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:【1泊2日の女子旅 石川県金沢】 伝統文化&アートをめぐる、「OMO5金沢片町 by 星野リゾート」を拠点にした金沢の旅
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北陸随一のグルメタウン・片町に立つ「OMO(おも)5金沢片町by 星野リゾート」を拠点にした1泊2日旅の2日目は、金沢の伝統文化とアートに触れる体験をレポート!
兼六園や金沢21世紀美術館、近江町市場へも徒歩10分圏内の便利なロケーションで、滞在中はもちろん、チェックイン・アウトの前後も充実した時間を過ごせるのが魅力でした。
OMO5金沢片町からアクセスしやすく、金沢をたっぷりと楽しめるおすすめの場所をご紹介します。
金沢らしい朝食で一日をスタート


今回泊まったスーペリアルームは洗面台がふたつあるのが嬉しいポイント。朝の身支度もスムーズに行えて、まさに女子旅にぴったりです。サクサクと準備を済ませて朝食へ向かえば、2日目もたっぷり遊べそうです。


朝食は1階の「OMOカフェ&バル」で。ワンプレートの朝食は、棒茶茶漬け、アメリカンブレックファースト、クロックムッシュの3種類から選べて、セルフのドリンクもヘルシーなラインナップです。

せっかくなので、金沢らしい棒茶茶漬けをチョイス。副菜とサラダもたっぷりで、胃袋が忙しい旅行中には嬉しい内容です。
SPOT
01
朝の静かな
「金沢21世紀美術館」を満喫する
お散歩ツアーが人気

球体のパビリオン「まる」2016
食後はパッキングを済ませて、ご近所ガイドOMOレンジャーと行く“金沢21世紀美術館お散歩ツアー”に参加。美術館に向かう道のりでも地元のお店や歴史を紹介してくれるので、チェックアウト後の楽しみが広がります。

ツアーでは「金沢21世紀美術館」を愛するOMOレンジャーが、創立の背景や作品の裏話、館内の穴場スポットを紹介してくれます。


ヤン・ファーブル《雲を測る男》1998年

シルパ・グプタ《無題(ここに境界はない)》2005-2006 /2011
館内は展覧会ゾーンと無料の交流ゾーンで構成されていて、ツアーでは交流ゾーンを見学。開館直後の館内はまだ人も少なく、アートをゆったり鑑賞できるのも魅力です。写真も撮りやすく、ベストショットが狙えます。

ウサギの耳をイメージした「ラヴィットチェア」

アルネ・ヤコブセンのスワンチェアが並ぶアートライブラリー

芝生エリアに点在する「ドロップチェア」
作品以外にも、館内や芝生の広場に並ぶさまざまな椅子も見どころで、座って休憩できるのはもちろん、フォトスポットとしても人気です。

金沢21世紀美術館
無料ゾーンだけでもたっぷりアートを堪能できて満足度大。ツアーは現地解散で、最後にはオリジナルのガイドマップがもらえるので、そのまま町歩きへ出かけることも。引き続き、美術館の展覧会ゾーンを鑑賞するのもおすすめです。
SPOT
02
「野田屋茶店」で
加賀棒茶の飲み比べ&
お茶スイーツを堪能

チェックアウト後は、ホテルから歩いて5分の「野田屋茶店」へ。こちらは1859年(安政6)年創業の老舗で、直火と砂煎りの2種類を合わせた独自の焙煎方法を守り続けています。


焙煎前の茎。焙煎に使う白砂は静岡の大井川から取り寄せたもの

焙煎度合の異なる3種類の加賀棒茶
女性焙煎士が焙じる加賀棒茶は、一番摘みの柔らかい茎のみを浅く焙煎した「極」、中深煎りで香り高い「薫」、深煎りでややスモーキーな「並」と、焙煎度合いが異なる3種類が揃います。

飲み比べでは「極」と「薫」を試飲させてもらうことに。「極」は甘さが広がる上品な味わいで、「薫」は甘さと香ばしさのバランスがよく、どちらも個性が際立つおいしさです。

