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:【女子旅 ラオス】世界遺産の街で体験した手仕事と料理教室|エッセイスト柳沢小実さんのラオス旅行記 第5話
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リンネルの創刊から誌面を一緒に盛り上げてくれている、エッセイストの柳沢小実さん。
旅行がライフワークで、旅に関する著書も多い小実さんが、3年連続で年末にゆっくり滞在しているというラオスの世界遺産の街・ルアンパバーンに行ってきました。
今回は、世界遺産の街で体験した手仕事と料理教室の様子をお届け。
現地の職人と出会い、手を動かすワークショップは、旅の思い出をより特別なものにしてくれるはず。
心に残るアクティビティで新しい発見を体験してみて!
ラオスの旅について綴ってくれるのは……
アクティビティの探し方


観光名所を巡って、その土地ならではの美味しいものを食べて、お土産を探す。旅のすごし方はそれだけでも十分ですが、ここ数年はそれらに加えて、文化や自然を体験するアクティビティも盛り込んでいます。
アクティビティに参加すると、ささやかでもその国に一歩踏み込めた気がします。ここから3回に分けて、私が参加したラオスのアクティビティを難易度順にご紹介していきますね。
② SNSで日本人の口コミを検索する 「街名+教室・体験」
③ またはAirbnbの“体験”で街名から検索する。いくつか見つけたら、グーグルマップにある口コミにも目を通す。特に日本人の口コミは感覚が近いため参考になる。
ラオスの手仕事体験
ルアンパバーンのメインストリートにある手工芸品を扱うショップ「OCK POP TOK」で手仕事体験を行っていると、ガイドブックで読みました。織物、刺繍、草木染、オーナメントづくりなどのプログラムがあるそう。お店を訪れて詳しく話を聞いて、草木染体験への参加を決めました。

シルク糸の草木染体験


なぜ草木染を選んだかというと、編み物をするようになって染めに興味を持ちはじめたからです。本来はTシャツやスカーフなどを染めるプログラムでしたが、それらは作っても使わなそう……と思ったので、事前に相談して、シルク糸を染めることになりました。混んでいない時期でスタッフに余裕があり、こちらも材料費分を別途負担するつもりでいたため、柔軟に対応していただけました。


草木染めの色素はすべて自然由来。まず他の参加者と共に、草木染に関するレクチャーを受けます。それから自分が染めたい色を選んで、その色の原料となる素材(木の皮や植物など)を細かく刻んで、鍋でぐつぐつと煮て染め液を作ります。そして、そこに無色の素材を浸して煮込み、着色します。




色の濃さは、染め液の濃さや煮込み時間によって変化するそう。いい頃合いで引き上げて水洗いし、天日で乾かします。
乾かしている間に織物体験をしている方たちを見学して、私もまた別の機会に織物を体験してみたい! と思いました。何がどう作られているか、プロセスやその手間を知るのは面白いですね。


ラオスの料理教室

もうひとつ、ラオス料理の教室にも参加しました。これまで台湾、ハノイ、バンコクでも料理教室に参加して学びが多かったので、ラオス料理も習ってみたかったのです。
料理教室は英語で行われることが多く、参加者も観光で訪れた外国人がほとんど。観光客向けの料理教室は初心者向けのメニューが選ばれていて、家での再現性が高いのがポイントです。ラオス料理は野菜が多いため、自炊メニューに上手く組み込めたらと考えました。


旅行者向けの料理教室は多くの選択肢がありますが、多少割高でも味に定評のある有名レストランなどが主催する教室をお勧めします。なぜなら個人が主催する教室は、楽しかったもののまた作りたいと思うほどの味ではなかったからです。
好きなレストランの料理教室に参加


一番好きなレストラン「タマリンド」の教室があったので、迷わずそこを予約。道具の準備やスタッフの動き、テキストの内容やレッスンの流れも考え抜かれていて、充実した時間がすごせました。そして何よりレシピの質が高かった。一緒に行った人と組んで自分たちの分を作るため、好みの辛さにできた点もよかったです。
ちなみに、説明付きで市場に行きたいなら、買い出しありのコースを選ぶといいでしょう。

お店のシグニチャーメニューも習えました
体験して感じたこと

これらの体験を通じて、身の回りにある材料でなんでも作れるということをあらためて学びました。買うだけでなく、自分で作り出したり、工夫したり、苦労する豊かさを忘れずにいたい。だって、それが暮らしの喜びですから。
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text & photo : Konomi Yanagisawa
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