実は、深く連動しているメンタルと女性ホルモン。心の乱れや不調をケアして、授かりやすい体へ。リンネルスタッフの妊活経験談やおすすめアイテムもご紹介します。
授かる力を上げるには、ストレスとメンタルケアを
女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは脳からの指令で卵巣から分泌されます。ふたつがバランスよく正しいリズムで分泌されてこそ、妊娠する力が働きます。
女性ホルモンの分泌量は一生分でわずかティースプーン1杯ほど。20代後半にピークを迎え、その後は減る一方です。どんなに若く見える女性でも卵巣は年相応。ホルモンの量は減り、バランスが崩れやすくなります。
また、メンタルと女性ホルモンは深く連動しています。女性ホルモンのバランス変化の影響で、月経周期ごとに女性の心は乱れがち。
特にエストロゲンとプロゲステロンの分泌が急変動する月経前は、心と体に不調が起こりやすいのでがんばりすぎず、自分をやさしくいたわりましょう。
TIP01:疲れがたまったらアロマ&ハーブの力を借りて
ラベンダーなどには鎮静作用・緩和作用があり、自律神経の乱れを改善するといわれています。ストレス解消にアロマテラピーは効果大。アロマやハーブで心や体が失ったバランスを取り戻しましょう。
TIP02:就寝前はスマートフォンから距離をとる
脳の興奮をしずめて心身を落ち着かせるために、就寝前はスマートフォンを見ないよう心がけて。ブルーライトが目に入ると脳へ刺激を与え、交感神経が高ぶったままに。睡眠の質を低下させます。
SNS依存で自律神経がダウン
四六時中、スマートフォンを手放せない人は、要注意。SNSに縛られているプレッシャーや焦燥感がストレスになり、自律神経が乱れてホルモンバランスにも悪影響を及ぼします。
TIP03:おしゃれして街に出てホルモンにいい刺激を
おしゃれして出かけると気持ちが上がり、まわりへの好奇心も芽生えます。五感の働きも冴え、風や植物の香り、景色の変化などに気づくことが脳への刺激になり、自律神経や女性ホルモンのバランスも好作用を得られます。
メイクセラピーもホルモンに好作用
自分に“うっとり”できるメイクの時間には、セラピー効果があるといわれています。特別な外出時だけでなく、普段から丁寧にメイクをして、疲れやすいメンタルをサポートして。
TIP04:ルイボスティーで卵子を元気に
ルイボスティーには亜鉛、ポリフェノール、SOD酵素など妊活にいい成分が含まれています。特にSOD酵素は、体内の活性酸素を除去する働きがあるので卵子の老化防止に期待ができます。
TIP05:ホルモンバランスを乱す低脂肪乳は避けて
乳製品は成分が無調整のものを選びましょう。低脂肪の牛乳やヨーグルトなどは脂肪分を取り除く過程によりホルモンバランスを変化させ、排卵障害のリスクが高くなるといわれています。
排卵日には卵やナッツ類で授かり力アップ!
丸ごと食べられる卵やナッツ類は栄養価が高く、栄養バランスのいい優秀な食品。エネルギーをたくさん使う排卵の時期に食べましょう。
TIP06:セロトニンを分泌する“笑い”はハッピーの源
不安を感じたらバラエティやお笑い番組を見てお腹を抱えて笑いましょう。幸福感や癒しをもたらす脳内神経伝達物質・セロトニンが分泌され、ホルモンバランスにもいい影響が期待大。
泣けるDVDで心身ともにデトックス
月経前の情緒不安定な時期などは、思いっきり泣いて感情を浄化して。脳に心地よい刺激が与えられ、ホルモンバランスも整います。
COLUMN 私たちの妊活体験談
【フォトグラファー 千葉亜津子さん】
妊活中は、いろいろと気にしすぎるとストレスがたまるので、自分の好きなことを優先して発散するようにしていました。夫と状況を共有することで、かなり軽減できたと思います。
【ライター 仁田ときこさん】
睡眠不足だとすぐ不調になるので、毎日の睡眠の質を上げるよう心がけています。体がリラックスするオーガニックコットンニットのパジャマを着て、決まった時間に起床しています。
photograph:Nao Shimizu styling:Yukino Tomizawa text:Mizuki Sakaguchi illustration: Hitomi Hasegawa web edit:Masako Serizawa
リンネル2020年4月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
仁田 ときこライター・編集者
衣食住をテーマにさまざまな媒体で執筆するライター。趣味は普段の暮らしに薬膳を取り入れること。男児二人を育てる母。最近は自身のカメラで撮影した写真とともに旅コラムを寄稿する。
リンネル.jpでは、旅記事のほか、「yujiさん・仁田さんの福めぐり」連載を担当し、いま行くべきパワースポットを紹介!
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