CULTURE

麻生久美子さん「私にとってリンネルは特別な雑誌」【リンネル創刊15周年リレーインタビュー vol.1】 麻生久美子さん「私にとってリンネルは特別な雑誌」【リンネル創刊15周年リレーインタビュー vol.1】

出産と子育て、そして仕事との両立。

リンネル創刊15周年インタビューリレー連載で出産や子育てについて、語る麻生久美子さん。

―この15年のなかで、麻生さんにとっていちばん大きかった出来事を挙げるなら?

やっぱり子どもが二人生まれたことですね。自分の時間が100からいきなりゼロになった感じがして、最初はすごく戸惑いました。
もちろん、子どものことを考える時間は幸せだけど、今まで当たり前にできていたことが、急にできなくなったので。

特に一人目のときは産後の体調不良からなかなか回復できなくて。リンネルの連載でも漢方について教わりましたよね。
それくらい子どもを産むって大変なんだな、と身にしみました。

―とはいえ、産休からお仕事への復帰は早かったですよね。

そうなんですよ。5月に出産して、もう翌年の1月にはドラマ「泣くな、はらちゃん」に出てましたから。
当時は大変でしたけど、私の場合、働いていたほうがバランスが取れて、体調もよくなると気づいたので。

本当は子育てだけに集中したい気持ちもあったけど、そうすると自分が自分らしくなくなって、落ち込んでしまう。
それがわかるまで、ちょっと時間がかかってしまいましたけど。

―ご自身の考え方や価値観も、この15年で変わりましたか?

そんなには変わらないと思うけれど……。でも、「自分はこういう人間なんだな」みたいなことは、年を重ねるごとにだんだんわかってきますよね。
昔はよくも悪くも、「もっとこういうことがしたい」という野望もあったし、無謀だったかも。

でも今は「この状況だと私にできるのはここまでかな」「私の性格では、これは難しそう」と冷静に考えられるようになって。
自分で限界を決めているわけではないですけどね。苦手なことをなんとか克服したい、と思ってずっとがんばってきたけど、やっぱり苦手なものは苦手(笑)。
最近はそう思えるようになってきました。

―30代から40代は、女性にとってライフスタイルや心身の変化も大きい年代ですよね。

でも、自分との付き合いかたみたいなものがわかってきますよね。自分が落ち込みはじめたときも、「来たな」とすぐに気づけるし、「前向きになるためにはこうすればいい」と対処できる。
だから、前よりも楽といえば楽です。

次のページ初めて撮影したときのこと、今でもよく覚えています!

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