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:【女子旅 奈良県】 興福寺・ならまちを巡る、新しくて懐かしいエナジーチャージ旅
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奈良市中心部に位置する世界遺産・興福寺は奈良を代表するお寺の一つ。お寺を中心として北側には個性的な店舗が点在し、南側には町家を改装したレトロな店舗が広がり、歩いてまわれる距離に観光スポットが点在しているので、初めて奈良を訪れる人も楽しめるエリアとなっています。秋は奈良でゆったり、そしてエネルギッシュに旅を楽しんでみませんか。
ならまち旅の拠点にした宿は…
〈NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち〉

今回の旅の拠点は、近鉄奈良駅より徒歩7分の「NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち」。
実は奈良は日本で初めてお米を使った酒造りが行われたといわれていて、なかでもならまちには春日大社から流れる水脈に沿って酒蔵が並んでいました。このホテルはそんな酒蔵を修復してつくられ、日本酒と奈良の歴史や新たな魅力が発見できる宿となっています。

ホテル入口近くのレストランは酒蔵の土間をリノベーション。古い梁などが残り、趣が感じられます
くつろげる“おもてなし”を感じられる宿

かつての蔵の面影を残したお部屋は窓から差し込む光が美しく、このままずっとのんびりしていたくなってしまう……。
ほかにも茶室を活かしたお部屋や、庭を眺められるお部屋などもあり、部屋ごとに異なる空間を楽しめるので、ぜひ気になるお部屋をチェックしてからの予約がおすすめです。

カップやグラス、アメニティなどもおしゃれでこだわりが感じられます。

酒粕を使った入浴剤も!酒蔵ならではのサービスが素敵です。

地元食材をふんだんに使用した料理が楽しめるレストラン

大和牛や大和野菜など、地元奈良の旬の食材を使用した食事と日本酒のペアリングが楽しめるディナー。カウンタースタイルで、調理の過程もライブ感たっぷりに楽しめるのもポイントです。おいしい食事とお酒を楽しんでから、お部屋に戻ってゆったり過ごせるのが最高……!

朝食には酒粕を使った粕汁が。滋味深くやさしい味わいで、1日の始まりにぴったりだなあとしみじみおいしさを感じました。
こちらにも大和野菜などの地元食材がたっぷり。お腹いっぱい、元気に観光をスタートできそうです!
「日本酒の日」イベントを9月29日(日)に開催!
また、10月1日の「日本酒の日」に合わせて、奈良豊澤酒造のお酒と地元食材・NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまちを身近で体感できる、1日限りの限定イベントが開催されます。
事前予約不要・入場無料のイベントなので、お気軽に参加してみてくださいね!
NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち
奈良県奈良市西城戸町4
TEL:0120-210-289
奈良市中心部に位置する世界遺産
〈興福寺〉

藤原氏の氏寺として、710年の平城遷都とともに創建された興福寺。
国宝・五重塔は現在約120年ぶりとなる大規模修理中(逆に今しか見られない姿でもありますね)ですが、注目は創建当時の様式で復元された中金堂。華やかな極彩色が印象的で、天平時代の人々もこのお堂を見ていたのか……と感慨深かったです。
11月には夜間特別拝観が実施され、お堂が特別にライトアップされるとのこと。建築様式の美しさや色彩のコントラストが日中とはまた違った雰囲気で感じられそうです。

堂内中央の釈迦如来座像。透かし彫りの光背が華やかで圧巻
11月には三重塔の特別拝観プランも


限定の切り絵御朱印。細かい部分まで美しい……!
興福寺には五重塔だけではなく三重塔(国宝)もあり、こちらは境内で一番古い建物。
毎年7月7日の弁才天法要に合わせ、年に一度だけ開扉されているのですが、JR東海のEXサービス会員向け観光プラン「旅先予約」限定で、11月23日(土・祝)、24日(日)に特別開扉を実施。限定の切り絵御朱印を受け取ることができます。
様々な年代の国宝仏像が並ぶ国宝館

国宝の木造金剛力士像などが並びます

中央は運慶作とされる、旧西金堂本尊の木造仏頭(重文)

阿修羅像(国宝)

千手観音菩薩像(国宝)
国宝仏像や絵画、古文書などを多数収蔵している国宝館では、旧食堂本尊の千手観音菩薩像(国宝)を中心として、様々な年代の国宝仏像を拝観することができます。歴史にそこまで詳しい…というわけではなくても、教科書で見たことのある仏像などが次々と出てくるので「これは知ってるぞ…!」と楽しむことができました。
写真ではなかなか伝わりにくいのですが、スケールの大きさや細かな技術は圧巻……!ぜひ実際に訪れて目で確かめてみていただきたいです。
※国宝館の仏像の写真は特別な許可を得て撮影
興福寺
奈良県奈良市登大路町48
拝観時間:9:00~17:00(受付終了:16:45)
拝観料:中金堂 大人 500円、国宝館 大人 700円
奈良は今スパイスカレーがアツい⁉
ランチにおすすめ 〈cafe & gallery メカブ〉
実は奈良には近年、スパイスカレーのお店が続々登場。
シルクロードの終着点でもある奈良は日本におけるスパイス発祥の地とされ、奈良時代に唐から日本に渡ったスパイスの多くは今も正倉院に納められているのだとか。

