HEALTH
:「ひどい生理痛」「生理不順」を和らげるツボ押しや温活、セルフケア法【医師監修】
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生理前や生理期間中の腹痛や腰痛、吐き気などの不調、生理が来ない月もあるなどの生理不順、生理前のイライラや落ち込みなどの精神的な症状は放置しないこと。ツボ刺激をうまく取り入れたセルフケアを、麻布ミューズクリニックの玉田真由美先生に教えていただきました。
<婦人科系トラブルのセルフケア #01>
下腹部や仙骨を温める

冷えが気になる日はカイロで。低温やけどに注意して!
おへその下から恥骨にかけたあたりに婦人科系トラブルをやわらげるツボが、また、腰とおしりの間にある三角の骨「仙骨」にも卵巣と子宮の機能を整えるツボがあります。この2か所を生理中もそうでない日も、腹巻などで温めましょう。就寝時も寝冷えしないように注意。
<婦人科系トラブルのセルフケア #02>
婦人科系の不調に効くツボを押す

[血海(けっかい)]
ひざの皿の上から指4本分上のところにある、足の骨のわきにあるくぼみ。ゆっくりぐーっと押し、ゆっくり離す。これを5回ほどくり返して。
[三陰交(さんいんこう)]
足の内側のくるぶしから指4本分上にあるツボ。押すと響く感じがあります。冷えや生理痛に効果的。押し方、回数は血海と同じ。
<婦人科系トラブルのセルフケア #03>
生理中でない日に入浴+ストレッチ
湯船につかり足首まわし

普段からシャワーではなく湯船にゆっくりとつかり巡りをよくする習慣を。生理期間以外は入浴中に足首をぐるぐるまわして滞りをスムーズに。
そけい部のストレッチ

そけい部のリンパの滞りをとり、下半身の筋力を鍛えることで血流をよくするためのストレッチ。股を前後に大きく開き背筋を伸ばしてまっすぐ腰をおろします。毎日行うことが大事。ただし出血の多い日は無理しないで。
<婦人科系トラブルのセルフケア #04>
五感で楽しむことを取り入れる

香りを楽しむ、美しいものを見る、音楽を聞くなど……
生理前から生理中はリラックスする時間を設けて自分を大切にしましょう。リラックスすると副交感神経が優位になり自律神経のバランスを整えてくれます。
不安なときは病院へ
要注意な婦人科系の病気
婦人科系のトラブルは不妊につながる恐れがあります。下記のような症状がある場合、不安なときは病院へ。
■子宮内膜症
鎮痛剤が効かないほど生理痛がひどい、以前より生理痛がひどくなってきた、性交痛があるといった症状があれば子宮内膜症の疑いが。
■子宮筋腫
子宮にできる良性の筋腫。月経量が多くなったり、貧血を起こしたりします。場所によっては受精卵の着床を妨げたり、流産の原因にも
■卵巣のう腫
卵巣の良性腫瘍。腫瘍が小さい場合には自覚症状がないことが多く、健康診断や病院を受診した際にたまたま見つかることも。
■悪性腫瘍
(子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん)
いずれも初期症状が見られない場合もあるため、早期発見のために1年に1度、検診を受けることが大切。生理不順やおりもの、不正出血など異変があればすぐに受診を。
教えてくれた
麻布ミューズクリニック 玉田真由美先生 profile

Illustration:Rumi Nishigori text:Nao Yoshida web edit:Riho Abe
リンネル2018年11月号より
※イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください
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