ほっこり加賀棒茶パフェ¥1,000

加賀棒茶ラテ¥650

抹茶(菓子付)¥650
店内のカフェでは、加賀棒茶や抹茶をはじめ、お茶尽くしのパフェやぜんざいなど、お茶専門店ならではのメニューがずらり。飲み比べの余韻そのままに、カフェでも“お茶の奥深さ”を堪能できました。
野田屋茶店
石川県金沢市竪町3
TEL:076-221-0982
9:30~18:30 無休
https://www.nodayatea.jp/
SPOT
03
加賀水引の老舗「加賀水引 津田」で
アクセサリー作り

石川県にはさまざまな伝統工芸があり、実際に職人技を体験できるスポットも充実。金沢旅2日目は、その中からOMOレンジャーに教えてもらったお店をめぐることに。
まず訪れたのは、ホテルから歩いて9分の「加賀水引 津田」。水引といえばご祝儀袋の平面的な飾りを思い浮かべますが、「加賀水引」は和紙の折型を立体的に仕上げ、アート作品のような水引結びで飾るという華やかなもの。そのスタイルを100年以上前に創案したのが、この店の創業者である津田左右吉さんです。

2階の体験スペースでは、初代が残した図案集や貴重な資料も見学できる

事前予約制の水引体験では、アクセサリーやストラップ、ブローチ、ポチ袋などから好きなものを選べて、当日サンプルを見ながら決められるので安心です。

今回はピアス作りに挑戦することに。まず好きな色の水引素材を2~4本選び、花の形の水引細工を作っていきます。


職人さんと同じ作業なので思ったより難しいのですが、その分、完成度が高いものが作れるということ。スタッフさんも根気よく丁寧に教えてくれるので、時間内に左右ふたつの花を作ることができました。あとは金具をつければピアスの完成です!

出来上がったピアスは台紙付きでケースに入れてもらえるので、売り物のような素敵な仕上がりに思わず感動。自分で作ったもので、初めて自慢したくなるものができました。
加賀水引 津田
石川県金沢市野町1-1-36
TEL:076-214-6363
10:00~18:00、土曜~12:00(体験は平日10:00~15:00)
日定休
https://kagamizuhiki.com/
SPOT
04
金沢が誇る「金箔」の世界を堪能

次に訪れたのは、国宝の修復にも使われる「縁付金箔」の技術を継承する「箔座」。金箔は金沢を代表する伝統工芸のひとつで、現在では日本の金箔は100%金沢産なのだそう。箔座の本店では、伝統的な金箔の製法「縁付金箔」を学びながら、実際に箔づくりを体験できます。

金箔に関する資料を展示したスペースに通されると、目の前には縁付金箔約4万枚で仕上げた「黄金の茶室」が! 煌びやかな輝きに圧倒されながらも、金箔の美しさを間近で体感できます。

ほかにも、伝統的な製造工程や職人さんの作業の様子も見学でき、その繊細さや気の遠くなる作業に驚きつつ、これまで遠い存在に思えていた金箔への興味がぐっと深まります。

「縁付金箔」についてひと通り学んだ後は、いよいよ箔づくり体験! 3つあるコースのなかから、「移し仕事(箔移し)」に挑戦します。箔移しとは、1万分の1mmにまで伸ばした金箔に、竹枠を当てて切り揃える工程のこと。聞くと簡単そうですが、0.0001mmの金箔は光が透けるほど薄くて破れやすく、細心の注意が必要です。


わずかな空気の揺れでも吹き飛んでしまうので、もちろん会話も厳禁。素早い動きもダメなので、自然と集中力が高まります。その分、破れずに仕上がったときの喜びは格別。指先で感じる金箔の繊細さに、しみじみ職人技の尊さを実感しました。
箔座本店
石川県金沢市森山1-30-4
076-251-8941
9:30~17:30 無休
https://www.hakuza.co.jp/
「OMO5金沢片町」のご近所アクティビティやスタッフのおすすめを通じて、地元グルメや伝統文化を深く知ることができた金沢の旅。1泊2日とは思えない充実ぶりで、行きたいお店も数えきれないほどに。“またすぐ来たい”と思わずにはいられない、発見と学びにあふれた旅になりました。

OMO5金沢片町 by 星野リゾート
石川県金沢市片町1-4-23
TEL:050-3134-8095(OMO予約センター)
宿泊料金:1泊1室16,000円~(税込、食事別)
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5kanazawakatamachi/
photograph & text:Chiaki Tanabe
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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