スパイスカレーランチ(¥1300 ※ドリンクは除く)
そんなスパイスのまちで注目なのが、11月限定で「cafe&gallery メカブ」のランチメニューとして提供される「たぬきカレー」。
こちらは興福寺執事長を務める辻明俊さんの監修のもと、室町~江戸時代に記されたという『多聞院日記』に出てくる「たぬき汁」をカレーに落とし込んだもの。
こんにゃく、大根、ごぼうをメインに、高野豆腐やレンズ豆・ひよこ豆などで食感をプラスした一皿。隠し味には地元酒蔵の酒粕が使用されています。多彩なスパイスにさまざまな食材が混ざり合い、唯一無二の味わい。物足りなさなどはなく、とても満足感がありました。

壁紙のカラーリングが印象的な店内。写真家でもあるオーナーが撮影した写真が飾られています
cafe & gallery メカブ
奈良県奈良市西木辻町208 2F
TEL:080-6022-1985
営業時間: 11:00~17:00(L.O.16:00)
定休日: 日・月・火曜・祝日
ゆったりと庭を眺めて和スイーツを楽しむ
〈今西家書院〉

室町時代初期の書院造を今に伝える重要文化財である今西家書院。建物の見どころやしつらえをスタッフの方が丁寧に説明してくれます。
喫茶もできるスペースとして開放されているので、観光で歩き回ったあとのひと休みに、よくお手入れされたお庭を眺めてゆっくり過ごすのも◎。

デザートプレートと奈良の和紅茶 ¥2,000(※入館料込)
おすすめはデザートプレートと奈良の和紅茶のセット。「春鹿」の大吟醸酒粕を使用したアイス最中、季節の和菓子、干菓子がひとつのプレートにのっています。
アイス最中は酒粕の風味はほんのり。地元奈良の牧場のミルクを使い、卵は使わずに作られたアイスは甘すぎずさっぱり、すーっと溶ける口溶けのよさでした。

干菓子は近江の餅米と阿波の和三盆の蜜だけでつくられたお煎餅。お菓子も器も鹿モチーフなのがかわいい!
今西家書院
奈良県奈良市福智院町24-3
TEL:0742-23-2256
見学時間: 10:30~16:00(受付、L.O.15:30)
休館日: 月・火・水曜日および夏期・冬期・貸切時
見学料: 一般400円、学生・70歳以上350円
老舗酒造の日本酒飲み比べができる
〈今西清兵衛商店〉

先ほどの今西家書院のアイスでも登場した、清酒「春鹿(はるしか)」の醸造元として知られているのが、明治17年創業の老舗酒蔵「今西清兵衛商店」。今西家書院とはお隣なので、どちらも巡るのがおすすめです!

きき酒 5種類 ¥700
店内には、蔵元が誇る銘酒の数々がずらり。こちらでは代表的な「純米 超辛口」から季節限定のお酒まで、バラエティに富んだ5種類のお酒のきき酒ができます。写真左の「発泡清酒 ときめき」は飲みやすくシャンパンのようで海外の方からも人気なのだそう。
また、日本酒以外にもみりんや甘酒、「春鹿」を使ったバームクーヘンもおみやげとしておすすめ。じっくりと1本ずつ手焼きしたバームクーヘンは甘さの中にふわりとお酒の香りが感じられ、スイーツ好きもお酒好きも納得のおいしさです。
今西清兵衛商店
奈良県奈良市福智院町24-1
TEL:0742-23-2255
営業時間: 10:00~17:00(きき酒の受付は16:30まで)
定休日: 4月~9月の第2・第4火曜日、お盆・年末年始・イベント開催時 など
新旧が融合した「ならまち」でエネルギーをチャージ!

興福寺は奈良公園からもほど近いので、鹿がたくさんいました
今回は興福寺周辺のおすすめスポットをご紹介しました。
酒蔵をホテルにリノベーションしたり、歴史ある建物をそのまま残していたりと、まち全体として古いものを大切にしながらも、新しい風を取り入れていく姿が印象的でした。まだまだ魅力的な観光スポットがたくさんありますので、ぜひ訪れて楽しんでみてくださいね。
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edit & text:Liniere.jp
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