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:【エッセイスト柳沢小実さんのタイ旅行記 第3話】 夏旅のヘアメイク
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:リンネルの創刊から誌面を一緒に盛り上げてくれている、エッセイストの柳沢小実さん。旅行がライフワークで、旅に関する著書も多い小実さんが、今とっても夢中になっているのがタイ。この夏、3週間の滞在を経て新たに見つけたタイの魅力を、発信してくれます。
【エッセイスト柳沢小実さんのタイ旅行記 第3話】 夏旅のヘアメイク
タイの旅について綴ってくれるのは…
旅の前のコスメ支度
ヘアメイクは、年齢とのつき合い方も含めて、その人の価値観がダイレクトに反映される分野です。私自身、コロナ期間を経てウェルネス志向がさらに強まりましたし、ビューティは自分のためという考えに変化しました。基本的に、スキンケアは健やかな肌であることを目指していて、メイクはナチュラルで時々カラーメイクという感じです。

旅では写真を撮ることも多いから、髪にあらかじめストレートパーマをかけておきます。そうすると、ホテルの小さなドライヤーでも、手ぐしですぐにいつもの自分になれる。髪形は印象の大きなパートを占めるので、これだけは旅の前に必ずしています。そして同様に、まつ毛エクステも目もとの印象を強めてくれるので、旅の前にする方も多いですよね。
ヘアケアアイテムは2つ
“旅では普段と全く同じにはできない”という前提で、ある程度割りきってミニマムにしています。それでも、「これじゃなきゃダメ」なアイテムは持っていく。香りがよくてヘアと手とボディにも使えるN.(エヌドット)のポリッシュオイルと、ジョンマスターオーガニックのワックスは、スーツケースに入れています。

いい香りのヘアオイルは、緊張をほどいてくれる。余ったら手やひじにすり込んで。ホテルは空調がきいていて乾燥するから、一石二鳥なアイテム。何年もリピートしているジョンマスターのワックスは、小さな容器に詰め替えて持参します。

シャンプーは色々使ってみたいので、持参したり、ホテルの部屋にあるものを使ったり、現地で買ったりも。
タイに来て最初に気づいたのは髪の変化。その原因は水です。調べてみたら日本は軟水で、タイはヨーロッパほどではないものの、日本よりミネラルなどの含有量が多い中軟水。水質は基準値内でも水道管の汚れもあるため、水道水はそのまま飲まないほうがいいといわれています。
中軟水はシャンプーのミネラル成分などが髪に残ってきしみの原因になるそうで、バンコク在住の友人たちはシャワーにも浄水器をつけたり、髪や身体をすすぐときに最後にミネラルウォーターで流したりしているようです。当たり前と思っていたけれど、水道水をそのまま飲めるのはとても恵まれていることなのですね。
いつもの愛用品を詰め替えていくか問題
さて、日々の相棒を旅に持っていくにあたって、詰め替えるかどうかという問題があります。私は詰め替えること自体も残ったものを使いきるのも面倒で、中身が何だったか忘れることもしばしば。そこで、数日の旅はスキンケアの試供品を持参するか、トラベルキットで新製品を試す機会にしています。

試供品は溜めこまずに、どんどん使っていきます。
メイクは軽めでも日焼け対策は入念に
バンコクで強烈な太陽を浴びているのに焼けていない友人いわく、「どんなに汗をかく環境でも、日焼け止めかファンデーションをこまめに塗り直していれば大丈夫」とのこと。で、日焼け止めは日本の製品が優秀だそうですよ。

暑くて崩れやすいから、重ねすぎず日焼け対策だけしっかりと。
旅先のメイクは普段よりさらに軽めにして、アイテム数も絞りこんでいます。OSAJIのニュアンスフェイスカラーを目もとと影をつけたいところに置き、アイシャドウとチーク、ハイライトを兼ねるTHREEのシマリング グロー デュオで光と血色感を足す。これだけでヘルシーな肌が完成します。
実は美容大国なタイ。
バンコクでコスメを現地調達
バンコクで見たり聞いたりした美容事情。タイは韓国に次ぐ美容大国といわれていて、特にパッケージがお洒落な若者向けのコスメブランドが豊富です。コンビニには、小分けのスキンケア&メイクアイテムがみっちりと並んでいて、試してみたくなる。
そして髪形は、前髪なしで真ん中分けのストレートの人が多いですね。また、歯にかなり気をつかっている印象でアイテムも豊富なので、私もホワイトニング効果のある歯磨き粉をいつもお土産にしています。


タイの高級アロマブランドHARNNのフェイシャルミスト。タイはハーブやお花の原産国のため、アロマ系アイテムの質が高い。

SOSの美容液(左)がお気に入り。小さいボトルで持ち運びやすく、何度もリピートしています。

コルゲートのホワイトニング歯磨き粉。こちらも行くたびに買っているもの。
タイはネイルも安価でかわいい!
そうそう、タイはネイルが安いので、ぜひお試しを。ヘアサロンはあまり見かけないですが、ネイルサロンは街のあちこちや駅構内にもあります。おしゃれの参考にしている俳優さん行きつけのサロンで施術してもらって、旅の間ずっと気分よくすごせました。

おしゃれ感度の高い俳優さんが通っているサロンで施術してもらったネイル。ぷっくりしていてすごくかわいい。落とすのが悲しくて、このあとセルフネイルでうさぎモチーフを練習しまくりました。
ビューティもファッションも、自分を愛するための大切なパート。旅だからと諦めずに、“ほどほどにいい感じ”でいたいものですね。
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取材協力:タイ国政府観光庁
photo & text : Konomi Yanagisawa
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