゃあにゃあにゃあ」と、どこからか聞こえました。
声の行方を探すとなんとすぐ下の庭に、私たちの部屋に向かって一生懸命鳴く仔猫が。慌てて庭に出て駆け寄ると、なんの迷いもなく夫のひざにポンと飛び乗り、「にゃー!にゃー!にゃー!」と鳴き続けました。
ちょうど春に一軒家に引っ越して、「出会いがあれば猫ちゃんをお迎えしたいね」と話していたところだったので、これは運命かも……と家族に迎えることに。
ホテルに相談すると、「野良ちゃんの迷子でしょうから、良かったら連れて帰ってあげてください」とのことで心が決まりました。
猫の優しさに救われる日々

いつもなにかを見張っています。

横顔もかっこいい。家族を守ってくれています。

初めて娘と会った瞬間。ごあいさつに来てくれました。

クリームが大好きです。

適度な距離感で一緒に過ごした、大切な相棒ようちゃんと。

出会った日のロン。抱っこされて安心しました。
私にとって初めての猫がロン。それまでは「猫ってかわいいな」とは思っても、どこかで”猫”という存在を軽んじていたのかもしれません。猫がここまで感情表現が豊かな生きものだとは思っていませんでした。喜怒哀楽にあふれ、いつでも全力で家族への愛がいっぱい。どんなときも味方になってくれる猫は、ある意味人間の家族よりも私の理解者かもしれません。
娘の青が生まれ、産後の不安定な時期、深夜眠れないとき、そっと側にいてくれたり(夫は熟睡。いや全然いいんですが。笑)。昨年は、16年一緒に暮らしたロシアンブルーのようちゃんがお空に逝ってしまうという、とても悲しい体験をしました。ロンは自分もすごく悲しかったのもあると思いますが、その後ずっと、毎晩毎晩私の側にべったりくっついて寝てくれるようになりました。
ロンのやわらかさ、温かみにずいぶん救われました。なんとなくようちゃんは夫担当、ロンは私が担当みたいな役割があったので、ロンはきっと全力で私をなぐさめてくれているんじゃないかな、と感じています。
猫って本当に優しいですね。
愛猫にひと言
「一緒にいてくれてありがとう。威張ったりしている姿もかわいいよ。いつでもロンはロンらしくいてね。どんなロンも大好きだよ」
edit : Mayumi Akagi
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